人気ブログランキング |
ブログトップ

”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

内なる外の「アウタールーム」 --HT-house--

d0021969_22434135.jpg


d0021969_22471522.jpg

私たちが提案した「アウタールーム」は判りやすく言えば玄関ポーチのことです。しかし、外部でありながら天井があり外からの遮蔽を考えた壁が設けてあります。アウタールームの手前には格子戸が入っているので、夜風を入れるためにリビングとの間のハイサッシ((背丈の高いサッシのこと。ここでは床から天井までのサッシを使用))の窓を開けっ放しにしても防犯性が保たれます。機能的に部屋として使うことが可能な屋外空間ということで「アウタールーム」と名付けました。

プライバシーを確保するために外壁で包んだアウタールームによって、視覚的にリビングと一体となって広々と感じることができ、カーテンを閉める必要が無いために、アウタールームの陽光がリビングにも回折して入ってくる。ここまでは私たちの思うところでしたが、この壁のおかげで、道路に隣接していることを忘れさせるような静けさをもたらすことができたのは、予期せぬ効果でした。

d0021969_2246162.jpg


アウタールーム、玄関と連続する形で中廊下が続きます。
暗いとおっしゃっていた中廊下には、玄関に設けられた床から天井までの細長いスリガラス、反対の端部にはリビングとの間に設けられたやはり床から天井までのスリガラスによって光が射し込んでくるようになりました。
廊下のスリガラスは人影が写るので、お子さんたちの鬼ごっこ(大人にはそう見える)に役立っているようです。スリガラスと言っているのは、実は透明ガラスにフィルムを貼ったもの。
万が一、お子さんがガラスに体当たりしても、ひびが入るだけで破片が飛び散ることはありません。(ただ、タンコブは。。。) 
(つづく)

写真(上)はリビングからアウタールームを見たところ
写真(中)はアウタールームの夜景
写真(下)は中廊下から玄関を見たところ
-------------------------------------------------------------------------
白崎泰弘/シーズ・アーキスタディオ   (NPO法人家づくりの会所属)
by npo-iezukurinokai | 2013-08-01 22:49 | 白崎 泰弘 | Comments(0)
<< 三姉妹のコミュニケーションツー... 明るくするための遮蔽--HT-... >>