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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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カテゴリ:泉 幸甫( 11 )

台湾紀行 Ⅱ 建物・街編

前回は戦前の日本人が建てた建物を紹介したが、今も日本の店がかなり進出している。こんな店もあった。

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ここは台湾?と見紛うばかり。

モスバーガーは人気があるらしく行列ができていた。セブンイレブンにファミリーマートも吉野家も、すき家に大戸屋もある。セブンには僕がいつも使う歯間ブラシも綿棒も置いてあった。日常の日本が台湾にまで延びていた。

台北には所狭しと集合住宅がひしめき合っている。でもよく見るとに日本の集合住宅と何かが違う。それは何かと思いよく考えてみたら、バルコニーのはね出しは日本ではコンクリートで作るが、台湾でははね出し部分だけを鉄骨で作ったものが多い。

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この鉄骨造のはね出しは、階によっては外部空間に解放されたいわゆるバルコニーだったり、格子で全面的に囲ったり、場合によってはサッシがついて室内化しているものなど、変化に富んでいて見飽きない。

何故はね出し部分だけを鉄骨造にするかと言えば、水平部分をコンクリートで作るには、型枠、支保工が大変で、垂直方向だけコンクリートを打ち、出っ張っている部分はカセットのように後でカチャッと取り付ければ簡単だ。。だからこのような構法は世界中にある。これはアメリカでもよく目にした。

これはボストンで撮った写真。洗練されています。

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このような構法をなぜ日本でしないのか、施工上大変簡単になるが、どうしてかと不思議になった。

今度、防火の専門家に聞いてみようと思うが、多分、防火・非難に関連する規定で鉄骨丸出しでは耐火構造にならないからではないだろうか。



台湾の新しい市街地では、集合住宅も全く新しい景観を作っている。

資本経済に巻き込まれた都市の景観だ。

台湾中部の町、台中の中心地の風景です。

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アメリカと言ってもいいし、中国の沿岸都市と言ってもいい。

でも、どこか日本の高層建築とは違う。

左右対称のファサードで、古典的な造形感覚が入っている。

ところでこのマンションの多くは台北の人が投機目的に所有していて、半分は空き家らしいとか。

泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2017-06-24 15:06 | 泉 幸甫 | Comments(0)

台湾紀行Ⅰ 建物編

所要あり、台湾に行くことになった。

韓国には古い民家を見るためにしばしば行っているが、やはり近い台湾には行ったことがなかった。

何となくどんな所か、勝手にイメージしてたが、やはり行ってみないとわからない。

東南アジアでもあるし、中国も、それに日本、そしてグローバリズムも入っている。

まずはアジア的建物から。台北には古い高層の集合住宅がびっしりと建ち並んでいる。九龍城に負けない迫力。
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日本が支配していた時代の建物も数多く残っている。

戦前に建てられた日本人の住宅は入母屋造りですぐわかる。

韓国にも残っているが、いわゆる日式住宅と呼ばれる戦前に日本がアジア各地で作った日本人の住まいだ。

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台北では今、大事に保存改修されて公共施設として使われたりしていた。このように保存してくれていることに、ありがたい気持ちが沸いてくる。

これは九份(きゅうふん)という日本が金山を開発したところに残っている昭和天皇が皇太子時代にここを訪れるために建てた建物らしい。

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庇の出が短いのがちょっと気になるが、ここに立つと、もうほとんど日本。もっともこの建物に昭和天皇は来なかったらしい。

店舗も相当作ったようだ。

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これはやはり日本が作ったタバコ工場で、現在はリノベされて文化施設の展示場として使われている。結構プロポーションが美しい建物だ。

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これは中国スタイルの建物で、お茶屋さん。

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とっても気品のある建物だった。

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建物を見るつもりで入ったら、知らない間にティー・セレモノニーになっていて、高~い烏龍茶を買うことになってしまった。
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泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2017-06-24 15:02 | 泉 幸甫 | Comments(0)

台湾紀行Ⅰ 建物編

所要あり、台湾に行くことになった。

韓国には古い民家を見るためにしばしば行っているが、やはり近い台湾には行ったことがなかった。

何となくどんな所か、勝手にイメージしてたが、やはり行ってみないとわからない。

東南アジアでもあるし、中国も、それに日本、そしてグローバリズムも入っている。

まずはアジア的建物から。台北には古い高層の集合住宅がびっしりと建ち並んでいる。九龍城に負けない迫力。
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日本が支配していた時代の建物も数多く残っている。

戦前に建てられた日本人の住宅は入母屋造りですぐわかる。

韓国にも残っているが、いわゆる日式住宅と呼ばれる戦前に日本がアジア各地で作った日本人の住まいだ。

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台北では今、大事に保存改修されて公共施設として使われたりしていた。このように保存してくれていることに、ありがたい気持ちが沸いてくる。

これは九份(きゅうふん)という日本が金山を開発したところに残っている昭和天皇が皇太子時代にここを訪れるために建てた建物らしい。

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庇の出が短いのがちょっと気になるが、ここに立つと、もうほとんど日本。もっともこの建物に昭和天皇は来なかったらしい。

店舗も相当作ったようだ。

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これはやはり日本が作ったタバコ工場で、現在はリノベされて文化施設の展示場として使われている。結構プロポーションが美しい建物だ。

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これは中国スタイルの建物で、お茶屋さん。

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とっても気品のある建物だった。

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建物を見るつもりで入ったら、知らない間にティー・セレモノニーになっていて、高~い烏龍茶を買うことになってしまった。
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泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2017-06-24 15:02 | 泉 幸甫 | Comments(0)

高知、愛媛の旅 Ⅰ

「家づくり学校」では毎年この季節になると修学旅行をやっている。もちろん建築を見て歩く旅行で、先生も生徒も建築が好きな連中ばかりだから、建物を前にしてあーだ、こーだと言いながらの旅で、これが本当に楽しい。待ちに待った修学旅行です。今年は高知から愛媛へ抜ける竜馬の脱藩ルート。

最初は吉良川の街並み見学。吉良川は室戸岬に近く台風銀座。日本の風雨の強いところでは瓦の隙間から水が侵入しないように漆喰で守っているが、特にこの高知は瓦の周りのいたるところが漆喰で覆われ、さらに水切り瓦が外壁に何重にも付けられている。
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漆喰はもちろん土佐漆喰。土佐漆喰は藁を何度も入れて発酵させ、残った繊維分で強度を高める。土佐漆喰は、白い左官壁に使ったことがあるし、またハンダという粘土と土佐漆喰を半々に混ぜるものがあるが、それによく使ってきた。普通の漆喰より強い。

高知では瓦を漆喰で頑丈に固めるため、瓦は瓦屋というよりむしろ左官屋の仕事だったとか。

かつて高知の蔵の水切り瓦のド迫力を見て感激し、瓦の代わりに板金の水切り付けたことがある。比較すること自体に無理があるかもしれないが、高知の蔵にはかなわない。
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続きは >>>泉幸甫建築研究所ブログにて

泉 幸甫/泉幸甫建築研究所
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by npo-iezukurinokai | 2017-03-31 16:08 | 泉 幸甫 | Comments(0)

金地院/かわいいアマガエル

本日は泉 幸甫/泉幸甫建築研究所です。
さて、何を書こうかな…っというわけで自分のブログから拝借♪
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京都南禅寺の隣に金地院というお寺があります。
金地院は小堀遠州作の鶴亀の庭というので有名。

その鶴亀のうちの亀の方に、ほとんど枯れたような松の木が植わっていてこれが凄い。
龍のような松。
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金地院にはこの庭の他に、やはり小堀遠州作の茶室「八窓席」や数々の襖絵があって楽しい。
襖絵のうち長谷川等伯の襖絵「猿候捉月図」「老松」をホントに身近に見れるのがいい。
どうやって書いたか作者の筆遣いを追うことができる。
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先日、茨城県の植木畑に行った時のこと。
畑を歩いていたら、小さな体長1センチくらいのアマガエルが。
植木畑の奥さんがひょいとつかむと逃げ出して、腕にペタッ。
アマガエルってかわいい、かわい過ぎ。
それに緑色がとってもキレイ。
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思わず連れて帰りたくなったけど、東京じゃかわいそうでやめにした。
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泉幸甫のBLOGへお越し下さい。

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by npo-iezukurinokai | 2015-07-28 16:13 | 泉 幸甫 | Comments(0)

最近読んだ本「森と日本人の1500年」☆☆☆

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現在、日本列島の2/3が森林。
しかしその姿は時代と共に変化してきたことは意外と知られていない。
日本の森は99%人間の手が加えられていて、もとからそこにあったものではない。
その変化を古代から戦後の拡大造林期まで扱い、日本における森と文明の関係史ともいえる本。
戦国時代と明治期はもっとも森林破壊が進んだ時代で、
明治初期には45%にまで落ち込んでいたらしい。
また、1950年GHQは 山林局長を法学部出身の素人でなく、
林学の専門家である「技官」をトップに置くことを勧告したが、
GHQ がいなくなると、官僚が地位を取り戻し、骨抜にしたことのことなど、
森を通して日本という国が見える幅広い視野に立った本。
さらに、森づくりには「美しい風景」という概念が必要、と言い切るところは大いに共感。
そんな概念が通用するときがいつか来て欲しい。


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by npo-iezukurinokai | 2015-04-16 16:24 | 泉 幸甫 | Comments(0)

山口・島根の旅 Ⅰ 瑠璃光寺五重塔 ☆☆

ここ十年、秋になると日本各地で開かれる「木の建築賞」の審査会に出かける。
今年は山口県宇部市にある村野藤吾が設計した建物「ヒストリア宇部」で開かれた。
その審査会のことはいずれ書くとして、
審査会の翌日に周辺地域の木造建築の見学会が開かれるが、いつも有意義で楽しい。
今年はバス貸し切りで、歴史的建造物と町並みを周る「山口・萩めぐりツアー」

まずは山口市にある瑠璃光寺(るりこうじ)五重塔。
国宝で室町時代の創建、日本三名塔の一つに数えられる傑作。
この塔をいつか見たいと思っていた。
というのは、周りの何人かに「あれはいいよ、エ~ッ 泉さん見てないの?、」と言われたこともあったし、、
それに、何年か前「見残しの塔-周防国五重塔縁起」という話題になった小説があった。
書いたのは久木綾子さんという方で、この瑠璃光寺の美しさに心を奪われ、
70歳の頃、この小説を書くために宮大工に弟子入りし、パソコンを習い、
書き上げたのがなんと89歳の時だった、とかいう本。
だから瑠璃光寺五重塔の写真を見て、とかではなく、
人をこれだけ虜にする建物ってどんなものだろう、ということからだった。

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で僕の感想だが、屋根の曲線は深く周辺の山々にとけ込んで確かに見事!な造形だとは思ったが、
僕の好みではないなー、と思った。
あまりにも日本の塔らしい良くできた塔、そうだからこそ日本の三名塔の一つに数えられるのだろう。

塔で言えばやはり薬師寺東塔、がいい。
三重塔だけど全体にリズムがある。
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by npo-iezukurinokai | 2014-11-18 20:10 | 泉 幸甫 | Comments(0)

ボウゼンとしてしまった数字

東日本大震災による死者や行方不明者の合計が2万人近くだそうだが、
この人数がどれくらいなのか想像がつかない。
縦、横100人のマトリックスの2倍、と想像してみたがちょっとリアルでない。
2万人と言う人数を実際に見てみないとピンとこない。
東京ドームで野球を観戦したことがあるが、
4~5万人と言うから、その半分近くか。
これならリアルだ、やはり相当な人数だと実感する。

このようなことを考えていて、
さらにいろんな自然災害や戦争での犠牲者の人数を調べてみた。
近くの自然災害では、阪神淡路大震災での犠牲者が6500人。

戦争だと、
広島のアメリカによる原爆投下で、14万人。
長崎が7万人。
広島、長崎を合わせると約20万人、東日本大震災の10倍にもなる。
これは自然災害でなく人為的殺害だ。
原爆の犠牲はよく語れるが、1945年3月10日の東京大空襲は長崎より多い10万人。
一夜にしてこれだけの犠牲者が出ていたとは。

第二次世界大戦による日本の犠牲者の総数は300万人、東日本大震災の150倍。
ナチスによるユダヤ人殺害は800万人、東日本大震災の400倍。
(日本の犠牲者の300万人は兵員、市民合わせての数字で、ユダヤの犠牲はそれよりはるかに多い)
ソ連の第2次世界大戦での犠牲者は2000万、東日本大震災の1000倍。
世界全体では6000万人、東日本大震災の3000倍となる。

もうこの数字になってしまうと、もう想像を絶している。
東日本大震災の2万人もすごい人数だが、戦争はさらにすごい。
しかも人為的原因によるものだ。

最後に、第二次世界大戦の特攻隊員の死者は阪神淡路大震災の犠牲者に近い6000人。

泉幸甫
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by npo-iezukurinokai | 2013-06-17 12:45 | 泉 幸甫 | Comments(0)

プライズシステム

先日草加市役所より、
「草加市まちなみ景観賞」を受賞されました、表彰式に来ていただけますか? とのこと。
草加市に賞の応募した覚えはないんだけどな・・・???、
建築関係のほとんどの賞は、賞をもらいたい人が応募して選ばれるシステムになっているのだから。
主催者が勝手に探して選ぶわけではない。

何だろうと思いを巡らしたら、建主しさんが応募していたようだ。
というわけで「草加せんべいの庭」がめでたく景観賞を受賞。
市長さんが直々に賞状を渡して下さった。
ところで賞を公的機関が出すには、これも条例でいろいろと規定しているんですね。
なるほど、市長さんも法に従って賞を渡しているのか。

賞状を貰うのは幾つになっても嬉しいもの。
最初に賞状をもらったのは小学1年生の時。
その時は有頂天。
紙っ切れ一枚だけど、なんなんでしょうね。

泉 幸甫/泉幸甫建築研究所NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-02-19 14:22 | 泉 幸甫 | Comments(0)

おじさん殺しのチョコ

僕はお酒も大好き
でも甘い物も好き
だからバレンタイデーも大好き

でもチョコレートはそんなにもらえるものではない。
最近はもっぱら建主しさん。

そんな中で素晴らしいチョコを貰った。
なんと、焼酎の絶品「百年の孤独」を包んだ、「百年の孤独のボンボン」
これってお酒好きで、かつ甘党のおじさん殺しには最高!!!!
来年も誰かくれないかな~~~。

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泉 幸甫/泉幸甫建築研究所NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-02-17 15:14 | 泉 幸甫 | Comments(0)