事務所に珍客
今週は評価をテーマに話しをしてみます。
正直自分も評価して選ぶというのは苦手です。事務所スタッフの募集でも公募で多くの中から選んだときより紹介等で押しかけ的に来てもらった時の方が事務所に合った人材だったりしたことが多かった事実があります。どうも面接での自分の評価能力を信用できません。
設計者は仕事柄依頼してきた人を無条件にいい人と思う傾向があり又そう思わないといい設計は出来ないところもあり、人の否定的見方が不得手かも知れません。
最初に自分達が選ばれた(評価?)事例を話します。
先週の金曜日私どもの事務所に山形県天童市の中学3年生の男子学生3人が社会見学ということで訪ねて来てくれました。将来建築家になりたく勉強に来たということでした。
設計者として大事にしていることは?とか、事務所の特徴は?とか、どんな設計を心がけているかなどよく考えると極めて難しい質問をされました。
逆にこちらからもどうして私どもの事務所を訪ねようとしたのか理由を聞きました。ホームページで色々探して興味を覚えた事務所が2箇所あり、片方の事務所では断られて私たちの事務所を訪れたとのことです。2時間ほど色々話して帰りましたが、来たかいがあったかどうかは聞きそびれてしまいました。
中学生の段階からすでにやれる子は、何になりたいか、それにはどこを見学すべきか等自分で調べ、評価し、選択することでき、またそのような方向から誰もが評価や選択にさらされている時代になっているのだと改めて感じさせられました。
家づくりの会 藤原昭夫/(株)結(ゆい)設計
by npo-iezukurinokai
| 2007-05-22 17:41
| 結(ゆい)設計
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