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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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社会提案

 今週の建築家と話そうは小難しいつまらない話題になってしまいすみません。色々なタイプが居るということで勘弁してください。
なぜこれまでの空気を読まずこんな話をしたくなったのかはやはり二階建ての住宅地に山のようなマンションが出来たということがショックだったからです。この山の何が気になったのかというと、この山の状態もさることながら、山の内容の最終決定者はその山に住んでない、それどころかすでに利益はしっかり確保し、もうすでにここと関係ないところに投資をしているのかもしれないということです。
 ここに住んでこの事業が正しかったかどうかせめて10年でもその変化に対峙し、賃貸住宅のようにリスクなり責任を取れる状態ならまだそんなに気にしなかったのではないかと思います。
 通常個人が自分の戸建住宅を建てる場合、近隣に迷惑をかけたり変な家と思われるようなことはよくあります。それでもまだそこにその家の状態を決めた当人が住んでいてその家のために起ったことに責任なりリスクなりを取ることが出来ます。
 今社会を見渡してみますとかなり多くの大事なことがそのことに将来関係なくなる人が一瞬のせつな的判断で決定し、その決定による変化に対応する法整備が未だないことをいいことに、その決定による変化を引き受けることなく去っていき、残された多くの者がその変化によるしわ寄せを受けている状態のような気がします。そのことが人々の心をむなしくすさんだ状態にさせているような気がします。
 このような事態は高層マンションが売れるから引き起こされるのであろうとおもいます。、残念ながら設計屋がじたばた抵抗しても売れる限り他の誰かが設計して出来てしまいます。しかしよく考えると本来利益が出るような値が付くということがおかしいと考えるべき気がします。通常高層マンションは高い階ほど高くかつ早く売れるということです。その高層という要素が多分利益を生み出させる源になっていると考えられます。しかしその価格には高層であることによって与える地域への様々な迷惑や不利益はさほどカウントされていません。少なくとも空を奪い目障りこの上ないことはカウントされていません。その目障り分を地域のために最初の値にしっかりとカウントさせ、かつ地域の者が税金として住人にも課すことができるようにしたらどうでしょうか。しかもその税額はその地域の者が決定できるようにするのです。建築を規制することも一つの方法ですが様々なしがらみがあって容易に実現できません。それより地方で制定できる条例で先取りした法整備をするしかないのではと思います。利益がそこから立ち去る者に渡るのではなく地域に還元出来る社会の仕組みにしようということです。
 もちろん色々問題や障害はあるでしょうが地域から社会の仕組みを見直せるようでないと投機的な価値観だけで社会が構成されたら無責任で殺伐とした社会にしかならない気がします。
 話がとんでもない方向に飛んでいきましたが別に僕は政治の話をしたいわけではありません。単に建築の語源であるアーキテクチャーは概念構築ですので、社会の概念構築を考え直して提案するのも生業の為せることかもということでこんな話題になってしまいました。
 今社会主義的発言は最も時代遅れといわれていますがKYとしては最も必要な発想のような気がしています。明日は話がとんでもなくなったついでに社会の不均衡を是正する方法として社会への“徴兵(役)制度”の提案について話してみようかと思います。【結 設計 藤原昭夫】

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by npo-iezukurinokai | 2008-02-15 23:27 | 藤原 昭夫 | Comments(2)
Commented by 山本m at 2008-02-16 09:25 x
私のところは目を凝らすと多摩の山並みが見えます。
西方面には高層の建物の陰すら見えませんが、東方面は新宿の高層群の林立状態。
この建物も周辺(隣の高層を除いて)も地域に迷惑をかけていないことを改めてありがたく感じています。
Commented by npo-iezukurinokai at 2008-02-16 20:40
山本さんのような謙虚な方が事業をやっていただけるとこうはならなかったんではないかと思います。
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