諸角さんのつづき、
夕方、鎌倉市役所に寄ってみたら何か暗〜くいや〜な雰囲気、入り口に敷いてある「世界遺産登録」の文字の入ったマットが悲しい!鎌倉組の友人職員も一時期世界遺産を担当し、そして頑張ってきた多くの職員、寺社関係者、市民の方たちを知っているだけに安易にコメントはしたくありません。会う人、会う人、顔を見合わせて苦笑いするばかりの気まずい雰囲気。職員と話しましたが残る連休中も残務があるようです、若手にこの後始末が待っております、ご苦労さまです。大仏殿高徳院住職の話、「この度の評価を契機に、私達市民が文化財を抱える古都での暮しのあり方、町づくりを熟議することでありましょう。」これにつきるでしょう。それにしても4段評価で「不記載」と最低の0点だったわけです。富士山が自然遺産から文化遺産での登録に変えたように鎌倉も同様になりふり構わず登録に向かいました。僕が鎌倉の住んで35年、自主まちづくり、景観条例など整備されましたが景観がよくなったと実感するところはないです。諸角さんも言うように今の鎌倉の相反する現状、名前を暴露したいくらいですが、大手不動産屋は地元と話し合いを拒否し好き勝手、大きな土地は安く仕入れ分割して手数料を稼ぐ拝金主義、友達の優秀な不動産仲間数社は現状の環境を残し分割しないで売ることを模索しています。
我々は土地の所有者が大手不動産屋に相談に行くことをくい止めることを早急にしたいと思っています。といながら先の分割案をあの不動産屋から買った建て主さんが設計の相談に来ている最中、「不記載」は僕らにも責任があるのは確かです。
文化庁(不記載の理由が書かれています、仰せの通り参りました)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sekaiisan/documents/bunkacho.pdf
森 博/森ヒロシ建築設計所(
NPO法人家づくりの会所属)