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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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竣工後11年経過した幼稚園

本日は12年以上も前に設計した幼稚園の近くを通ったため、気にな
って覗いてみました。
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連休なのでどなたもいらっしゃらないとおもっていたら、K先生がたま
たまエントランス前にいらして内部に招いてくださいました。
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新緑がとても美しい季節です。
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無垢の松材も年月相応にエイジングして、深まった緑の外部環境とと
もに、建築と環境がより調和したように感じます。
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独立したての時の設計物件のため、今見返すと歯がゆい部分もあり
ますが、気持ちに余裕は微塵もない当時の設計に対する情熱を思い
出しながら、ところどころでの子供たちの声を先生から伺うことができ、
とても心が洗われる思いでした。
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桃色の4本一組の柱はサッシを引き分けると教室の前のデッキの中
心に位置するシンボルツリーとなり、グラウンドからは教室の目印と
なります。
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庭に面する曲面サッシの全長は60mを超えますが、一定のモジュー
ルの集合体によって曲面に見立ることでコストを大幅に抑えています。
円形の配置であり柱も子供の頭よりも細いため死角を生じない園庭
です。
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遊戯室の床材は天然リノリウムですが、11年使用してきたとは思え
ない程の状態を保っており、耐久性の高さを改めて実感しました。
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遊戯室へ移動するのをぐずる子供たちも、あのお花の部屋に行こうと
言うと喜んで移動するそうです。
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全体が園庭に向かって高くなる勾配天井として保育室の一面は子供
でも天井が感じられる高さまで抑えています。

初心を忘れずに!という気持ちになった一日でした。


(杉浦 充/充総合計画)
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by npo-iezukurinokai | 2014-05-04 20:06 | 杉浦 充 | Comments(0)
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