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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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ふたたび再開

設計途中で終了してしまった家づくり。それから4年後のある日、住まい手から連絡が入りました。中止となったいろんな問題も落ち着き、改めて計画を再開したいとのこと。
ホントに大丈夫か~少しの不安はありましたが、その後は順調。4年経つといろいろと状況も変わってきます。赤ちゃんだった子供も走り回り、本もますます増え続け母屋は飽和状態・・・。建築基準法も変わりました。以前は24時間換気が注目されていて、増築工事の際は、それに接続する母屋(既存部分)にも換気扇設置やその他の工事をしないといけないという法律でしたが、今回はその項目が削除されていました。考えてみれば20年以上問題なく住み続けている母屋部分、いまさら24時間換気やいろな設備を付け足したところであまり意味がありません。変な法律でした。

話はそれますが、今また耐震偽造の関係で、法律改正され役所はかなり混乱気味です。偽造問題の根源は、政治家との癒着や談合なのにそんなことはスルーされ、話はすり替えられ、こんな小さな住宅にしわ寄せが来てしまいます。マスコミも朝青龍ばかり追っかけないで、アパグループでも追っかけてほしいものです。
下の本は、npo家づくりの会でも話題になっています。
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そんなこんなで、話は飛び地鎮祭となりました。地鎮祭は"とこしずめのまつり"ともいいます。住いを建てる土地は、そのままにしておけば、植物が茂り、虫や鳥がやってきて、やがては森となる。人は木を切り、土地をならし、土を掘り起こし家を建てる。その場に本来あるべき自然な世界に入り込む・・・土地神を鎮めるため、地鎮際をおこないます。地縄と言って、このときには地面に紐で建物の輪郭が描かれています。
それにしても小さい、ホントに建つのか・・・と再び焦る住まい手。
ふたたび再開_d0021969_1703044.jpg

吉原健一/光風舎(NPO法人 家づくりの会)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-30 17:01 | Comments(0)
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