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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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狭さを感じさせない工夫-yosihara

昨年完成した羽根木の家。敷地は世田谷の狭小地、家族4人で住まわれる木造3階建ての住まいです。
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敷地面積は16坪、建坪10坪弱、また北側角地のため道路斜線・北側斜線と、激しく規制が掛かります。できる限りボリュームを確保し、広がりある住まいとするため、敷地をメイ一杯利用した計画としています。
アプローチと繋がる玄関土間、大きな格子で囲われたバルコニー、サッシュを全開すると室内の延長として使えるテラスなど、外部空間を積極的に室内に取り入れています。
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都心で住まいを建てる場合、土地が狭かったり、周りを隣家で取囲まれていたりと、なにかと難題が絡んできます。そんなとき外部空間を上手く利用すると、狭さを感じさせない広がりある住まいがでいるのではと思います。
今週いろいろ京都の話など書きましたが町家も、もともと町中の密集地に建っているため、敷地条件はあまりよくないのです。しかし外部空間を上手に利用し快適に暮らせるよう、様々な工夫が考えられているのです。
そんなところも、家づくりのヒントになったりする訳です。

光風舎:吉原健一/NPO法人家づくりの会

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by npo-iezukurinokai | 2009-02-07 20:32 | Comments(0)
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