ブログトップ

”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

<   2015年 04月 ( 18 )   > この月の画像一覧

15年前の家のリフォーム

d0021969_1416281.jpg

15年前に設計した家の住まい手Uさんが引っ越すことになり
家を売りに出したところ、
木の家を気に入ったkさんにすぐに決まり、
リフォームしたいとのことで設計者である私に連絡があり
現在リフォーム中。それがこの写真です。

住み手や家族構成が変わっても、
家を気に入ってくれた方によって住み続けてもらえるのは
設計者としてもとてもうれしいことです。

「家は10年たってからほんとうの価値が判る」
なんてキャッチフレーズ、どうでしょうか?
・・・ちょっと図々しい??
U設計室・落合雄二
[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-28 14:31 | 落合雄二 | Comments(0)

工具?

設計図を書き終え現場が始まると工事現場には出来る限り足を運びます。現場の進み具合を見に行くというより、作り方についての意思疎通をしたいので回数が増えてしまいます。打ち合わせをあんなにしたのに出来た後であーあとため息をつくことも少なくありません。作るにはホントに手間がかかります。そんな見慣れた現場風景ですが、見慣れた工具メーカーの見慣れない箱がぶら下がっていました。何かを測る機械かと思ってよく見ればラジオでした。現場には必需品ですよね。
d0021969_129266.jpg

[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-27 12:22 | 久保木保弘 | Comments(0)

屋根葺き替え中。

自己紹介の際にご紹介させて頂いた、震災慰霊堂。
目下、耐震補強と屋根の葺き替え中です。
d0021969_21263356.jpg


工事中の現場を見せて頂きました。
屋根は銅板で葺き替えですが、葺き替え後は右のように、キラキラしているので、、、
景観上問題があるとかで、塩分を塗って退色させています。(左側)
さらに、上から緑青色に塗装をして、緑青が発生するのを待つとのこと。
d0021969_2126956.jpg


鬼瓦。木の彫り物に、専門の職人さんが、銅板を貼付けるそうです。
d0021969_21272335.jpg

左の先端の○印の部分のものです。
d0021969_2128470.jpg


見学させて頂く際に、図面をいただいたのですが。
回廊があり、十字の形をしていて、
まさに、教会の形でした。
気がつけば、霊獣達も
日光の東照宮のようでもあり、
アジアの寺院のようでもあります。
d0021969_9225457.jpg

建設当時(昭和3,4年頃)の貴重な写真をいただきました。
建設とも、戸田建設。
d0021969_2137050.jpg


86年経っても変わらない技術。これからも守って行きたいものですね。


*本日、家づくりカフェの店主をさせていただきました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
伊澤計画/伊澤淳子
[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-25 21:42 | 伊澤淳子 | Comments(0)

住宅の評価は中古になって決まる?

住宅は完成した時がすべてではない、とよく言われます。
通常は長く住み続けられることを大事に考えないといけない、という意味で使われる言葉なのですが、全く考えていなかった方向から、その真価が問われることがありました。先日私どものところに相談に見えられた方に、どこで私どもを知りました?とお尋ねしたら、中古物件を探していたら、気に入った住宅があって、すぐに申し込んだら、すでに買い手がついていたということで、取扱っていた不動産屋さんに、その物件を手がけた設計事務所はどこ?と聞いて私どもを知ったということでした。下の写真がその住宅で、その内部です。
d0021969_1855996.jpg

その住宅は6年ほど前に設計監理をさせていただいたもので、事前に建て主さんから、事情ができて関西に引っ越すことになり、売却せざるを得なくなった、と伺っておりました。建て主さん曰く、とても愛着があって、時間かかってもいいから、とかなり強気の価格を設定したとおっしゃっていただきました。しかしひと月もしないうちに売れたということでした。
d0021969_1852253.jpg

まさかその住宅を購入しようとして私ども知っていただくことがあろうとは、思いもよりませんでした。
そういえば、十年程前のことですが横浜と内房の方で、当時からさらに17年ほど前に、私どもが設計監理した住宅を、土地価格は近隣の相場価格で、横浜の方が1600万円の工事費で建てた家を1000万円で、内房の方は1800万円で建てた家を2000万円で売ることができたとおっしゃっていたことがありました。これからの時代はますます流動化した社会になり、住宅も売却される機会が増々多くなることが予想され、その時にこそ、住宅の真価が問われることを、肝に銘じる必要がありそうです。
d0021969_1853557.jpg

[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-22 12:38 | 藤原昭夫 | Comments(0)

宮崎県の飫肥杉をつかった木の家

こんにちは、鎌倉の森です。

4月19日に引き渡ししたばかりの家を紹介します。
4人家族の家ですが延べ面積は62平米(約18坪)と超コンパクト。1階に寝室、2つに分けられる子供室、2階がリビング・ダイニング、キッチン、洗面室と浴室。トイレは予算を抑えるために1箇所、1階と2階の中間で階段の踊り場に配置しています。こうすることで廊下がなくなり各部屋からも離すことが出来ました。収納は1間幅の押入と中2階トイレの下につくった納戸、そして階段下収納+小屋裏収納と小さいながらも無駄なく空間を使っています。

仕上げの材料は杉板、唐松と檜のパネル、壁と天井は紙張り(ルナファーザー)、家具はシナベニヤです。

d0021969_20595545.jpg

2階のキッチンから階段室、奧のリビング・ダイニングを見たところです。キッチンはステンレス製の造り付けでコの字型、水切りカゴや薬缶、電子レンジやオーブンの置き場もしっかり決めて設計。下部はオープンにしてコスト削減しました。

d0021969_2141311.jpg

階段の踊り場にあるトイレ、緩やかなハシゴを登ると小屋裏収納。

d0021969_2173778.jpg

2階は視線がキッチンから階段室を抜けてリビング・ダイニングまで通すことで小ささを感じさせない工夫をしています。

d0021969_2115262.jpg

1階から階段を上ると踊り場にトイレ、見上げると宮崎県産材の飫肥杉の柱と梁、3センチの厚さがある床板、その上に小屋裏収納の屋根組が表しにして変化のある階段にしています。吹き抜けに付けた小窓からは光と風が通り抜けます。

d0021969_2123468.jpg

階段板や洗面のカウンターは旭川で作られる国産材の唐松でつくった三層パネルを使ってコストダウンをしています。

d0021969_2144992.jpg

ハシゴを登ると天井高さ1.4mの小屋裏収納。リビングに付けたガラス製ペンダントの照明器具は家づくりの会の先輩建築家に教えてもらった京都・三浦照明謹製であります。


建坪が9坪と小さくても家族4人が楽しく暮らせる木の家が出来るのですよ、1軒如何ですか!

森 博/森ヒロシ建築設計所NPO法人家づくりの会所属)
[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-21 00:05 | 森 博 | Comments(0)

京都で出会った温室

ブログ当番の丹羽です。
3月に家づくりの会が主催・運営している『家づくり学校』の修学旅行へ行ってきました。

修学旅行は学校に通う生徒たちが自ら企画し、1年がかりで準備を行っています。今回の京都旅行も普通の旅行では経験できないスペシャルな旅になりました。

下の写真は旅行が始まる前日のこと、待ちきれず前日から京都入りして市内を散策したときに偶然見つけた建物です。

d0021969_08133898.jpg

敷地の隅に建つこちらの小屋、温室との説明でしたので
中には鉢植えが置かれているか、又は物置でしょうか?
軒先の高さは私の肩くらいまでしかなく、とても小さな建物です。


d0021969_08134185.jpg

中に入ってみてびっくりです!
窓辺に座ってお茶をいただきました。
室内は暖かく、本当に快適で居心地の良い、絶妙のスケール感です。

説明によると、ここの主は遺伝学者であった駒井卓博士(京都帝国大学理学部教授)。
外国で見た温室がとても気に入り自宅の庭につくったそうです。



d0021969_08134360.jpg

住宅部分は米国人建築家・ヴォーリズによる設計。
1927年(昭和2年)の建築です。


d0021969_08134518.jpg

ゆったりした階段はとても上がり降りしやすく、又この階段下はトイレになっているのですが、そのトイレの天井のカーブがとてもきれいでした。そのようなあまり見えない部分をうまくデザインしたヴォーリズの設計に感銘を受けました。

実用的で優しい設計をすること、住宅をつくる上ではとても大切な事ですね。



→駒井家住宅(京都市指定有形文化財)
 所在地:京都市左京区北白川伊織町64





家づくり学校では第7期生を募集中です!
ぜひご参加ください!!(※締め切りは今週金曜日です)









[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-20 10:55 | 丹羽修 | Comments(0)

最近読んだ本「森と日本人の1500年」☆☆☆

Img005_3


現在、日本列島の2/3が森林。
しかしその姿は時代と共に変化してきたことは意外と知られていない。
日本の森は99%人間の手が加えられていて、もとからそこにあったものではない。
その変化を古代から戦後の拡大造林期まで扱い、日本における森と文明の関係史ともいえる本。
戦国時代と明治期はもっとも森林破壊が進んだ時代で、
明治初期には45%にまで落ち込んでいたらしい。
また、1950年GHQは 山林局長を法学部出身の素人でなく、
林学の専門家である「技官」をトップに置くことを勧告したが、
GHQ がいなくなると、官僚が地位を取り戻し、骨抜にしたことのことなど、
森を通して日本という国が見える幅広い視野に立った本。
さらに、森づくりには「美しい風景」という概念が必要、と言い切るところは大いに共感。
そんな概念が通用するときがいつか来て欲しい。


[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-16 16:24 | 泉幸甫 | Comments(0)

省エネ住宅団の遠足

田中ナオミです。
温かくなったかと思うと雪が降ったり
おかしな気候にセルフコントロールが大変ですが
ものすっごく寒い日に家づくりの会の仲間で
葉山のゼロエネルギー住宅の見学をしてきました。
省エネ住宅団というグループでの研究会であります。

外気は5度だかで…ダウンジャケットでちょうどイイ。
部屋の中はPM11時で21度、朝もエアコンなしで18度。
24時間熱交換型の換気扇で空気をコントロールしてます。
気密度が高くて空気の質は綺麗なはずですが
なんだかチョイと息苦しい気がする田舎モノであります。

どんどんエネルギーに対する考え方や法規が変化する中で
設計者はどこに立ってどこを基準にするのか
悩んで模索して探して折り合いをつけて盛り込むneedsなのだ。
d0021969_915150.jpg

d0021969_904542.jpg
d0021969_922165.jpg

[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-15 06:00 | 田中ナオミ | Comments(0)

徒然に

今春は雨が多いですね。
お花見のタイミングも難しかったようで。
d0021969_16012370.jpg
こちらは、例年遅咲きの庭の山桜。
今朝の様子ではこれからが見頃です。
d0021969_15402082.jpg
根元には先咲の三輪、この石の下には、数年前に亡くなったドジョウが埋まっています。
5年くらい飼っていて、元気に大きく育ったので、水槽を新しく大きなものに変えて、水をきれいにしたら、飛び出してしまい…かわいそうに…生き物の環境を整えるのって難しいです。
d0021969_15394589.jpg
こちらの生き物(猫ではありません)は、心地良さそうに眠っています。
坂東順子/J環境計画


[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-14 15:41 | 坂東順子 | Comments(0)

『モーツァルトその人間と作品』

ブログ担当の十文字です。
私がライフワークにしているモーツァルトに関する文献等は、没後二百数十年の間に世界中で数えきれないほど出版されています。
中でも、モーツァルトが世去ったばかりのときに、エスプリとメランコリーの傑作「フィガロの結婚」に通うこと百夜では納まらず、「ドン・ジョヴァンニ」のためなら百里の道も歩いて行くという情熱を持っていた、スタンダールによって書かれた(モーツァルト)は、誰よりも早く不朽の名声を予言しました。

その後、スタンダール同様モーツァルトに熱愛していたキルケゴールが、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」をベースに、欺かれる者は欺かれないものより賢いとエルヴィラを讃え、男女の関係性を哲学的に捉えた〈誘惑者の日記〉を書きました。

そして、今から70年前アルフレード・アインシュタインが、(モーツァルトその人間と作品)を出版し、今日ではモーツァルトと結びついてあまねくアンシュタインの名も世界にとどろいています。〈物理学者のアルバート・アンシュタインは一つ違いの従兄です。〉
もちろんアンシュタインの最大の業績は、ケッヒェル番号の根本的な改訂の仕事で、その成果が全作品目録第三版となり、モーツァルトの研究と理解に全く不可欠な多大な貢献をし、さらにそれを超脱した立場での、モーツァルトの人間と作品についてのあまたの卓見です。
d0021969_11544156.jpg
今日に至るまで、モーツァルトに関するいっさいの発言はつねにアンシュタインの言説を取り上げなくてはならないほどの「モーツァルトその人間と作品」は、名著中の名著といえます。
アンシュタインは、モーツァルトについて骨の折れる努力を自分が引き受け、聴衆に気づかれないように隠して、彼らを楽しませる、ということが彼の作曲家としての叡智と言っていますが、そのことは同じに、アンシュタインの学者の叡智と美徳にも当たり、著者の学識、歴史的感覚、論証の労作等を背後に隠しつつ、鋭く、しかもユーモアを持って執筆を進める態度は芸術的で、数小節についての感激を語るときの真摯さと率直さは、必ず読者をモーツァルトに感じていた感動の《或るもの》を、いっそう混じりけのない姿で、いっそう確固たる《或るもの》がモーツァルトの本質としてあらわれてくることに気づかされ、感動するのです。


十文字 豊/アルコーブ・U


[PR]
by npo-iezukurinokai | 2015-04-14 12:03 | 十文字豊 | Comments(0)