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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

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2011年1月17日。私は早朝に東京を出て神戸に向かいました。「耐震改修推進会議」の「大勉強会」で、耐震改修の事例を発表するためです。
集合時間の1時間前に到着予定だったのですが、日曜日からの雪で新幹線が大幅に遅れているとの情報があったので、乗るはずの電車の二本前の「のぞみ」に飛び乗ったのでした。それでもぎりぎり。新幹線は1時間半遅れたのでした。雪に弱い新幹線、というところでしょうが、車窓に広がるホワイトアウトした吹雪に実家の長岡へ帰るときに眺める景色と同じだと思い、雪に強い上越新幹線の技術はついぞ「のぞみ号」には採用されなかったのだなと思ったわけです。対費用効果、と言ってしまえばそれまでですけれどもね。
「勉強会」は無事に終了。同じ分科会に登壇された建築家の三澤文子さんと今後の問題点を確認することもできた私にとっても有意義な会でした。

せっかく、神戸まで来たのだからトンボ帰りももったいないと、一夜の宿をとることにしました。宿は人任せでとってもらったのですが、その人が選んでくれたのが新長田駅前のホテル。長田といえば震災の被害が大きかったところです。宿をとってくださった方は、震災の時に三宮の会社に勤務されていた方です。
もう既にあたりも暗くなっていた頃に駅を降り立つ私たちの前にはロウソクの灯りがありました。風も吹いていて、消えそうになりながら炎はともり、消えてしまったところには道行く人が次々と火を灯していました。

家づくりの会でも耐震診断窓口をもうけようと現在準備中です。

アトリエフルカワ一級建築士事務所 古川泰司
by npo-iezukurinokai | 2011-01-25 11:28 | アトリエフルカワ | Comments(0)
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