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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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木は腐るのか?

今日はネタ切れのため、私のブログから拝借してこちらで紹介します。
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9年外部に放置したレッドシダーのデッキ。左側3本の傷みは塗料の違い。左端のようにビスを深くもみ込むと傷みが激しい。

ジメジメしたところに長く放置された木は腐ってぼろぼろになってしまいますが、これは木材腐朽菌(ふきゅうきん)という木を栄養分とし繁殖する腐生菌が木の主成分であるリグニンやセルロースを分解してしまうためにおこります。
腐朽菌?あまり聞いたことの無い言葉ですがキノコ類も腐朽菌の一種で、シイタケ、マイタケなどは白色腐朽菌という部類に入ります。

 先日、茶室で有名な藤森照信さんがヨーロッパで仕事をした経験で語っていたことですが、アルプス以北の地域、たとえばドイツやオーストリアでは木は腐らないものだと認識されているそうです。
木は腐るでしょ!と言いたくなりますが、これは何故なのでしょう?
最初に書いたように、木は木材腐朽菌が繁殖するために腐ります。繁殖の条件は水分、温度、酸素、栄養分ですが、酸素と栄養分は木が空気中に放置されている限り供給されるものですから、残りの水分と温度に深く関係していることが分かります。
ヨーロッパと東京の湿度を比べてみると
      夏     冬
   ウイーン 60%台         80%台
   東京      70%台半ば  50%前後
   ローマ    70%台前半  80%程度

上の表で明らかなように、ウィーンでは暑さと湿度の高さが日本の逆であるため、木材腐朽菌が繁殖する環境が整わない一方、東京の夏は暑さ、湿気が同時に訪れるため、木材腐朽菌が活動し易くなるという訳です。
日本のように暑い夏と高い湿度が同時にくるのはモンスーン地帯の特徴のようです。

木材腐朽菌は木材含水率(1)が20-25%、温度が20-30度の環境を好み、この環境だと活発に活動を始めるので、日本では「木は腐る」訳です。

以上、私のブログからの抜粋になりますがもう少しつづきが読みたい方は
studioAのブログ「まめ知識02」
をご覧下さい。

Kei Morozumi/studioANPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2014-01-08 12:08 | 諸角 敬 | Comments(0)
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