いよいよ大晦日となりました。
来る年を迎えるための住まいや生活の準備、そして心の準備の日です。
皆さん、それぞれの生活・ライフスタイルの違いこそあれ、お忙しく猫の手も借りたいことと想像致します。
大晦日は大掃除が大変です。
浴室など水廻りの掃除はお済みですか。
今日は、お掃除のしやすい浴室をご紹介いたします。いかがでしょうか。
<浴室>
ご両親のために、浴室と脱衣室(ト)の床はバリアフリーになっています。
そこで、大きな排水スペースを設置し、浴室のタイルを脱衣室まで若干伸ばし、濡れても良いように工夫しています。
段差の無いフラットな床の浴室の扉は大事なポイントになります。
ここでは、3枚引き戸で大きく開閉が可能なように工夫し、なめらかで丈夫なビル用のサッシを使用しています。
<脱衣室・化粧室>
水廻りは、湿気が溜まりにくく掃除がしやすいことがポイントです。
そこで、床に近い腰の高さのスペースには何も造らず、ワゴン式の移動家具、かご類などオプション家具を置けるようなスペースとしてあります。
脱衣室は、特に目線が気になるところです。外からの視線を完全に遮断するため、トップライトとスリットの窓で、光と風を取り込む配慮をしています。
こうした工夫で、隅々まできれいにお掃除ができるというわけです。
濱田昭夫/
TAC濱田建築設計事務所(
NPO法人家づくりの会所属)