前回のブログに続き、今回は『ジェフリーバワ自邸』をご紹介させていただきます。
自宅とオフィスを兼ねた建物で、数十年にわたり増改築を重ねた建物です。所在地はコロンボという街で、スリランカの中では都市部にあたります。
閑静な住宅街に建つバワ自邸
もともとは1件の小さな家に住み始め、徐々に隣接した家を買い増していったそうです。やがて4つの住宅がつなぎ合わされ、複雑な迷路のような家が出来上がっていきました。
エントランスに入り、回廊を歩く(下の平面図の赤い矢印部)
ここはただの廊下ではない。光庭やトップライトを利用した明暗の差、天井の高低差(低い場所では2.1mしかない)、道をクランクさせて視線を変化させたりと、様々な操作が行われていて、訪れた人はもうここだけで「この先に何があるのだろう!」という期待感でいっぱいになります。
回廊を歩いた突き当たりにはこんな光庭があります
ここから先は撮影禁止ゾーン。ご紹介できず非常に残念ですが、バワさんの巧みな空間の作り方にたいへん感銘を受けました。
間取り図・断面図
何十年もかけてリノベーションした家。自邸ということもあり、この場では実験的なこともたくさん繰り返されたことでしょう。
そうして生まれた空間はとても豊かで、どこか神秘的な空気感も持ちあわせていました。
33rd Lane(1960-98)Colombo,Sri lanka
スリランカの休日
空港へ向かうバスの中から撮った写真です。
この日は盛大な仏教の祭典が行われ、国中がお祭りムードに包まれていました。
トラックの荷台に載っているのは親戚一同でしょうか?近所の人たちも一緒かな・・・とにかく楽しそう!