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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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カテゴリ:村田 淳( 19 )

設計の効率と質

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iPadでお絵かきする息子です。
最近のタブレットは専用のペンを使えば、紙に書くように絵や文字を書けるようになってきました。それは今まであまりしたことがない経験で楽しいものですが、仕事の面でも有用です。
例えば、メールで送られてくる原稿や図面のチェックも、わざわざ紙に印刷するまでもなく画面上で必要な指示を書き込み、そのまま返信することができます。
省資源で手間も省けスピーディ、おまけにデジタルデータで管理も楽です。
今では設計図のほとんどは手書きからCADに移行しましたが、これからはもっとデジタル化の範囲が広がっていくのでしょうね。
ただ、それで効率がよくなったとしても、設計の質が上がるかどうかはもちろん別問題。
住まいに人が求める本質も、技術の進歩とは無関係で、あまり変わらないのでしょうね。

村田 淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2017-01-30 14:20 | 村田 淳 | Comments(0)

タヌキ!

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都心に近い都内の現場で打合せをしている時のこと。
視界の片隅に動くものがあったのでふと目をやると・・・。
最初はなんの動物か分からなかったものの、どうやらタヌキのようです。
こんな都心にもいるのだとびっくり!
しかし、判別に迷ったようにその姿は健康が心配になるほどで・・・。
さすがに餌も少ないのでしょう。
その後、庭に落ちた柿を食べていましたが、元気で生き延びて欲しいものです。
ちなみにこの現場は、私としては初めてのリノベーションです。
いつか機会があればご紹介します。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2016-11-29 10:58 | 村田 淳 | Comments(0)

壁のような掲示板・掲示板のような壁

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先日お引き渡しを終えた三島の家。

子供室の壁の一部を、周囲の壁に色を合わせた鉄板にして、マグネットを貼れるようにしました。

子供の時は学校からの連絡も多く、勉強や家族間の伝言にも役立つので、よく掲示板を設けます。
子供室だけでなく、安易に貼り付けがちな冷蔵庫の代わりに、キッチンの目立たない部分に計画することもあります。
きれいな色のコルクや掲示板用クロスなど、素材もさまざま。
場所の雰囲気により使い分けています。
この家の場合は、なるべく存在感がなく自然な雰囲気となるように鉄板にしました。

しばらくは子供の遊び場にもなりそうですね。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2016-07-15 14:21 | 村田 淳 | Comments(0)

三島の家

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静岡県の三島で工事中の家が、6月下旬に竣工します。
1階は庭とつながるリビングで、2階にはトップライトのあるカバードデッキがある40坪ほどの住宅です。
このデッキは2階の中庭のようなもので、子供の遊び場になったり、本を読んだり、室内の延長になることを意図しています。
6月25日の午後にオープンハウスを予定していますので、東京周辺までなかなか見に来られない人はぜひお越しください。
詳細が決まりましたら、家づくりの会のHPでもご案内させていただきます。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2016-05-23 16:34 | 村田 淳 | Comments(0)

市ヶ谷の桜

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今日の当番の村田です。

桜の見頃を迎えた東京ですが、家づくりの会事務局がある市ヶ谷は桜の多い街です。
飯田橋から市ヶ谷、四谷までの外濠は桜の名所。
今日はあいにくの曇り空ですが、花見の場所取りをしている人も多くにぎわっていました。
(下の写真は事務局近くの東郷公園)
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住宅の植栽では花暦を考え樹種を選定しますが、桜を選ぶことはあまり多くありません。
馴染み深い染井吉野は、枝が張り大きくなりますからなかなか難しい。
ただ、横に枝を張らずに直立するように育ち、狭い場所でも植えられる品種もあります。
玄関近くのアプローチなどに植えれば、家族もご近所さんも楽しめる、という訳です。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2016-04-01 16:02 | 村田 淳 | Comments(0)

2つの美術館へ

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先日、写真家・杉本博司さんの展覧会を見に行きました。
千葉市美術館の開館20周年展として開催されています。
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これまでも氏の作品は何度か目にする機会はありましたが、本展ではおなじみの「海景」「劇場」「ジオラマ」シリーズの他に、氏のコレクションを使って27の床のしつらえが展示されていて、こちらが大変興味深い内容でした。
古美術商の経験から趣味で古今東西の名品を集められたそうで、人並みではないセンスを感じられる展示です。
なかには建築家・白井晟一の書なんてものもあります。(下の写真)
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次は、少し足を伸ばしてホキ美術館へ。
写実絵画専門の美術館で、設計は日建設計です。
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大胆に跳ね出した展示室が特徴的な建物。
実はすぐ横にはフツーの住宅が並んでいるという環境ですが、地上の建物のボリュームを抑えるために地下をうまく使っているようです。
ここでは五味文彦・大畑稔浩、島村信之の展示を見ましたが、五味氏のリアルな描写には舌を巻きました。
残念ながら撮影禁止のため写真はありません。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2015-12-04 15:51 | 村田淳 | Comments(0)

住宅省エネルギー技術講習会

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先日、住宅の省エネルギーに関する講習会を受講しました。
住宅における省エネルギーの基準はこれまでに何度か改正されているのですが、最近では平成25年に見直され、一般の戸建住宅でも2020年をめどに新しい基準への適合が義務化されると言われています。

新しい基準は、建物の外皮の断熱性能と、冷暖房・換気・照明・給湯などの設備の性能を総合的に評価します。
(その計算はわりと煩雑です・・・苦笑)
外皮では、壁よりも窓から逃げていく熱のほうが多いのは常識ですが、その弱点を補うために設けた「障子」などの「付属部材」は、評価してよいことになっています。

下の写真は、数日前の私の事務所の様子。
朝晩は肌寒くなってきたので、中庭まわりに障子を入れました。
低くなってきた太陽が外の風景を影絵のように写す様は、絶えず変化していつまでも見ていたくなります。
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村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2015-10-15 15:46 | 村田淳 | Comments(0)

『村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界』など

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お盆前のことになりますが、目黒区美術館で開催されている『村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界』を見てきました。
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80点にものぼる精巧な模型が一同に並ぶ様は圧巻で、製作にかけられた労力は想像を絶するものです。
(写真撮影が許されているのは一部なので少なく見えますが、かなり見応えのある展示です)
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建築は俯瞰してみる機会はあまりないものですが、模型だとそれが可能で全体を把握しやすいですから、設計者の考えを理解しやすいと思いました。
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見終わった後は、ちょっと足を伸ばして目黒寄生虫館へ。
こちらも違った意味で見応えがありますよ。
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村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2015-08-25 22:44 | 村田淳 | Comments(0)

「家づくりのこだわり」とは

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今日はもうすぐ発売される本のお知らせです。

「こだわりの家づくりアイデア図鑑」
 NPO法人家づくりの会/編著
 7月3日(金)発売 ¥ 1,728  → amazon

以下、amazonの商品説明より抜粋です。
こだわるべきところは間取り、
収納、設備、構造といった
大きな部分だけではありません。
ドアノブや、キッチンのタイルといった
小さな部分もこだわりぬき、
十分に吟味することで、
住まいの質はぐっと向上するのです。

本書はベテラン設計者がオススメする
こだわりの家づくり手法の数々を
イラストを使って分かりやすく紹介したものです。

家づくりの会にはいろんな人がいて、設計の方法や考え方も様々です。
それは各人の生き方にもつながっているのですが、そこから生まれたこだわりを集めて一冊の本になりました。
家づくりに興味がある方向けの本なので、やさしく読みやすくなっていると思います。
書店で見かけたらぜひお手にとって眺めてみてください。
(そのままレジに行っていただけると、なおよいと思います・・・笑)

ついでなのでもう1冊ご紹介。
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「実践的家づくり学校―自分だけの武器をもて」
 家づくり学校講師室/著 ¥ 2,700 → amazon

以下、家づくりの会HPより
NPO法人家づくりの会が2009年に、高い志を持った住宅の設計者を育てようと開校した「家づくり学校」。住宅設計の現実のなかで、何をテーマに自分らしく自分しかできないことを持って生きていくのか? そうした自分の道を探し出すきっかけをつくるのが、この学校の狙いです。
この書は、家づくり学校の1年生・座学と2年生・見学の講義内容をこれまでの授業に基づきまとめたものです。諸事情により学校に入学できない人にも、この本を通して私たちの考えを遺伝子のように伝えることができたら幸いです。

こちらはこだわりとは謳っていませんが、実は同じように設計者のこだわりをまとめた本です。
「こだわりの家づくりアイデア図鑑」は一般の方向け、「実践的家づくり学校」の方はプロ向けという違いはありますが、より幅広く住宅設計に必要な視点をまとめたもの。
各章は、その道を追求している人が担当していますので、内容も充実しています。
(自分も担当していますが、そこは置いておいて・・・。自画自賛したい訳ではありません。念のため。)

2冊の本は、形は違えど表裏一体のようだなぁと、新刊の発売を迎え思いを巡らしたのでした。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2015-06-29 16:19 | 村田淳 | Comments(0)

目黒区総合庁舎建築ガイドツアー

少しさかのぼってGW前のことですが、「目黒区総合庁舎建築ガイドツアー」に参加してきました。
この庁舎はかつて千代田生命保険相互株式会社の本社ビル(設計/村野藤吾)でしたが、同社の破綻により、2003年から今の用途で使われているそうです。
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外観を特徴付けているのは、格子による彫りの深い表情です。
これはアルミ鋳物製で、今の金額にすると1ピースで240万円ほどとか!

他にも、村野藤吾らしい造詣があちこちに見て取れます。
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玄関ホールの特徴的なかたちの開口部。
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天井には8つのトップライトがあり、内側に作野旦平制作のガラスモザイクで四季が表現されています。
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翼を広げたようなアプローチの庇。
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正面と妻壁との取り合い。
正面はガラス鋳物で、妻壁は大理石です。
このように、異なる仕上げ材が隣り合う場所の納め方と言うのは、設計では常についてまわる問題ですが、楽しいところでもあるのです。

最後に、ボランティアでガイドを務めてらした建築家の若原一貴さん(右)と記念撮影。
この階段も見所満載です。
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建築を見学するときは、設計者の目線に立ち、平面・断面のプランニングから材料の選定、デザイン、納まりを意識するように心がけています。
じっと観察して、気付き、考えることが大切なんでしょうね。
今回は、若原さんの確かな観察眼に触れられて、とても有意義な時間を過ごせました。

このガイドツアー、今年はもう定員になっているようですが、来年も開催されると思います。
少しでも興味を持たれたら、ぜひ参加してみてください。
おすすめです。

村田淳/村田淳建築研究室
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by npo-iezukurinokai | 2015-05-14 15:45 | 村田淳 | Comments(0)