人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

床の間

床の間_d0021969_10100104.jpg
床の間

ちょっと前まではどの家にも普通にあった和室ですが・・・・
マンションに住む経験しかない人が増え設計に
和室を希望される方がめっきり減りました。
残念なことです。

和室が減れば当然の様に床の間(正しくは床)
の要求も無くなりました。
江戸時代初期から武士の家で特に格式の高い部屋に
設けられてきたのだと思いますが
明治を経て大正時代あたりから普通の家でも
設える様になりました。
どの家でも一幅の掛け軸や置物・花等が用意され
季節やお祝い事に合わせて使われてきました。
わずかなスペースですが気持ちに安らぎを与える
大事な空間だったのでなはないでしょうか?

例え床の間はなくても家の中の何処かに
花瓶や彫刻・絵などが常時置ける小さな棚(空間)
があると良いですね。

田代 敦久 / 田代計画設計工房

by npo-iezukurinokai | 2021-11-30 15:00 | 田代 敦久 | Comments(0)
<< 「食卓と台所の風景」 基礎工事と木工事同時進行 >>