本日の窓口当番の丸石です。
ゆるキャラブームの火付け役、ひこにゃんが生まれて10年に
なるそうです。今でも看板が常設されているほどの人気ぶりです。
大の大人が、我先にと、走って ひこにゃんを探しております。
ここ滋賀県には、大いなる悩みがあるそうで、それを知って、
びっくりしました。「滋賀県には知名度がない」ということです。
民間の地域ブランド調査では下位に低迷。昨年は、47都道府県中
ビリから5番目だったとのこと。議会では、県名変更が審議された
というのですから、その悩みの深さ、ただ事ではありません。
琵琶湖もあり、歴史も古く、歴史上の人物も多士済々。
現在の高島屋、大丸、西武グループなど、近江商人の流れをくむ
企業も数多くあり、ひこにゃんもいるのに!と思うのですが・・
そんな中、滋賀県が 今年に入って、県のPRのために制作して、
少し前に話題になったものがありました。
滋賀県広報課が 電通さんと組んで制作したようです。
おちゃらけた感じですが、滋賀県の観光サイトをのぞいてみると、
実際に足を運んでもらえるような 仕掛け作りが綿密です。
「うどん県の香川」「おしい!広島県」など、ここ数年、地方都市
のPR合戦が盛んですが、ありきたりなPRではダメなのですね。
さて、前置きが長くなりました。
彦根城、琵琶湖にも隣接する、滋賀大学経済学部キャンパス。
「本当に実力のある大学」といわれている大学を見にきました。
旧彦根高商時代から、ここの学生さんしか、うちはとらないよ!
など、関西では就職に強い学校として知られています。
今後、全国初となる統計学やビックデータを扱う 新学部を
立ち上げるそうで、混沌とする世界経済を前に、志望する学生さん
が増えそうですね。
おとなりの彦根城では、採寸を。彦根城は石田三成の居城だった
すぐ横の佐和山城の遺構を多く利用して、つくったようです。
寸法が一様ではないのですが、だいたいを押さえていきます。
ひこにゃんフィーバーを横目にしながら、城下の観光案内所に
寄り、彦根の城下町について、係の方にお聞きします。
琵琶湖に隣接する城下町だけあって、めぐらされている水路
に目がいきます。夏は大変そうです。
今回は、彦根を中心に歩いてみましたが、近隣には近江八幡や
大津など、いってみたい。と思える場所が多い事を発見しました。
石田三成を入口にして、まずは彦根から。滋賀県、足を伸ばして
みれば知名度がない。なんて、やはりとんでもない。来て、見て、
次へつながる県だと思いました。
丸石隆行/tech to hook 丸石隆行一級建築士事務所