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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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ツーバイフォーメイカー住宅の最近状況

本年2回目の当番の十文字です。

つい最近、建築条件付きの3区画の土地をまとめて購入した知人からの相談があり、設計・施工は三井ホームのツーバイフォーでの建築と決まっているが、プランのアドバイスだけでもお願いできないか。
当然やんわりと断りをしたのですが、早々に三井ホームの資料を持って訪ねてきました。
ここ20年近くハウスメイカーのカタログ等をまともに見ることもしなかった私には、最近のメイカー住宅の建て主を引き付けるであろう、豪華なカタログのキャッチコピーが、次々と目に飛び込んできました。

「例えば35帖以上の大空間、天井までの大開口、南面前面のオーバーハングバルコニー。かつてない、感動の空間をGウォール構法が可能にします。」

「壁倍率10倍相当の強度で、フロア全体を完全自由化するGウォール構法の技術。」
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「高強度を誇る独自の門型ラーメン構法で、間口の全面開口を実現するGフレーム構法。」
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等、挙げ出したらきりがないほどです。カタログにはそれらのことが、ビジュアルにカラーで表現されています。

家づくりの会発足当初には、ここまで住宅産業が大資本をバックに肥大化し技術的にも進化するとは考えにくかったのですが。参考にカタログのほんの一部を載せてみます。
尤も、若い理事の皆さんはそんなことは当然と認識しているのかも。

何れにしても、住宅作家受難時代は益々深まりそうですね。


十文字 豊/アルコーブ・U
by npo-iezukurinokai | 2015-02-23 13:25 | アルコーブ・U | Comments(0)
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