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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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カテゴリ:白崎 泰弘( 35 )

模型と現場の関係

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本日、ブログ当番の 白崎泰弘です。

今、工事が進行中のプロジェクトを紹介します。
用途は、3戸の長屋。
長屋というと貧相なイメージがあるかもしれませんが、窓先空地など法的条件が厳しい共同住宅に比べ、戸建て住宅に近い法規で設計できるので、戸数の少ない集合住宅をつくる時に用いられる設計手法です。

鉄筋コンクリート造ほどお金を掛けられない、だけど木造だと階下への生活音が気になるのではない、という入居者に対するオーナーの心配りを受け、1階RC、2階木造という混構造での提案となりました。

設計中に模型をつくり、画像処理ソフトで周囲を嵌め込んだり、外壁の色を入れたりしたものが上の写真です。模型写真というより、ほぼCGですね(笑)。

今現在の現場状況が下の写真。模型のイメージ通りに出来ているので、オーナーさんも安心してくれています。
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模型では表現しきれないのが、素材感。
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1階の鉄筋コンクリート部分は、杉板を転写しています。実にきれいに転写されていて、職人さんと監督さんの気持ちが伝わってきます。私も現場の監理にもうひと踏ん張り。

白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ

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by npo-iezukurinokai | 2017-05-22 19:46 | 白崎 泰弘 | Comments(0)

16年前に設計した集合住宅に行ってきました!

ブログ当番の白崎です。
先日、坂倉事務所にお勤めしていたときの担当物件を久しぶりに見に行ってきました。
目黒駅の西側にあります。
元々林野庁の敷地で、敷地の真ん中に葉張りの立派なケヤキが空地の中にポツンとありました。
丁度、道路側南隣の敷地に大きく育ったケヤキの木があり、それを集住の門構えに見立て、計画する住棟をはさんだ北側に移植することを提案しました。
移植については受け入れられましたが、住棟のデザインについては色んなアイデアが管理上の問題でダメ出しを受けつづけました。それでもと、住人の生活が美しくにじみ出てくるものを模索していました。
バルコニーに室外機を隠しつつ眺望を阻害しない方向で設けた目隠しルーバーが特徴の集住で、下の写真が完成直前のもの。
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以下、「More」に続きます。



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by npo-iezukurinokai | 2016-12-09 20:00 | 白崎 泰弘 | Comments(0)

「7/17|ワークショップ|模型をつくってみよう」の報告

ブログ当番の白崎泰弘です。

7/17、「模型をつくってみよう」というお題でワークショップを行いました。
夏休み直前企画と銘打ったところ、参加者5組のうち4組が小学生の女の子たちでした。

カッターを使う作業で怪我することが心配だったので、こちらは二人がかりで見ていましたが、皆さん危なっかしい使い方はしておらず、無用な心配で終わって良かったです。
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模型材料にはスチレンボードを使いました。コーナー部分を処理する「1枚紙残し」の手法がポイントとなり、大人は簡単に習得できましたが、小学生には難しかったようです。その苦労も、壁が立ち上がり屋根をかぶせていく頃になると目が輝きだしていました。
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最後、敷地に建物をセットし、樹木や人を自分の好きな位置に置くころには、嬉しそうにしていたのがとても印象的でした。
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余った材料で、ある人は犬小屋と犬、ある人は郵便ポストなどをつくって、それぞれに個性豊かな作品が出来上がっていました。

これをきっかけに、デザインや建築に興味を持ってもらえれば、こちらとしては嬉しい限りです。

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by npo-iezukurinokai | 2016-07-18 23:00 | 白崎 泰弘 | Comments(0)

ホームページ用の撮影が入りました!

3月29日当番の白崎です。
今現在、家づくりの会のホームページのリニューアルに向けて、粛々と作業中です。
本日は、家づくりギャラリーでの面談風景に撮影が入りました。
可愛らしいお客様にも協力して頂いて、和やかな写真が撮れた模様です。
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制作して下さるのはガジェットハウスの岩本さん。「人」をテーマにしたコンテンツづくりに定評のあるクリエイターです。
一流のクリエイターにお願いしたからには、素材を提供する私たちも頑張らないと!

白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ


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by npo-iezukurinokai | 2016-03-30 23:41 | 白崎 泰弘 | Comments(0)

和室の造作材選び

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本日、ブログ当番の白崎泰弘です。
先日、和室の造作材を選びに材木屋さんに行ってきました。
お施主様と一緒に行く予定でしたが、都合がつかず、私たちに一任されました。

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床柱は、図面では磨き丸太としておいたのですが、京都の北山杉の絞り丸太に魅せられてしまいました。
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京都の北山杉は枝を落としながら育て、目の詰んだ木になります。目が詰むと杉といえども硬い木になります。
絞り丸太というのは、木を磨いていく中で柔らかいところが削れ固いところが残っていくという仕上げ方法ですが、北山杉のその硬さのため、なめらかな凹凸感で、図面で書いていた磨き丸太とほぼ同様のイメージになります。

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選ばせてもらった床柱に自分の名前を記入し、現場に間違いなく納品してもらうようにします。

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畳の四周に廻す地板は天龍桧の無節。天竜川の桧は、桧の中でも特に硬く、床材向きなのだそうです。
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天井材には、中笹といって、板の中央部分に笹のような細やかな杢目が入っているものです。写真で特選天然杢のラベルが貼ってある右から2番目のもの。

白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ





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by npo-iezukurinokai | 2016-02-05 11:45 | 白崎 泰弘 | Comments(0)

耐震リフォームの相談

11月29日のブログを担当する白崎泰弘です。
弊社のホームページで掲載した耐震リフォームに関する記事を紹介します。
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先日、学生時代の友達が尋ねてきて、リフォームの相談を受けました。
「実家の耐震診断をしたところ、数値が悪いと言われたけど、実際どう?」
「耐震補強の具体的提案ももらったけど、こんな大掛かりなことはやらないって親父が言っててさ、この補強どう思う?」
大きくはこの2点です。
私はセカンドオピニオンの役割です。
耐震診断は目視検査となり壁を剥がさないので筋交い(柱と柱の間にいれる斜めの部材で、構造上とても重要)がカウントされず、実際より数字が悪くなりがちです。それを差引いても、数値の悪いことは事実で、それでもお父上が「耐震補強はやらない」と言っているのは人命の観点から私としては捨ておけないものがありました。
耐震補強案は壁を記号化しており、ぱっと見では判断できず、ただ、家の中央部分に耐震壁を設けていく案であることだけ判りました。
「キッチンとリビングが分かれると、今までの暮らしができないんだよね。それを親父が嫌がってて。こういうリフォームって、外周で補強するのが多いみたいなんだけどさ」と友達。
事前に「大掛かりリフォームはやりたくない」と聞いていた私は「大掛かり」が問題なのだろうとの先入観から、
「あ、いやいや、外周のどこかで補強すると、その反対側の外周部も補強しないと家の剛性バランスが崩れるんだよ。あまりお金をかけない方法として、家の中心で補強することを提案したんじゃないかな。」
友達は理解しつつも、これでは親父は納得しないよな、という顔をしてました。
翌日、借りた耐震診断報告書および提案書をじっくり拝見。
提案書中の記号も報告書の中に出てくる凡例から読み取ったところ、キッチンのところをぐるりと耐震壁で囲ってしまっていて、入口が全然ない状態であることが判明。記号を読み解けば開口率のことが出てくると思っていたのですが、まさかの展開です。
この案の通りでは、キッチンが使い物になりません。提案とは言えない代物で、これを出した事務所もとりあえずのサービスだったのかもしれません。
元々、デザインの事があるからおまえに頼むよと言われてましたので、Seedsなりに補強案を考えようと思います。今までと変わらない生活スタイルができて、耐震補強の数値を同等のところまで持っていければ、、よし、やってみましょう!
白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ Seeds Archi-studio

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by npo-iezukurinokai | 2015-11-29 22:07 | 白崎泰弘 | Comments(0)

設計した社屋がテレビドラマの背景に

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住宅の話題は関係ないのですが、
私が10年前に設計したテュフズードオータマ東京試験所(現e・オータマ東京試験所)が今秋から始まっているフジTV系お昼の連ドラ「別れたら好きな人」に主人公の勤め先として登場しています。
私がチェックする限り、たった5秒外観が映るだけですが、それでも
成長した我が子を見るような感覚で(実際に成長しているわけないのだけど)録画して観ています。
実際の会社は、電磁波の試験などを行う会社ですが、テレビでは外食産業の社屋として登場しています。
実際のコーポレートカラーの青を基調とした独立看板に外食産業をイメージさせる暖色系の看板をかぶせているのが画面に左側に見えます。生みの親(自称)の私としては若干の違和感を覚えつつ、、それでも、たとえ5秒といえど全国に配信されていることに、悦に入っております。
フジTVさん、ありがとうございます!

e・オータマさんのブログ「黒川便り」では、撮影の裏側も。



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by npo-iezukurinokai | 2015-10-09 21:25 | 白崎泰弘 | Comments(0)

プレカット図のチェック

今回は、白崎泰弘が当番です。
今動いている木造住宅のプレカット図のチェック作業の話です。
現代の木造住宅は、現地で木材を切るという作業はほとんどなく、プレカット工場で切ってきます。プレカットするためには、設計者が間違いのないよう丁寧にチェックする必要があり、監理業務の中でも大事な作業の一つとなっています。
今回、図面の多さに少々驚きました。
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今までの経験では規模によらず20枚余りだったのですが、今回出てきた枚数は50枚を超えていました。
理由は、通常、主だった軸組図の数枚が出図されてくるのですが、今回は殆どの軸組図が出てきたからです。
2種類の屋根勾配がぶつかってくる形態のため、設計者に確認してもらおうということだと思います。
こちらのほうとしては、ほとんどの仕口を軸組で確認でき、今回の階高をぎりぎり抑えた設計の中で、仕口金物が室内側に出ないか、設備配管の通るスペースや電気配線のルート等、もれなく確認することができました。
白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ 

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by npo-iezukurinokai | 2015-07-04 20:56 | 白崎泰弘 | Comments(0)

お引越し半年後のOさん宅訪問

今回は、白崎泰弘 が当番です。
先日、お引越し半年後のOさんのお宅に伺ってきました。
年賀状でも、住み心地の良さを書き記してくれていたので、安心して伺ったのですが、奥様が満面の笑みで迎えて下さいました。

以下、奥様からの引越してからのエピソード。( )は白崎の応答。
「テレビはマンション当時のまだ使ってるんです。遊びに来る友達からは『テレビの大きさで家の格が表れる』って言われるんです。」
(なるほどー、最近の薄型テレビはデザインが洗練されてて、空間に見合ったテレビは確かに格をあらわすかも)

「リビング脇のスタディコーナー。ご覧のとおり、娘に占拠されてて。引越して1週間でもうこの状態です。」
(いいんじゃないですか、女の子ですからね、みんなのいるところで勉強したいんですよね)
「でも、いざとなればコーナー建具で仕切られるから。便利ですよ。」
(でしょ)
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「せっかく中庭型にしたんだから白崎さんたちが設計当時提案した通り、大きな木を植えればよかったです。1回引越してきてしまうと、なかなか手が回らなくて」
(でしょ。でもまあ、予算調整で削ろうと思うと仕方なかったですよね)

「娘の友達が遊びに来るなり、パジャマに着替えて日中からお風呂に入るんですよね、ほら、日当たりが良いから」
(小さい子って素直だから、小さい子にそういう風に使ってもらえるのは嬉しいです)

「シュークローク脇の手洗いは本当便利。こういうの提案してもらって本当良かったです」
(やっぱり?)
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という感じで、大満足Oさんちの訪問は、こちらも大満足の1日となりました。


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by npo-iezukurinokai | 2015-05-01 21:23 | 白崎泰弘 | Comments(0)

環境性能実践セミナー受講してきました

本日のブログ当番は白崎泰弘 が担当します。先週、諸角さんが定期講習の話をされていますが、私も似たような話題を。
先週末、建築士会主催の環境性能実践セミナーを受講してきました。
長期優良住宅などで適用されていた断熱基準に加えて暖冷房や照明などの設備性能まで基準を設け、2020年には住宅など小規模建築においてもその基準の適合が義務化されることになっています。
私たち設計者は、仕様規定という比較的簡易な設計手法ではなく、性能規定という詳細な方法が求められるようになります。
私も勉強していかなければならないので、そのためのセミナー受講です。
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今まで自分がやってきたこととセミナーの話は概ね重なっていましたが、もやもやしていた部分の霧が晴れるようなところも何ヶ所かありました。
例えば、断熱計算をするうえで外壁側に通気層を設けた場合の外気温の設定の仕方等。卑近な例では、冬場エアコンの温度を上げても断熱性能の低い家では快適と思えない事象はどうしてか等。
壁内結露のメカニズムも明確に判りました。
目から鱗だったのは、セミナーの中でもらった資料で、様々な建材の蓄熱有効厚さのデータです。
蓄熱に有効な素材というのは、コンクリートや石が代表的なものとして知られていますが、石でも種類によって蓄熱性能が違っていました。

 蓄熱有効厚さ
 コンクリート・・・20㎝
 大理石・・・30㎝
 砂岩・・・20㎝

砂岩は吸水率が高く床材には不適なのですが、大理石より蓄熱性能が高いのです。
ただし、蓄熱性能は両刃の剣で、「温まりにくく冷めにくい」わけですから、空調の間欠運転をする部屋では空調を入れてもなかなか暖まらなかったりします。
もらった資料をきっかけに色々研究したいと思います。

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by npo-iezukurinokai | 2015-03-24 21:57 | 白崎泰弘 | Comments(0)