今週、6/2月t曜日から6/7土曜日まで私が担当です。上記のテーマで書いてみます。
関越自動車道から北陸自動車道に入り20分ほどすると柏崎のシンボル・米山(標高992.6m)が,この日は快晴のこともあり目の前にクッキリと現れました。
市街に入ると、街並みの中のところどころに空き地がいやに目立ちます。昨年来たときは、車の中から街を見ると所々傾いた家があり、その中には1階が潰れ2階が道路にはみ出している家もあってショックを受けました。
今はもう、そうした光景も見当たらなく、全壊、半壊した建物などはすっかり解体され、石やコンクリートの破片も除けられ雑草が生い茂り、そこは寂しい空き地になっていました。
駐車をするために市役所に車を置き、街の中心本町通りを歩くと、交差点の角にあったお店が消え去っていて、その場所が空いたことから街の造りが欠け落ちてしまっています。
足元の歩道を見ると歩道タイルがところどころ新しく張り替えられています。反対側の歩道では、地面が沈み込んだためマンホールが出っ張ってしまい補修工事を行なっていました。
また、商店街の中のお店も戸が閉まり、街行く人も数少なく静かです。よく見るとシャッターに貸し店舗の張り紙が出ています。こうしたお店がところどころ見受けられました。
日本には、この街のように市民が高齢化し、しかも少子化の小中都市が数多くありますが、一度災害が起こると再建は容易ではない事態になってしまいそうです。平成20年6月4日(水)
植木秀視/植木設計事務所
(
NPO法人家づくりの会所属)