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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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数寄屋建築

d0021969_892310.jpg数寄屋建築は屋根で決まってしまうと言えると思います。如何に軽やかに、リズミカルに、奥ゆかしく屋根が架けられるかいつも悩むところ。一番のポイントは軒の出とその高さ。

先ずは玄関。庇は極力低く抑えて落ち着いたほの暗い(ほの明るい)玄関にしたいところです。人を迎え入れる場所ですから、やわらかさ、暖かさを出す工夫をしています。

今日は家づくりの会のメンバーと《良質空間探訪》(「New HOUSE」誌で連載中)の取材で東京・新宿区中井にある林芙美子記念館を訪れます。芙美子好みの玄関楽しみです。

今日の日記を書いた人
→NPO法人 家づくりの会所属建築家 川崎君子建築事務所/川崎君子

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-30 08:09

快適な広がり・・・

d0021969_7401546.jpg断熱をしっかりして、太陽熱を上手に利用する事によって、開放的な大きな空間を作っても、エネルギーロスを減らし、快適に暮らす事が出来ます。

吹き抜けはそれでもコールドドラフトと言って、窓の辺りで冷気が降りて来て、不快なリビングに成ってしまう・・・なんて事が有ります。また、リビングに設けた階段からも、冷気が降りて来たりします。いろいろな工夫はするのですが、断熱性能を上げ、空気の流れをある程度コントロールすると、まあ快適な家になります。家中の温度差を小さくし、でも、エネルギーの消費は抑える!これが大切です。いろいろなバランスが必要になりますね。設計の・・・。

こんな吹き抜けも、一階のリビングに太陽光を落とす為のものですが、開放感や空気の移動にも大きく貢献しています。

↓つづきは下記へ(マツザワ設計/松澤静男)
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by npo-iezukurinokai | 2005-06-29 07:40

横への広がり・・・

d0021969_7385733.jpgその吹き抜けの下にある、3畳の和室です。こんな狭い部屋でも、横にちょっと広がり、穴倉のような落ち着きも出ます。床の高さを変えると、また違った雰囲気になりますね?

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-29 07:39

それにしても暑い!

フエーン現象とかで大変な暑さです。こんな中、数寄屋の話など読んでいられませんよね。そこで、この句をお伝えして数寄屋の真髄を感じていただきましょう。
 
   屋根ひくき 宿うれしさよ 冬ごもり    蕪村
                             
気のせいか少し涼しくなってきました。では。

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-29 07:37

はじめまして

d0021969_65085.jpg小江戸川越の郊外、田んぼに囲まれた事務所から発信します。蛙の鳴き声と共に。

私は川越生れの川越育ちですが、一時期京都で数寄屋を学んだ関係で茶室を含んだ住宅の仕事が結構あります。また、数寄屋でない住宅の場合でもあちこちに数寄屋の手法が出てきてしまいます。

そんな話を短くお伝えするつもりです。
それにしてもこの蒸暑さ!ついつい夕食時にビールを飲み過ぎてしまいました。明日から1週間ビール断ちをしてこの《コラム・日記》の欄をやっつけ・・・失礼、取り組みたいと思います。

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-28 06:50

コストと性能

これは私にとって非常に大きなテーマです。このバランスは設計者によって様々です。ここに当然、意匠性・デザインも入って来ますよね。まあ、ややこしくなるのでデザインは置いといて・・・。

よく「坪いくらですか?」って聞かれます。一瞬、考え込んで、いろいろ言い訳をしながら坪60万円とか、70万円とか言います。安いハウスメーカーが坪30万円とか40万円って言っている時に、この差をしっかり説明するのは結構大変です。

時間軸を取り入れ、通常20年で壊してしまう家を、50年以上持たすので、結果的に安上がりです。こんな答えもあります。でも、このくらいじゃ納得してもらえませんね。

そこで性能が出て来ます。性能と言っても、先ずはランニングコスト。造って安くても、維持費がたくさん掛かってしまってはNGです。耐久性も確かに必要です。メンテナンスフリー・・・これも大切ですね。そして、省エネ住宅。エネルギーを消費しなければ、ローン返済中も、育児期間も楽ですよね。でも、快適でなければNGですよね。

そこで、いつもの手?として、外断熱でしっかり断熱した家で、太陽熱利用をします。太陽熱利用の予算が取れない時は、ちょっとした工夫の換気システムを取り入れ、家中の温度を快適で均一化し、エネルギーを消費しないようにします。これは予算が十分有っても、ローコストでも同じようにします。

安い家が出来ても、快適でなく、楽しくもないのでは、家づくりに成功したとは言えませんね。また、安全性も大切です。子育てをするにも、そうでなくお年寄りにも、自分たちにも安全な家にしたいですね。落下防止・・・なんて話しじゃなく、シックハウスなど、家に使われる素材や薬品の話しです。

最近ではフォースターなんて言葉が、アチコチで聞かれますが、安全な建材が十分に出回っています。でも、まだまだ注意も必要です。この辺りは、建て主ではガードしきれないでしょう。設計者、施工者がしっかり勉強し、管理しないと安全な家は出来ませんね。そのような事にも注意を払いながら、コストも抑える・・・これが結構大変なんです。

こんな事をしていると、坪単価も下がりません。でも、費用対効果?では、非常にリーズナブルになっていると思っています。単純に坪いくらが言えない理由がこんなところにあります。つまり、価値観を共有しないと説得出来ないんです。

同じように県産材利用もなかなか説得力がありません。環境や産業、生活・・・そんな話しをしないと、安いとか性能が・・・なんて話しでは説得出来ないんです。でも、良い事だし、しなければならない事です。いろいろな味付けをして、建て主さんに木の良さ、地元の木を使う事の大切さを知って頂き、そんな家づくりを進めています。

建築家がデザイナーや技術者・・・だけではない一面を持っていることに気付いて頂けると思います。

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-28 06:46

作る楽しさ

d0021969_6391766.jpgこれは建て主が左官工事をしているところです。確かにやってみたくて・・・もあるのですが、一番の目的はコストダウンです。

ただ、左官工事はなかなか難しくて、左官屋さんが指導するので、コストダウンにはなっていないような気がします。どちらかというと、塗装工事の方が施主施工でコストダウンになりますね。ワトコ、オスモ、リボス・・・なんかを自分で塗ってもらっています。

塗料はうちか?工務店が手配して、邪魔にならないところをお任せしています。住み始めてからも、まだ塗装を続けている方もいます。早い人は友達呼んで2日くらいで終らせるのですが・・・ね。

コストダウンも確かに魅力ですが、実はもっとよい効果が現れます。自分も工事に参加する事で、仕事の苦労が分り、つまらないクレームは無くなります。仲間意識が出来るのでしょうかね?そして、満足感を得られるようです。

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-27 06:39

雑木(広葉樹)利用 1

d0021969_6485487.jpg
もう広葉樹(雑木)を使い始めて、随分経ちます。初めの頃はかわいらしく、棚や框(かまち)、床柱なんかに使っていましたが、段々エスカレートし、階段板、大黒柱、梁(はり)、テーブル、椅子・・・と何でも使うようになって来ました。

その背景には入手ルートが出来て、広がった事が大きく、またその仲間が本当に木が好きなのでこんなにまで、なってしまいました。いろいろ失敗も苦労も有ります。今でも大きなリスクを背負って取組んでいます、自分だけでは背負えませんので、建て主さんにも、施工者にも少しづつ負担してもらっています。もちろん、リスクを!でも、それ以上にすばらしいものを得ています。

家づくりの会の建て主さんでしたが、3階建ての2世帯住宅を造った時に、その階段を全て広葉樹のきれいな木で作った事が有りますが、それ以来、階段は原則広葉樹にしています。とはいっても、なかなか手に入りませんし、歩く場所なので、危険を伴ってはいけませんので、最近はストックされている栗の板が多くなっています。栗はなかなかきれいで良い木です。硬いのですが、温かいんです。

写真はケヤキの枝です。中に洞があるものを探して、パソコンデスクにしました。これでも枝なんです。ちょっと目立ち過ぎですね。
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by npo-iezukurinokai | 2005-06-26 06:49

雑木(広葉樹)利用 2

d0021969_6475730.jpg
これは良くある、私の設計した家の風景?です。漆喰に県産材の杉で柱と梁、そしてその中に広葉樹!!

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-26 06:48

ガルバリウム鋼板の外壁材 その2

何で?ガルバを使っているか?

この「イイヤネ」という商品はアキレスというウレタン系の断熱材などを作っている会社の屋根材なんです。もともと10年近く前に「トリトン」という豚鳥などの畜舎の屋根材を使った事から、話しは始まります。

銀色の安く、性能が良い、外断熱の外壁材として目を付けました。いろいろ問題も持っていますが、とにかく耐久性、断熱性、経済性、意匠性などを考えて選択しました。

その頃は住宅用にはメーカーも考えていなかった様ですが、いろいろ意見交換もしながら、今のような「イイヤネ」が出て来ました。シルバーだけではなく、黒に近いグレーも魅力的です。

もう何十軒と造って参りましたが、毎回建て主に納得して頂くのには苦労します。出来てしまえば、結構若者からお年寄りまで喜んで頂けるのですが、最初はどうも「ブリキの家」「トタンの家」というイメージがあるようで、なかなかスンナリとは受け入れて頂けません。

でも、外断熱の外壁材に求められる軽さ(結構重要なんです。)を持っていて、高耐久で、ローコストで、メンテフリー?で、きれいで?、単純外断熱で・・・いい事ばかり、いっぱいあります。

そう言えば、これも随分前ですが、編成材という間伐材利用の集成材のようなものに取組んでいる時も、このイイヤネは結構、組合せが良く、使いました。55ミリの厚みの杉の編成材の板にこのイイヤネを打ち付けた、単純な外断熱の家を10軒は造りました。もっとかな??今でも、杉の30ミリの板に、防水紙を張って、イイヤネを留める・・・そんな家を造っています。非常にシンプルな外断熱が可能です。

それでも、このガルバが嫌で、モルタルで外断熱の家を造る事も10軒中2,3軒はあります。説得出来なかった場合と、元々の希望に合わせる為にモルタルに吹付け塗装をします。

先ほどの「軽い」には当てはまりませんので、かなりしっかりと構造躯体に留める必要があります。下地を工夫したり、長いビスを使ったりします。様々な外壁材で外断熱の家を造って来ましたが、やっぱり理にかなっているのはイイヤネのような軽い外壁材ですね。

そんな事で「黒い家」が最近多いんです。

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-25 07:26