ポルティコから建物内部を見る
ヨーロッパの旧市街はどこでも基本的に一緒ですが
どんなに建物が大きくても街路に面して入り口は
一カ所しかありません。
この写真はその入り口をポルティコから覗いた所です。
この建物はそれでも解放されている方で、頑丈な扉で
固く閉じられているのが普通です。
左右にある郵便ポストから推測するに、この建物には
約30世帯が住んでいる様です。あるいは町中ですから
一部事務所の様な使い方をしている可能性もありますが。
入り口を入ると中庭があるか階段室があり、そこから各家へ
出入りします。階段室にゆとりがあるとその空間にエレベーターを
設置している建物もあります。
中庭があるケースはガーデンタイプと呼ばれ、大抵庭にバルコニーが
面していてそこから出入りする様です。
いずれにしても我々が普段目にしている日本の集合住宅とは大きく
違いますね。但し日本でも幕張で実験的にこの型式で集合住宅を
建設したことがあるんですよ。上手くいってるのかな??
今回はこれでおしまいですが、私のブログに少し違う視点からも
書いていますので(いや書く予定ですので)ご覧下さい。
田代計画設計工房 田代敦久