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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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カテゴリ:古川 泰司( 31 )

子供たちの木の家

今月熊谷で「わらしべの里共同保育所」が開園しました。
子供たちの木の家を作って欲しいという依頼で始まったプロジェクトです。
私が日頃から設計している木の家の雰囲気を大きな建物でどうやって作るか?実は、それはそう簡単なことではありません。
規模が大きな建物は内装制限と言って燃えやすい素材で室内を仕上げることに規制がかかります。でも、それでは、子供たちの木の家にはなりません。そこで、専門家からもアドバイスをいただきながら、準耐火構造にすることで木をいっぱいに表した保育園を作ることが出来ました。
旧園舎から引越しして、最初は戸惑っていた子供たちも、すぐに慣れてバンバン飛び回っているようです。
完成した子供たちの木の家で、子供たちの素敵な経験が生まれることを願ってやみません。

古川

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by npo-iezukurinokai | 2016-04-30 15:03 | 古川 泰司 | Comments(0)

韓屋



2015年1月11日から14日まで、桜設計集団のみなさんと
韓国建築ツアーに行ってきました。
写真は、初日のソウルで見学させていただいた
フルリノベーションされた韓国の伝統的な住居「韓屋(はんおく)」です。
設計はソウルの建築事務所「guga都市設計」で、そこで働く日本人の米田さんにご案内いただきました。

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by npo-iezukurinokai | 2015-01-26 18:06 | アトリエフルカワ | Comments(0)

マンションリノベーションで木の家リノベーション

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今日は武蔵小金井でマンションリフォームの現場に行ってきました。
解体工事が完了したということで確認です。

戸建てでもマンションでも壊してみないとわからないことが必ずあって
解体工事の完了時はチェックしておきたいことが出てきます。

今回は3LDKのマンションの居室部分の間仕切り壁を取り払ってワンルームにして、ご主人がやっておられる整体の道場に改修します。

床は畳になりますが、低温で優しく乾燥させた杉板を壁に張ります。

マンションも木の家に変身です。
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by npo-iezukurinokai | 2014-07-16 12:29 | アトリエフルカワ | Comments(0)

木材の乾燥−天然乾燥は本当に良いのか?

アトリエフルカワの古川です。

木材の乾燥について書いてみたいと思います。
(キノイエセブンのFacebookページの連載より)

<1>

勉強熱心な建主さんによく言われることがあります。

「天然乾燥の木材が良いと聞いたのでぜひ使いたいのですがどうでしょうか?」

一般的には乾燥は機械を使い石油などの化石エネルギーで木材を加熱して行います。これを「機械乾燥」といいますが、これに対して化石エネルギーを使わずに太陽の熱などで乾燥させるのが「天然乾燥」です。

家をつくる木材は、柱などの骨組み材でもフローリングなどの仕上げ材でも乾燥させて使うことが当たり前になっています。

それでは、なぜ木材は乾燥させないといけないのでしょうか?

木材は、大雑把に言って、「繊維分」「樹脂分」「水分」の三つで出来ています。この水分は、森で育っている木の中にはたくさん含まれています。この水分の量を示す言葉が「含水率」です。材木の中の固形分に対する水分の重量比なのですが、杉の含水率はとても高くて、森で育っているものの中には200%を越えるものもあります。

写真は、杉の木を伐採したところですが、切り口がしっとりと濡れていて木の中の水分の多さが実感できます。伐採見学会に参加されることがありましたらぜひとも切り口を触って欲しいと思います。

さて、この木の中の水分は伐採されるとどんどん抜けてゆきます。水分が抜けることを乾燥といいますが、自然に木は乾燥してゆくのです。

この乾燥がどんどん進み、ある段階になると木が収縮などの変形を始めます。

乾燥させていない木材を使うと、木の収縮で家がねじれてしまうこともあります。そのために、木材は乾燥させて使わないといけないのです。

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by npo-iezukurinokai | 2014-07-14 19:48 | アトリエフルカワ | Comments(0)

KINOIESEVEN

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今週のブログ担当、アトリエフルカワの古川です。
よろしくお願いいたします。

さて、住宅に使う木材について、産地や生産者、工務店さんと喧々諤々議論を交わしてきた
「木の研究会」ですが、そこから派生して木の家をつくる仲間がグループをつくることになりました。
その名も「KINOIESEVEN」。木の家をつくる7人衆です。
でも、7人というのは設計者だけのことで、木の家づくりは材木の産地の方や製材所、工務店の方々の強力なサポートがなければいい仕事はできません。ですから、もちろん、今回の「KINOIESEVEN」には信頼できる木材の生産者や木の家づくりに長けた工務店さんたちもメンバーに加わってもらっています。

その「KINOIESEVEN」ですが
11月10日に発表会を行います。

じゃじゃーん!チラシも出来ています。

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会場は新宿にあるTOTO東京センターショウルームです。

詳しくは家づくりの会のHPの特設ページにアクセスしてみてください。

この発表会に先立って、今日から新宿初台の木童さんで
KINOIESEVENの展示会をやっています。
こちらの展示会は11月16日までです。

こちらにも是非足をお運びください。
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by npo-iezukurinokai | 2013-11-05 14:46 | アトリエフルカワ | Comments(0)

mokusei_House(R) と 耐震改修工事

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来週末に見学会を行う「mokusei_House」のご紹介ですが、今日は耐震改修工事についてです。

木造住宅の改修工事では、必ず耐震診断を行ないます。

耐震診断は評価点として結果が出てきます。その結果が1.0以上であれば、阪神淡路のような巨大地震が来ても、倒壊はするけれども中にいる人が建物の下敷きになって圧死してしまうということはない程度に地震に対して強いということになります。建物は壊れてもひとが死んでしまう確率を可能なかぎり下げるということです。これが診断の基準です。

一方、巨大地震が来ても倒壊しないのは評価点が1.5以上ということになっていますが、評価点を1.5以上にすることは工事としても大変です。大変だから、それはコストもかかるということです。さらには、自然現象は未知な部分も多く想定外ということがおこりますから、評価点を1.5以上にすれば何が起こっても絶対に倒壊しないというわけではないのです。
こうしたことを毎回、住まい手さんにご説明しています。その結果、命の安全を最優先しコストパフォーマンスに優れた評価点1.0以上になるように補強計画を立てることが多くなります。

耐震診断の結果をみて、耐震補強計画を行います。
「mokusei_House」では、耐震診断の結果はあまりよろしくありませんでしたので耐震補強工事を行うことになりました。写真は筋かいを追加していれたところです。これで、一般診断法による評価点を1.0以上になるように計画しました。

ところで、耐震診断には「一般診断法」と「精密診断法」があります。「精密診断法」は建物の剛心と重心の関係を偏心率という数字で出す必要があり、その計算がちょっと面倒であることと、建物の傷み具合を細かく調べる必要がありますので、調査に時間がかかります。「一般診断法」ではその点が手軽で手計算でも簡単にできるようになっていて、構造の専門家でなくとも講習会を受けた建築士ならば出来るようになっています。

「mokusei_House」では当初は「一般診断法」に基づいた耐震診断を行ない耐震改修計画も「一般診断法」をもとに考えていました。ですが、本来は耐震補強計画は「精密診断法」をもとに行うことが必要とされています。ただ、それでは、耐震改修工事の敷居が高くなってなかなか進まない。日本国内には大地震で倒壊の恐れのある家屋がたくさんあります。それを一件でも多く早急に補強して大地震に備えないといけない。そういうわけで、ある意味、特例で「一般診断法」にもとづく耐震改修も認められているというわけです。

アトリエフルカワでも当初は「一般診断法」による耐震診断と耐震改修を行っていました。しかし、それでは、診断も補強計画も精度が低いということを、やればやるたびに実感してきました。そこで一念復帰、「精密診断法」を自分で出来るようにしたのです。

「mokusei_House」でも耐震補強計画を「精密診断」で評価しなおしてみましたら、なんと評価点が1.7以上になったではありませんか。これはすばらしい。「一般診断法」による耐震補強では、どうしても安全側に判断がいってしまうようです。安全側であれば問題ないのですが、必要十分の改修範囲を「精密診断」ではもっと厳密に考慮することが出来ますから、改修工事のコストの調整幅が広がります。これは、住まい手にとっても良いことですよね。

なお、11月26日(土曜日)と27日(日曜日)の二日間にわたり、新宿のTOTOにて、家づくりの会の秋の講座を行ないます。

私、古川は26日の土曜日に耐震診断と耐震改修の基礎知識についてお話させていただきます。
お問い合わせ、お申し込みは家づくりの会の問い合わせフォームからお願いします。
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by npo-iezukurinokai | 2011-10-21 15:43 | アトリエフルカワ | Comments(0)

自分で塗ってみよう!

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土曜日は家づくり学校の2年生コースで左官塗体験をやってきました。私は主催者側ではありますが、今回は受講生に混じっての参加ということで、午後の時間を楽しませていただいたのです。

建築の世界というのは、自分でやってみないとわからないことが多いものです。特に左官という仕事は、泥の塊を様々な表情に変化させる、職人のなにやら不思議な魔法のような手仕事であり、これは自分でやってみて、そのうえで左官職人の手の動きを見せていただくことで、その不思議さをより深く体験できるわけです。その不思議体験こそが左官の奥深い世界の入口なのだと思います。

家づくり学校長、泉幸甫さんの案内で、富澤建材さんの場所をお借りして、講師陣には、忍者左官こと小沼充さん、久住さんのお弟子さんである植田俊彦さんという、いまの左官の世界を引っ張っておられるお二人をお迎えするという、なんとも豪華で贅沢な左官教室となりました。

拙著「住宅工事現場写真帖」でも書きましたが、左官壁を平滑に仕上げることはアマチュアには至難の業です、というかほとんど無理です。左官の仕上がりには手の癖が出てしまいますから、その癖をコントロール出来ないと平滑な仕上がりは出来ません。年期の必要な技なのです。ですから、アマチュアが自分で左官壁を仕上げようとするときには、その癖を受け入れる必要があります。

今回の体験は、のりを使わない土壁と、本漆喰の二種類の左官材料を塗ることが出きましたが、やはりみんな平滑にし上げることがこれほど難しいのかと思い知ったようです。できそうだけれども実は難しい、という発見は、物づくりに関わる者にとって、とてもとてもたいせつな経験なのだと思います。

その後の懇親会を含めて、ほんとうに楽しく有意義で素敵な時間を過ごすことが出来ました。小沼さん、植田さん、本当にありがとうございました。

<おしらせ>
今週末の土曜日には日本オスモさんの協力で、ワックス、自然系塗料を自分で塗ってみようというイベントがあります。こちらは、どなたでもご参加頂ける企画ですので詳しくは家づくりの会ホームページを御覧ください。

(アトリエフルカワ 古川泰司)
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by npo-iezukurinokai | 2011-10-17 09:39 | アトリエフルカワ | Comments(0)

「楽しくわかる!住宅工事現場写真帖」のご紹介

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さて、今週のブログ当番も今日でおしまい。
最後は、昨年暮れに出た拙著のご紹介です。

タイトルは
「楽しくわかる!住宅工事現場写真帖」

サブタイトルが
「プロとアマが協力してつくる新しい手づくり住宅のススメ」

何の本かといいますと、家づくりの現場に住まい手さんが参加するためのガイドブックです。
自分の家は自分で作りたいと思いながらも敷居が高そうで躊躇している人も少なくない。そういう方に、家づくりの現場の流れを踏まえて、できそうな仕事と(小さな仕事)プロにお願いした方がいい仕事(大きな仕事)にわけて、そのなかの小さな仕事について写真で解説した本です。

とはいえ、この本はこれから家づくりを始める方全員に読んで欲しいと思っています。現場の様子や手順については、なかなか一般の方はイメージできないのではないでしょうか。そこで、いわば、家づくりの工事が始まる前のイメージトレーニングができるような本があるといいなと思って、この本をつくっています。

amazonでも絶賛発売中
なんと「住宅建築」カテゴリーでは10位前後におります。(先日は2位でした!)

アトリエフルカワ一級建築士事務所 古川泰司
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by npo-iezukurinokai | 2011-01-29 12:42 | アトリエフルカワ | Comments(0)

「木の家リフォームを勉強する本」

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1月21日は夕方から「木の家リフォームを勉強する本」出版記念セミナーに参加するために、早稲田のスコットホールに出かけてきました。写真は会場となったスコットホールです。
この本は建築家の三澤文子さんが中心となってまとめられた本で、これからリフォームを考えたい一般の方向けということではありますが、かなり内容の濃い、専門的な解説が丁寧にされている本です。その点では、プロが読んでも十分に読み応えがある内容になっています。
今回の出版記念セミナーでは、本書の重要な考え方である「建築病理学」という新しい学問について、英国での実践例を村上洋子氏より、岐阜県森林アカデミーでのカリキュラムの説明を辻充孝氏より、それぞれ発表がありました。
中古住宅を評価して使い続けてゆくために「建築病理学」による評価が有効であるということが発表の趣旨です。現実には、中古住宅の評価については百科騒乱のような感じで、あちこちで独自の評価基準がつくられて、てんでバラバラな活動になってしまっています。しかし、そのなかでも三澤さんたちが実践しておられる「建築病理学」に基づく評価は大変バランスのよいものだと、お話を聞いていて思いました。
スクラップ・アンド・ビルドの新築主義からの脱却のためには、中古住宅の診断と評価、それにともなう改修工事の実践と、改修による資産価値の再評価を社会的に認められたルールとして共有化してゆく必要があります。そうした、長い展望で考えたときに「建築病理学」というのはとても視野の広い有効な考え方なのだと思います。
この日は、出版に関わった人たちのご紹介に続き、リフォーム事例を取り上げてもらった私も含めた人たちのご紹介をしていただきました。
最後に、建築病理学により住宅を診断する人を三澤さんたちは「住宅医」と呼んでおられますが、昨年まで名古屋で開かれていた「住宅医スクール」が今年の6月より東京でも開催されるとのこと。私もぜひ参加してみたいと思っています。

アトリエフルカワ一級建築士事務所 古川泰司
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by npo-iezukurinokai | 2011-01-26 11:33 | アトリエフルカワ | Comments(0)

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2011年1月17日。私は早朝に東京を出て神戸に向かいました。「耐震改修推進会議」の「大勉強会」で、耐震改修の事例を発表するためです。
集合時間の1時間前に到着予定だったのですが、日曜日からの雪で新幹線が大幅に遅れているとの情報があったので、乗るはずの電車の二本前の「のぞみ」に飛び乗ったのでした。それでもぎりぎり。新幹線は1時間半遅れたのでした。雪に弱い新幹線、というところでしょうが、車窓に広がるホワイトアウトした吹雪に実家の長岡へ帰るときに眺める景色と同じだと思い、雪に強い上越新幹線の技術はついぞ「のぞみ号」には採用されなかったのだなと思ったわけです。対費用効果、と言ってしまえばそれまでですけれどもね。
「勉強会」は無事に終了。同じ分科会に登壇された建築家の三澤文子さんと今後の問題点を確認することもできた私にとっても有意義な会でした。

せっかく、神戸まで来たのだからトンボ帰りももったいないと、一夜の宿をとることにしました。宿は人任せでとってもらったのですが、その人が選んでくれたのが新長田駅前のホテル。長田といえば震災の被害が大きかったところです。宿をとってくださった方は、震災の時に三宮の会社に勤務されていた方です。
もう既にあたりも暗くなっていた頃に駅を降り立つ私たちの前にはロウソクの灯りがありました。風も吹いていて、消えそうになりながら炎はともり、消えてしまったところには道行く人が次々と火を灯していました。

家づくりの会でも耐震診断窓口をもうけようと現在準備中です。

アトリエフルカワ一級建築士事務所 古川泰司
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by npo-iezukurinokai | 2011-01-25 11:28 | アトリエフルカワ | Comments(0)