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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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キャスターの上下する可動クロゼット--HT-house--

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姉妹の寝るスペースのほうも、最初から個室化するのではなく、小学校の間は共同のスペースで広く使ってもらい、姉妹の成長に合わせて、上の子から個室を順々に個室を与えていくという考え方をしました。(図版)
その時に間仕切りにつかってもらうのは、写真の可動クロゼットです。
可動クロゼットは、市販では殆んどありません。
オーダーメードで製作するのですが、その多くが足元にキャスターを付けているだけです。そうすると地震のときに横滑りして普通の家具よりも危険な状態となってしまいます。キャスターにストッパー付きのものを選んでも外れてしまう危険性があります。収納家具は本来固定して使うもの、移動させる機構を持ち込むことには慎重な検討が必要です。
私たちが探し出してきたものは、上下する機構をもつキャスターです。これを組み込むと、通常は家具の台座に仕舞い込んであって、移動するときにキャスターが下りてきて、家具を浮かせることができます。そしてキャスターによって移動させる仕組みとなります。
動かさないときは家具の台座が着地しているので、通常の家具と全く変わりありません。

家具の大きさは布団の大きさで決めましたので、巾も奥行きも押し入れ並みの大きなものです。
個室化するときは、これを移動し、それ以外のすきまになる部分は、おそらく買い足すであろうその他の家具で間仕切りの代わりにしてもらうことになります。
個室化するのは数年先のことですから、そのときにならないと収納量など予想がつきません。私たちは、必要以上につくりこむようなことはせず、しかし、そのときのきっかけになるようにと移動家具をつくらせてもらったわけです。

写真(上)は子ども部屋
写真(中)はキャスターを上下するワイヤーを操作するところ
画像(下)は子ども部屋の将来計画
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白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ   (NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2013-08-04 18:00 | 白崎 泰弘
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