窓口当番の後藤です
先日の丸石さんと同じく
家づくりの会メンバーと共に和歌山へ木を見に行ってきました
何故、山まで登って
木を見に行くかというと、分業制が進む中で
なかなか
家づくりの材料の産地を。加工する姿を。眼にする機会が減ってきて
それはちょっと寂しい世界でもあり
料理人の人が、畑に行って農家の人と話して
食材となる作物を触って、そのままガブリと味わって
これなら!と料理を思い描くような感じで
設計する人間も、山の人と話して
加工する姿を見て、これなら!と建物を思い描く事もあるんですね
(もちろん、丸太をガブリとする訳にもいかないですけど。。。)
そんな素材の産地から、建物に使えるように
最終の加工する姿も見えにくいのが、昨今の現状ですが
今、動いてる現場の大工さんは何かと自分でやらないと気が済まない
(それだけ自分に自信を持ってる証拠で、頼もしい限りですね)
現場に機械を持ち込んで、材料を加工してくれてます
こやって自分の眼で見て、手で触れて加工された素材は
ピタッと、天井に納まるのでした
産地から現場まで、自分たちの家が
どこで、誰に育まれて
どうやって、誰が造ったか解る家づくりは本当に良いですね
後藤孝/後藤建築設計