本日から一週間担当となりました濱田 昭夫です。
宜しくお願いします。
「スケッチ(パース) その1」
住まいを造るには、何も見えない状態から、たくさんの大切な情報を建主から受け取って、建物の中で実現していかなければなりません。
「建築家の考えていること」、「建主の頭の中のイメージ」は、それぞれ目に見えないものですから、それをすべて言葉や図面で説明するには限界があります。
言葉で説明しても、そこには目に見えない大きな食い違いが潜んでいる可能性があるのです。
そこで活躍するのがスケッチ(パース)です。
スケッチには、限りない情報が盛り込まれていますが、目で見てすぐに理解できるとてもわかりやすい『情報伝達手段』です。
ここでは実際の事例をご紹介いたしましょう。
建主からのご要望は
「囲まれた書斎ではなく、より多目的で開放的な書斎が欲しい」でした。
そこで上記のスケッチを見ながら打合せを致しました。
)
「日常生活の動線の中で、生活の中のしつらえとして本棚を考えたい」
そこで上記のスケッチを見ながら打合せを致しました。
このように、図面や言葉を尽くしても説明できない多くの情報を、一気に表現してくれるのがスケッチ(パース)なのです。
濱田昭夫/
TAC濱田建築設計事務所(NPO法人 家づくりの会所属