ブログトップ

”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

ロマネスクを訪ねて Ⅰ

西洋建築で好きなのはロマネスク。特に西暦1000年から1200年ころのフランスの修道院には心を揺さぶる美しさがる。

初めてフランスのロマネスク建築を見たのは1993年、もう24年も前。

これまでの海外旅行で最も感動した旅だった。

感動は自分が全く知らない世界を始めて体験した時に訪れる。ロマネスクの中でもフランスのシトー派の修道院建築は、僕が知らなかった新しい世界をプレゼントしてくれた。


今、ロマネスクについて書いてみたいと思ったのは、「石と光  シトーのロマネスク聖堂」という写真家、六田知弘さんの素晴らしい写真集に最近出会ったからだ。

ロマネスク建築は建物の多くで石の肌をそのままむき出しにしている。

建築の材質は石のみ、と言っていいくらい。

私たち日本人にとって、石でできた建築は人を撥ねつける硬質なものと思われがちだ。

しかし実際に見たロマネス建築は全く違うものだった。

硬さを感じるどころか、石の肌合いは優しく、石でできた空間は優しい光に包まれ、人を優しく抱いてくれるものだった。

六田さんの写真集はそのようなロマネスク建築の世界を十分に表現している。

これから数回にわたってロマネスクの旅について紹介したい。

本当は六田さんの写真を使うことができればいいのだが、著作権があってそういうわけにはいかないから、泉の写真で我慢していただきたい。


[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-10-16 15:50 | 泉 幸甫 | Comments(0)

三軒長屋のリノベーション

d0021969_18451578.jpg
大正時代の三軒長屋のリノベーション工事が始まりました。長屋の真ん中の住まいなので計画も工事も結構大変です。先ずは、隣の家しか接道していないので確認申請が出せない、ということは担保価値が無くローンが組めない。資金問題は、知り合いのコンサル事務所にお願いし、何軒も銀行を回ってようやく解決。
d0021969_18451572.jpg

申請が出せないので、柱梁骨組みだけ残した計画とするが、いざ解体してみると100年近く経ったか細い骨組み。隣と壁を共用しているので、隙間から隣の居間が見えそうな状態。しばらく、気を使う現場が続きます。


リノベ頼むなら「リノベーション窓口」まで
光風舎/吉原健一


[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-10-14 18:51 | 吉原 健一

新潟県から簀戸(すど)がやってきた。

d0021969_14284497.jpg
早朝に新潟を出発してお昼に鎌倉・御谷の家に到着。高橋建具製作所の親方と五十嵐さんが注文していた簀戸をバンに積んでやってきました。敷居、鴨居の寸法通りにつくってくれたので、簀戸の吊り込みはあっという間に取り付け完了。框は新潟杉を使い、室内から外がクッキリ見える竹ひごを選んだ。相談しながら和風にならないよう框をできるだけ細く、組子はできるだけ大きくした。竹ひごを編む糸は茶色を選び、組子の巾に合わせて編み職人さんが均等に編んだ特注だ。出来上がりは部屋からスダレ越しに御谷の森がくっきりと映し出されるが、外からは室内の様子がまったくと言っていいほどのぞくことが出来ない。日本の職人さんはすばらしいです!
[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-10-07 14:31 | 森 博

「直して住む」住宅展を開催中!

10/4(水)~8(日)まで足立区関原の森・愛恵まちづくり記念館にて、新築とはまた違った魅力的な住まいや暮らしの展示を行っています、毎日リノベーション窓口のメンバーが交代で常駐しご案内いたします。

d0021969_03103319.jpg
会場の愛恵まちづくり記念館も一見の価値ありです。前身の愛恵学園は1883(明治16)年にキリスト教の日本メソヂスト教会の社会福祉施設として台東区に設立され、関東大震災で焼失後、関原の地に再建され築80年以上の時と様々な歴史を経て、現在は地域まちづくりの拠点シンボルとして保存整備し再利用されています。

d0021969_03104540.jpg

ご興味のある方は是非お立ち寄りください。

詳細はコチラ

リノベ頼むなら「リノベーション窓口」まで

赤沼修/赤沼修設計事務所




[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-10-05 23:45 | 赤沼 修 | Comments(0)

車の雑誌”ENGINE”掲載

庄司寛建築設計事務所の庄司です.

弊社設計の「吉川の家」が新潮社発行の車の雑誌“ENGINE” に掲載されました.

http://www.shinchosha.co.jp/engine/

「吉川の家」:”ENGINE / P.150153”

d0021969_08361995.jpg

24坪の土地に建てた小住宅です.

機会がございましたら書店等にて是非ご一覧ください.


庄司寛/庄司寛建築設計事務所



[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-10-01 08:47 | 庄司 寛 | Comments(0)

自分のルール

__________________________
家づくりの会の倉島、
リノベーション窓口のメンバーです

二年ほど前にリフォームデザインをさせていただいた
蘇りの家シリーズ:翡翠の家
築二〇〇年近い住まいです
いわゆる古民家、、、
最近は40年くらい前の住宅でも古民家改修なんて雑誌に出ていたりしますが
やはり骨董品のルールに従うようにせめて百年が分かれ目なんじゃないかと思います
そんなルールを作ると、あと50年もすると、
セキスイハウスも古民家ってことになって、
軸組伝統工法のモノでなければいけないなんてルールが
更に追加されることになるのかもしれません

そんな古民家改修の実例の多くは
現代的な要素もたくさん取り入れ(それは大切なことです!)
しかし、昔の材料と色を合わせその違いがわからないようにつくられているように思います
それはごく自然なことで、むしろその方が一体感もあり気持ちの良いものです

しかし私は少し違って、
古いモノと新しいモノを区別するようにしています
いつどこを変更したか誰がみてもわかるように、、、
そして、
あ、ここが違うんだと他人が気づいたとき、そこに【お話】が生まれると思うからです
少し違和感があっても、時と共になじんでいきますしそういう材料を使うことでさらに行き続けているように思うからです

d0021969_10334418.jpg

d0021969_10334407.jpg

d0021969_10334575.jpg
d0021969_10353110.jpg
熊谷の住宅は40年の住まい
和室をつぶし広げた玄関の真正面に
和室も壁を受けていた柱が一本
梁を補強すれば無くすことも出来ましたが
玄関に入って真正面にあるからこそ、貫の穴も残したままにしました
引き渡し前のチェックの再、
綺麗な板でくるんでほしいといわれましたが、
しばらくこのままにしてみて下さい
と、、、、
1年後伺ったら、ほぞ穴に民芸人形はちょこんと入っていたり、インテリアの一部として利用されていました
これで良かったです
と、、、、

d0021969_10435694.jpg


リフォームをするか建て替えをするか、悩まれる方が多いのですが
一番の決め手は性能や使い勝手で鼻くその家にどんな物語があるかじゃないかなぁと思っています






リノベ頼むなら家づくりの会「リノベーション窓口」まで

(有)RABBITSON一級建築士事務所:倉島和弥


[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-09-22 16:15 | 倉島 和弥 | Comments(0)

注連縄。

本日窓口だった伊澤です。
昨日は耐震診断の調査でした。
3軒長屋でしたので、
今年家づくりの会に入った工藤さんと設計仲間、工務店さんの4人で調査をしました。

古い建物の調査をすると、色々、初めて見るものがあります。
1階の天井点検口を開けると、今回は、注連縄。
向きは北西になるのですが、


d0021969_18365401.jpg

そういった風習があることは聞いた事はありませんが、悪い気はしません。
改修も難しそうな、この物件、守ってくれそうな気がします。
っていうか、守ってください!
ちなみに物件は大正9年の建物でした。や、やく100年。。。

リノベーションするなら、家づくりの会リノベーション窓口へ!
10月にイベントします。お越し下さいませ。




[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-09-17 18:50 | 伊澤 淳子 | Comments(0)

自分の眼で

本日、窓口当番の後藤です

先日、地元は三重県にある
三重県林業研究所さんのところで
実大実験に参加してきました

実験って???何するの?と思う方もいるかと思いますが
今回は、木造住宅で使う「梁材」の強さを知ろう!との事で
「杉・桧・米松」×「天然乾燥・高温乾燥・未乾燥」を
メインフレームとなる「梁」と想定した、長さ2m70㎝の材に
小梁と想定した2点に、ジワジワと力を掛けていくと・・・・
さて、どうなるか???です
d0021969_13491592.jpg
結果は想定通りの事もあり、想定外の事もありでしたが
多くは4トンくらいの力がかかると、ビシッ!バシッ!と音がなり
(繊維が外れていく音らしいですが。。。)
そして!バチ~ン!!!という大音量と共に材が折れます
(この迫力は解っちゃいるけど、ビックリするくらいの音なんです)

もちろん、実際の生活で4トンの重さが加わる事はない訳ですが
今回の実験では、節から破壊されてしまう事が多く

機械で計測した強さを信じるだけでなく
強度を図面に描いて終わりじゃなく
実際に自分の眼で見て、触れて、現場に入る前の検査は大事というのを
身を持って経験できました

また、今回すごく面白かったのは
材の強さ(ねばり)を、アナログで計測してみよう!と
d0021969_13591176.jpg

大人3人が、横に置いた材の上に乗って
どこまで、曲がるか?!
これで、高価な計測器が無くても、強さを計算できるんですよ
(ちなみに、大人3人で300キロ・・・・でしたけど。。。。)

後藤孝/後藤建築設計
[PR]
# by npo-iezukurinokai | 2017-09-15 08:00 | 後藤 孝 | Comments(0)