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家づくりの会の倉島、
リノベーション窓口のメンバーです
どの建築家にもリフォームのお仕事が増えているようですね
地方での相談も増えています
あるご縁から糸魚川で200年近い住齢のリフォームを終えて二年
同じ糸魚川で(まだご契約は頂いていませんが)100年超えのお住まいのご相談を頂きました
建て替えて小さな新築にしたいというおかぁ様
玄関の次の間の雰囲気は残したいというお嬢様
両方かなえられないかなと検討中です
基礎の無い,玉石に大きな柱を乗せる石場建て
両端と真ん中(棟の位置)に大きな柱が建てられ
大きな長い梁で繋いでいます
その大きな柱は田の字を繋ぐように間取りが構成されます
鉄骨造のようです
中間は小さな柱で間仕切にしたり生活にあわせて変化していたりします
丸い石に大きな柱がのっかっているわけですが、石の形に合わせ削られています
地震が来ると柱が小さく辷りながら緩やかに揺れます
バランスを取りながら、柔よく剛を制す、地震の力をいなします
少しずれてもまたほぼ同じ位置に戻るようです
おもしろいです
足元がバラバラなので、関東大震災以降は布基礎(長く繋がった基礎)となっていますが
この石場立てを構造解析する研究もされていますし、進める方もいらっしゃるようです
数字でその安全性が証明されれば、
また伝統的な工法がもっと復活するようになるかもしれませんね
奥様は,糸魚川の大火事を見て、何もかも無くした人がいるのだから
家の荷物も、みんな整理してしまおうと決めたそうです
家が大きいからどうしてもものが増えていきます
捨てなくても置くところがあるし、戦前の教育が相まって
地方の古いお宅ではモノにあふれていることが多いですね
人災ではありましたが間近で大火事を見て気持ちの切替が出来たそうです
お隣のハナちゃんも愉しみにしています