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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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雑木(広葉樹)利用 1

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もう広葉樹(雑木)を使い始めて、随分経ちます。初めの頃はかわいらしく、棚や框(かまち)、床柱なんかに使っていましたが、段々エスカレートし、階段板、大黒柱、梁(はり)、テーブル、椅子・・・と何でも使うようになって来ました。

その背景には入手ルートが出来て、広がった事が大きく、またその仲間が本当に木が好きなのでこんなにまで、なってしまいました。いろいろ失敗も苦労も有ります。今でも大きなリスクを背負って取組んでいます、自分だけでは背負えませんので、建て主さんにも、施工者にも少しづつ負担してもらっています。もちろん、リスクを!でも、それ以上にすばらしいものを得ています。

家づくりの会の建て主さんでしたが、3階建ての2世帯住宅を造った時に、その階段を全て広葉樹のきれいな木で作った事が有りますが、それ以来、階段は原則広葉樹にしています。とはいっても、なかなか手に入りませんし、歩く場所なので、危険を伴ってはいけませんので、最近はストックされている栗の板が多くなっています。栗はなかなかきれいで良い木です。硬いのですが、温かいんです。

写真はケヤキの枝です。中に洞があるものを探して、パソコンデスクにしました。これでも枝なんです。ちょっと目立ち過ぎですね。
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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-26 06:49

雑木(広葉樹)利用 2

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これは良くある、私の設計した家の風景?です。漆喰に県産材の杉で柱と梁、そしてその中に広葉樹!!

今日の日記を書いた人
  →NPO法人 家づくりの会所属建築家 マツザワ設計/松澤静男

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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-26 06:48

ガルバリウム鋼板の外壁材 その2

何で?ガルバを使っているか?

この「イイヤネ」という商品はアキレスというウレタン系の断熱材などを作っている会社の屋根材なんです。もともと10年近く前に「トリトン」という豚鳥などの畜舎の屋根材を使った事から、話しは始まります。

銀色の安く、性能が良い、外断熱の外壁材として目を付けました。いろいろ問題も持っていますが、とにかく耐久性、断熱性、経済性、意匠性などを考えて選択しました。

その頃は住宅用にはメーカーも考えていなかった様ですが、いろいろ意見交換もしながら、今のような「イイヤネ」が出て来ました。シルバーだけではなく、黒に近いグレーも魅力的です。

もう何十軒と造って参りましたが、毎回建て主に納得して頂くのには苦労します。出来てしまえば、結構若者からお年寄りまで喜んで頂けるのですが、最初はどうも「ブリキの家」「トタンの家」というイメージがあるようで、なかなかスンナリとは受け入れて頂けません。

でも、外断熱の外壁材に求められる軽さ(結構重要なんです。)を持っていて、高耐久で、ローコストで、メンテフリー?で、きれいで?、単純外断熱で・・・いい事ばかり、いっぱいあります。

そう言えば、これも随分前ですが、編成材という間伐材利用の集成材のようなものに取組んでいる時も、このイイヤネは結構、組合せが良く、使いました。55ミリの厚みの杉の編成材の板にこのイイヤネを打ち付けた、単純な外断熱の家を10軒は造りました。もっとかな??今でも、杉の30ミリの板に、防水紙を張って、イイヤネを留める・・・そんな家を造っています。非常にシンプルな外断熱が可能です。

それでも、このガルバが嫌で、モルタルで外断熱の家を造る事も10軒中2,3軒はあります。説得出来なかった場合と、元々の希望に合わせる為にモルタルに吹付け塗装をします。

先ほどの「軽い」には当てはまりませんので、かなりしっかりと構造躯体に留める必要があります。下地を工夫したり、長いビスを使ったりします。様々な外壁材で外断熱の家を造って来ましたが、やっぱり理にかなっているのはイイヤネのような軽い外壁材ですね。

そんな事で「黒い家」が最近多いんです。

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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-25 07:26

ガルバリウム鋼板の外壁材 その1

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写真の家はガルバリウム鋼板の外壁材の家です。この黒いガルバリウム・・・随分使っていますが、最終的にこれに決めて、使い続けている理由は「雨仕舞」「耐久性」「性能」「重量」「色?」・・・特に雨仕舞と耐久性に有効な納まりを持っているからなんです。

ガルバリウムにイソシアヌレート系の断熱材を裏打ちした物ですが、留め方に工夫があります。ビスや釘で留めるのですが、その部分が次の部材でカバーされ、表面に釘などが見えないのです。当然、きれいですが、それ以上に雨が漏らず、錆も出ず、なかなかなんです。

でも、施工は結構大変なんです。元々屋根用に開発された部材ですので、耐久性は壁に使えばより大きくなりますが、屋根と違って窓や換気扇など、いろいろな邪魔物が有って、施工は大変です。でも、気に入って使ってます。

ガルバって、建築家が結構好んで使いますが、いろいろ訳が有ります。コスト、性能、色・・・選ぶ理由は様々ですが、それなりに理由があり、それぞれ工夫して使っています。ただ真似をすると大怪我をする事も有りますので、注意して下さい。

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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-24 06:35

雨漏りについて

雨漏りについては、何か誤解があると困りますが、私の感じている範囲では、今までの建築では隙間で雨を止めていました。

今はコーキングなどのシール材で隙間を無くして、雨を止めています。昔はコーキングなんてありませんから、毛細管現象を防ぐ意味で、また入った雨が出るように、風が通るように?隙間を空けて雨を防いでいました。

何だか分りませんね。済みません、説明が上手く出来ませんが、例えばコロニアル葺という一般的な屋根材があります。瓦じゃない家は殆ど全てこれです。このスレートのような材料で出来た屋根材は、私の経験ではすぐに傷みます。補修をする為にペンキを塗るのですが、そうすると重なりの部分にペンキが入って、隙間が無くなり、毛細管現象が起き易くなります。当然、前より雨漏りがひどくなります。

鉄板や銅板の屋根も下手にその上を歩くと、潰れて、同じように毛細管現象で雨が入ってしまいます。逆に今の隙間を無くす工法も、コーキングの耐用年数が数年と短いので、時間が経つと亀裂が入ったり、はがれたりして隙間が出来、そこから毛細管現象で雨が浸入します。

結構、雨を止めるのは難しいのです。それも、隙間を空ける技術から、無くす技術に変化していますので、半端な施工は命取りになります。分らないでしょうけど、このような技術と経験の積み重ねの上に出来上がる住宅なんです。

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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-23 06:11

Q & A 雨漏りについて

Q:現在、実家の両親と二世帯住宅を建てるべく、某工務店と設計の打ち合わせを進めています。
先日、担当の設計士さんから、木造住宅の雨漏りはめずらしくないという話を聞き、不安になってしまいました。

松澤さんの思いに反する質問で恐縮ですが、木造住宅は雨漏りしやすいのでしょうか?どう対処したらよいのか、教えて下さい。よろしくお願いします。

A:雨漏りは当たり前?? 
雨漏りは法律で10年補償になりましたよね。でも、工務店の設計士さん?の言っている意味は、雨漏りがする事は有っても、そんなに心配要らないよ・・・という意味かな?って思います。

確かに昔のように(ご存知か分りませんが)天井からポタポタ雨が漏って、洗面器や食器が家中に置かれる・・・なんて風景は無くなりましたが、壁の中やサッシの周りなど見えない雨漏りは結構あります。

また、台風の時など雨が下から上に降ったりもしますので、思わぬところから雨が漏ったりもします。細かく説明するにはお会いしないと難しいのですが、壁の中などに雨が入っても、出て行くような造りになってる場合が多いので、逆に下から入ってしまう?なんて事もあります。

家を造る時に隙間を無くす事もしますが、逆に隙間を開けて雨水を逃がしたり、壁体内の湿気を出したりもします。・・・話しが分らなくなりましたね?このように雨漏りの可能性はいろいろありますが、致命傷にならないように、施工者も設計者も工夫しています。雨漏りは許されるものではありませんが、確かによくあります。木造に限らず鉄骨造でも。

珍しくない雨漏りでも、しっかり修復する事は必要ですし、その雨漏りで家の耐久性や性能に影響が有ってはなりません。その設計士さんが正直な方なのか?言い訳してるのか?分りませんが、もう一度良く話を聞いて下さい。雨漏り対策についてしっかり話しが出来ないようなら、ちょっと心配です。

私達建築関係者は、いろいろな経験を積みながら、細かな納まり(作り)を決めています。決して、絶対に雨漏りはしません!とは言えませんが、そのように努力しています。工務店なら板金業者との付き合いの中で、いろいろ工務店独自の納まり(作り)を研究していると思います。聞いてみて下さい。屋根の端部(あらゆる隅っこ)、屋根と壁の継ぎ目、サッシと壁など、違った物の接点で、雨の当たる所は全て注意箇所です。

私も雨は漏ります・・・って言います。でも、漏らないようにいつも研究?しています。でも、目に見える雨漏りは台風以外では無いようにしたいですね。目に見えない雨漏りは、実は建物の構造や性能に大きな影響を与える可能性がありますので、雨が入っても出て行くような、2重3重の安全策が必要だと思っています。

説明になっていませんが、納得いくまで話を聞いてみて下さい。説明が出来ないようなら、担当を代えてもらいましょう。不信感を持ったままの家づくりは、お互いに良い事が有りませんので・・・。

今日の質問の答えを書いた人
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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-22 07:51

松澤静男です

クレームなどの相談がこのような場所では多くなってしまうのですが、もっと建築家と造るとどんな家が出来るのだろう?どんな話しをしながら、どのように造っていくのだろう?「空間」「個性」「敷地の特性」「家族の生活」「風と光」・・・何だか分らない事を建築家は言いますよね?間取りの話しもせずに、抽象的な話しばかりで、先が見えないのに契約して、高い設計監理料を払って・・・なんてなかなか出来ませんよね。その大切さをここのページで知って頂きたいのですが、ますます分らなくなりそうで・・・。

家づくりの会40名の建築家といっても様々です。ここで、話しをしながら自分がどんな家を造りたいのか?探ってみて下さい。思いもよらない答えが見つかるかも知れません。うちはハウスメーカーで良いや!って思う人も出るかも知れません。でも、それで良いと思います。いろいろな人が居て、いろいろな建築家が居て、いろいろな施工者が居ます。皆さんが思っている以上にこの業界は不思議な世界です。

今回は私が設計する上で、毎回テーマになっている項目に沿って、いろいろお話しさせて頂きます。夜中でも構いませんので質問して下さい。その時か?翌日にでもご返事致します。
家づくりに関する質問なら、何でもどんどん出して下さい。お待ちしています。

残念ながら日曜日は家づくりの会の総会があるため、千駄ケ谷のギャラリーでのお話しは出来ませんが、今後もずっと週代わりで建築家が登場しますので、宜しくお願いします。

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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-21 06:46

懐かしい風景 1

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 僕が毎日、22年間小石川の家から徒歩10分の仕事場に通うときに、通る経路に、最近なってやっと懐かしくなってきた場所が出来てきました。道が懐かしくなるには、僕の場合、20年以上の歳月を要しました。

 結局、僕の場合、どうしてもすみたい町に住むことに、終始してきたように思います。でもその救いは、変わらないで居た風景でした。その土地を所有しているそれぞれの人々に戦いがあったように想像します。

 蔵があり、お寺があり、その鬱蒼とした森があり僕は、人生を救われました。環境が人に、大きな影響を与えてしまうので、環境と地域の歴史と家が全て大切なのです。(蔵の写真は下に↓)
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# by npo-iezukurinokai | 2005-06-20 07:04