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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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カテゴリ:高野 保光( 39 )

軽井沢建築散策

先週、友人7名で軽井沢の建築散策をしてきました。
ショーハウス(宣教師ショーの軽井沢の別荘、明治21年)では窓辺の居心地の良さそうな空間に美しい光が落ちていました。吉村山荘の美しい立ち姿や脇田山荘のプロポーションにあらためて感激し、中村拓志のGALLERY SAKURANOKI や西沢立衛の軽井沢千住博美術館の現代建築にも感心したり・・・

建築の素晴らしさ、面白さ、奥の深さといろいろと感じ入った2日間でした。

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by npo-iezukurinokai | 2016-09-09 09:42 | 高野 保光 | Comments(0)

ブリュックマンの「復活の礼拝堂」

先月、北欧に行ってきました。
目的は、アスプルンドアアルトの建築を体感することでしたが、今回、僕が一番グッときた建築は、フィンランドのトゥルクで見たブリュックマン設計の「復活の礼拝堂」でした。
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生涯、故郷のこの地で設計活動を続けた建築家です。7歳年下で、ユバスキュラ、トゥルク、ヘルシンキ、アメリカとより華やかな地に活動の場を移し世界的になっていったアアルトとは対照的で、その生き方にも強く惹かれました。ブリュックマンは、この街でローカルアーキテクトとして1955年に一生を終えました。図面に描かれる樹木の表現を大切にし、異常なまでに細部へのこだわりがあったそうです。建築の用途や周辺環境を注意深く読み取る手法、スケール感とプロポーションに深く共感しました。

この教会は、やや小高い丘にフィンランド特有と思われる澄んだ水平方向からの光を受けて、静寂の中に一見素っ気ない外観を見せて建っていました 。
ロマンチックで古典主義的、優しく淡い色合いの素材たち、ヴォールトの天井の礼拝堂は片側にのみ列柱と横長の大きな窓を配し、席のレイアウトは正面に対して斜めに振り、光と祭壇のほうに向いています。
アシメトリーな空間構成、清楚でなんとも幽玄、アールヌーボー調の控えめな装飾・・・・・・透明な光と影の静かな共鳴。

・・・・・・・・・いつのまにか癒されている自分がいました。

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高野 保光/遊空間設計室
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by npo-iezukurinokai | 2016-06-08 21:00 | 高野 保光 | Comments(0)

四国巡礼

先日、某住宅メーカーの設計コンペの審査と講演会があり四国に行ってきました。
前日入りして、高知と香川の建築と庭を堪能しました。
初日は高知、牧野富太郎記念館と竹林寺など見学その後土讃線で丸亀へ。
猪熊弦一郎美術館の夕景が綺麗でした。日本の駅前の風景?とは思えないこの風景、何度見ても驚きます。
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2日目は高松、栗林公園で掬月亭を見て、喫茶 城の眼で美味しい音楽とコーヒーを飲み講演会の予習。午後は、住宅コンペの審査と講演会に臨みました。
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3日目は、高松の友人の車で、イサムノグチ庭園美術館、ジョージナカシマ記念館、志度寺で重森三玲の庭を散策。曲水式庭園は昭和21年南海地震で大きな被害を受けましたが、重森三玲の指導で10年費やして復旧したそうです。石の据え方など重森三玲そのものでした。手入れが十分でないのか、すこし庭が荒れているのが残念です。書院の間には重森三玲による枯山水庭園もありました。
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香川は建築王国と言われています、デザイン知事と呼ばれた金子正則さんの力が大きかったのでしょう。
経済一辺倒になった現代、ギリシア人の映画監督 テオ・アンゲロプロスの言葉が、胸に刺さりますね。

問題は経済という物差しが、政治も倫理も美学もすべてのものを決めてしまうという物語の中に私たちが生きているということだ。



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by npo-iezukurinokai | 2016-02-27 14:34 | 高野 保光 | Comments(0)

幕末明治のスター絵師と弟子コンドル

先日の日曜日三菱1号館美術館で「画鬼・暁斎」ー幕末明治のスター絵師と弟子コンドルー

見てきました。


d0021969_20590376.jpg存在を捉えたその眼差し、早描き、的確で繊細なデッサン力、日本画の画法、圧倒的な作品の力に言葉を失いました。暁斎は、まず観察して記憶し、その後に記憶を元に絵を描いたそうです。

その絵はどの段階で描くことを止めても、その描かれている線同士のバランスがいつも取れていて、さらに、一枚の絵全体のバランスも取れていたというのですから、驚きです。




d0021969_20590303.jpgジョサイア・コンドルは暁斎の弟子でした。ご存知のように「日本近代建築史の父」と言われていますが、24歳で来日しています。当時自らデザインした家は一軒も建てていなかったようですが、来日するや明治政府のためにいくつもの建築を設計し、工部大学校では自分とほぼ同世代の辰野金吾や、片山東熊・・・そうそうたる建築家も育てています。こちらも凄いですね。「暁英」と名乗った暁斎の弟子としての絵の完成度にも脱帽でした・・・



岡倉天心フェノロサが、暁斎を東京美術学校の教授にしようとしますが、まもなく暁斎は59歳で亡くなり、2人の願いは叶いませんでした。もし、あの時、暁斎が教授になっていたら今の日本画は違ったものになっていただろうと言われています。それだけの人が、なぜ日本美術史から消えかかっていたのかが、本当に不思議です。

暁斎とコンドル」2人の作品の触れ巾の広さ、批判精神、豊かさ、恐れ、華やか、遊び心、官能性・・・・・


混沌としている現代、この時期にこの展覧会が投げかけたものは大きいと感じました。



高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2015-09-08 08:20 | 高野 保光 | Comments(0)

拙著台湾版が出ていました・・・

本日、エクスナレッジより拙著、台湾版が届きました。
並べてみると、何となく意味が分かるところもありますが、
タイトルにひらがなの『』はなぜかそのまま、なんでだろう?

豊かな住まいの5原則
    は
豊富住宅生活的五大原則

ひとまわりスリムで豊かな家に
    は
 更小豊富的家 となり

  花水木の家
    は
  花水木的家 です。

日本語版より紙が厚くなっていて
お得感があります、定価は380元です。

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by npo-iezukurinokai | 2015-07-14 18:56 | 高野 保光 | Comments(0)

OB結婚式〜引き渡しなど

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2月21日は事務所OBの結婚式が、学士会館でありました。新郎新婦を立たせたままスピーチをするという大失態。花嫁はとても幸せそうで綺麗でした。空も、真っ青だったな。










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3月5日は、家づくりの会のリレー形式の個展の打ち合わせ落合さんが3月21、22日でした。次回は庄司さんで日時は5月23、24日、その後が7月25、26日が高野です。
9月が白崎さん、11月が松本さんと続きます。その会場に置く展示パネルをデザインしました。







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3月16、17日は建築道場の社外講師を勤めました。100名弱の設計者を前に設計作品の講評と夕方から講演会、真剣なまなざしに、2月のスピーチに続きまたまた緊張し、僕も刺激を受けました。2日目は住宅を案内しました。









d0021969_20180937.jpg3月21日からは家づくり学校の京都修学旅行に参加。じっくりと知られざる建築を味わい、さらに最後に京都の建築家の横内さんのアトリエを訪ねるなど、とてもとても消化しきれないほど建築と庭を堪能してきました。泉校長初め、ご尽力いただいた皆様に感謝。特に今回は東山の地面の何とも言えないパワーを、全身で感じて帰ってきました。
南禅寺で座禅をした成果?でしょうか。


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3月末は練馬区で住宅の引き渡し










今朝の新聞で目に留まったのは、
我々は見るものを模倣するのでなく、想像するものを模倣するのである。
という、哲学者、三木清の言葉。
私たちは、幻想をなぞりながら現実を組み立てているということ。
この「構想力の論理」は、ラジオや白黒TVや画像の悪い本を見て想像していた時代の言葉なのかなと感じました。鮮明な画像、リアルな画像や情報がいつでも手に入る
時代だからこそ、創造する難しさというものがあるのかな・・・・・・
今日は、こんな事を思いました。


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by npo-iezukurinokai | 2015-04-06 19:54 | 高野 保光 | Comments(0)

旧篠原家住宅

栃木は大谷石の蔵が多く見受けられます。
先日、宇都宮で打ち合わせがあり帰りに「旧篠原家住宅」を見てきました。
JRの宇都宮駅のすぐそばにあります。江戸時代から醤油醸造、肥料業などを営んでいた明治時代の豪商で、いまは母屋と石蔵3棟が残っています。
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栃木では大谷石の蔵をよく見かけますが、ここの壁は大谷石のナマコ壁です。柳宗悦が自らデザインしたといわれる日本民藝館本館も、大谷石のナマコ壁を採用していますが、栃木の民家や蔵からインスピレーションを得ていると思われます。柳の自宅も、栃木から長屋門を移築したりしていますし。

d0021969_16143801.jpg僕は栃木出身でこの建物の前を毎日通っていた時期もありましたが、子供の頃は民家にも蔵にも全く興味がなく、なんかダサイよねって思ってました。でも、最近そのダサイと思っていたあたりになんかヒントがありそうで、民家や古い建物に魅力を感じるようになってきました。


多分、年のせいかな?


誠実につくられたもの、微妙にずれていたり、歪んじゃったり、曲がっていたり、理性的な意識の世界とは違う生命感を感じ、作為から離れた「無心」というかよく分からないのですが・・・・惹かれるのです。

小さい頃から身近にあった大谷石の蔵や民家、平凡の美、静寂の美、健康の美というか?やっぱり、ちょっとダサイかなという気もするし、なんか良いなとも思う。頭の良い、知的でクールで作為的な建築ばかり世の中に増えてきて、ちょっと食傷ぎみなんでしょうか。
最近「侘び」とか「歪み」とか「不完全」とかに魅力を感じています。

ん〜・・・・・・・・ちょっと、温泉でも入ってくるかな。


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日本民藝館本館の大谷石のナマコ壁




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by npo-iezukurinokai | 2015-02-20 16:07 | 高野 保光 | Comments(0)

金沢へ

連休中、カミさんと金沢に行きました。

もう7〜8年前になりますが前回は、子供達と雪の降る冬の金沢を見て歩き、
今回は天気に恵まれて、5月の金沢を堪能してきました。
兼六園は、冬の方が好きです。

鈴木大拙館、やっぱりそこに居るだけで落ち着きます。

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観光客でにぎわうひがし茶屋街ではなく、今回はにし茶屋街に行きました。思いがけず知人の計らいもあり、その中の代表的な茶屋を拝見させていただきました。改修中でしたが、僕にはひがし茶屋街で見た建物より、より質の高い空間に思えました。このにし茶屋街は過去に火災があったとかで、失われたものも多く距離的には短いのですが、観光客も少なく穴場です。

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市内にあるお茶室もいくつか拝見してきました。
しんみりと静かに、金沢の文化に触れる旅でした。


(高野保光/遊空間設計室)

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by npo-iezukurinokai | 2014-05-07 22:03 | 高野 保光 | Comments(0)

雑誌掲載とTV放送のお知らせ

d0021969_17697.jpg和モダン vol.6 自然とつながる住まい」にOne-story house が掲載されました!

30歳代の若いご夫婦とサッカー少年、3人家族の平屋の住まいと美容室です。
東に向かって緩く傾斜した敷地の中央にほぼ四角の建物を配して、中庭を設けています。

この住宅各部と外部空間とのつながりについて書かせていただきました。

d0021969_1755279.jpgまた、縦露地の家渡辺篤史の建物探訪で紹介されます!
明日、テレビ朝日8月23日(金)朝4時半~ですが、そんな時間に誰が見てるのかな?という早朝です。
早起きが苦手な方は、是非録画で。
もうその時間にはとっくに目が覚めてるよ!(覚めちゃうよ!?)という方も、皆様ご家族で是非ご笑覧ください。
見逃した方はBS朝日10月12日(土)17時30分~をご覧ください。

(高野保光/遊空間設計室)
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by npo-iezukurinokai | 2013-08-22 17:07 | 高野 保光 | Comments(0)

はやく大人になりたい!!

d0021969_16573483.jpg 先週末、上棟式があった。
ご家族は夕方到着、3歳になる男の子が僕を見つけてニッコリ笑って駆け寄ってきた。「高野さん!あのね・・・」と、ちっちゃな両手をしゃがんだ僕の耳元に当てています。


「あのね、み〜んなにプレゼント持ってきたヨ・・・でもまだ内緒だからね!」

その仕草がなんとも誇らしげで愛らしく、僕は「ホント?すごいね、ありがとう・・・でも内緒ね。」と答えた。
ご夫婦は棟上げしたばかりの家を見て、「いや~思ったより大きいじゃないか!」「一日でここまでやるか〜!」とか、「模型じゃ分からないね」とか、「あそこがリビングだ」とか、いろんなところから眺めてはシャッターを切り、上棟した家を背景にして家族で何度も記念写真
もうそれを見ているだけで僕も、上棟に関わった職人さん達のどの顔からも笑顔が溢れていました。


d0021969_16594834.jpgスタッフの金山が2階で写真を撮っていると、それを見上げながら「僕も登りたいヨ!どうやってあそこに行ったの??」と男の子、お母さんは「大人になったら、行けるわよ。」と返します。
すると目をキラキラさせながら

「いいな〜、ぼくもはやく大人になりた〜い!!!」

・・・・・・・・・・・暑い夏のさわやかな夕暮れでした。


(高野保光/遊空間設計室)
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by npo-iezukurinokai | 2013-08-22 17:01 | 高野 保光 | Comments(0)