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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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耐震補強の方法

耐震診断の評点結果が1.0を超えた場合は「倒壊の恐れがない」という判定です。
これは建物に亀裂や不具合は生じても生命に危険はないというものです。この判定で想定されているのは阪神大震災のようなマグニチュード7以上の強さの地震が襲った時です。3月11日の東日本大震災後、耐震診断を依頼されることが多くなりましたが、その時、「揺れたんですが、物は一つも落ちなかったんですよ」という言葉を良く聞きます。これは今回の地震は揺れの周期が大きく、直下型のような強さでなかったからです。これで安心して耐震対策は必要なしと考えず、我が家の耐震力を知って頂き、耐震補強について関心を持って頂きたいと思います。
では、耐震補強はどのように行うのでしょうか?工事の事を考えると面倒な思いが先に立ってしまいますが、補強工事は住みながら、建物の外側からだけでも工事をすることができます。もちろん、工事に際しては耐震設計が重要です。筋交いを入れたり、金物をたくさん付ければ良いというものではありません。耐震強度をどのくらいにするかも判断基準です。既存の住宅で「倒壊しない」という評点の1.5まで補強することはかなり難しいことです。耐震設計は、どこをどのように補強すればよいか、その費用対効果を見極めながら計画を立てていきます。
写真は外壁からの補強を重点的に行った事例です。住みながらの補強です。設計で屋内にも耐力壁が必要になったため、2箇所に入れました。地震の力を受けるのは耐力壁ですが、その力を受ける基礎もしっかりしたものでなければなりません。昭和40年代以前の建物は基礎に鉄筋が入らない無筋コンクリートの基礎がほとんどなので、基礎の補強も必要になってきます。事例の家の補強工事には2ヶ月強かかりました。

外壁を剥がし、筋交いと金物を入れました
耐震補強の方法_d0021969_7543559.jpg


昔の基礎に付けて新しい鉄筋入りの基礎を造りました
補強後の基礎です
耐震補強の方法_d0021969_7551592.jpg

菊池 邦子/テリトプラン href="http://www.npo-iezukurinokai.jp/">NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2011-06-25 07:57 | 菊池 邦子 | Comments(0)
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