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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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設計を助ける仲間たち

***今週の当番は、ブライシュティフトの本間です。***

ブライシュティフトも今となっては、
見積もりに出す実施図面は、パソコンで描いている。
しかし、パソコン世代のスタッフ達も、
枠廻りの詳細図は、鉛筆(ホルダー)で描く。
初めは抵抗があったようだが、
描いてみると1/5の詳細図は手描きが良いようだ。
1軒の家でB4サイズの紙で、40枚〜80枚近く描くことになるが、
図面の直しを考えると、実は手描きのほうがスピードが早い。
そして何より、スケール感覚が養われる。

私の仕事は、基本スケッチと1/50の基本図面。
そして構造伏図のスケッチと、詳細のスケッチ。
パソコンは使わない。・・・と言うより使えない。

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初期段階の基本スケッチは2Bの鉛筆。メーカーは三菱ユニ
中期の段階になると0.5で2Bの芯を使うシャープペン。
先端部が重いのは好まない。
基本図と伏図のスケッチになると、ホルダーを使う。
芯の硬さは季節によって違い、
通常は3Hを使うが、夏場は2H、冬場は4Hと
室内の湿気によってその都度、芯を使い分ける。

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その他に色鉛筆を3色常備しており、スケッチや図面に色塗する。
赤鉛筆は三菱のハードタイプ7700番。
オレンジ色とブルーはSTABILOで、オレンジは300番、ブルーは430番。
鉛筆は黒も入れて、この4本が必需品。
そしてまた、鉛筆は最後の最後まで使い切り、
最後は箱に入れて溜めることに、これがなんとも言えない喜びとなっている。

鉛筆、ホルダー、シャープペンの脇を固めるのが、
定規、スケール、消しゴム、ドラフティングテープ。
消しゴムはステッドラ−の消しゴム。
但し、細かいところを消すときは、電動消しゴムを使う。
スケールは竹尺と三角スケール。
この竹尺は34年間の友。
縦に割れるのをメンディングテープで巻ながら、使い続ける。
三角スケールは老眼が進んでいるので、図面を描くときに使う。

この仲間たちは、とにかく古い付き合いになる。
竹尺から始まり、三角スケールは30年、先端の角が丸くなっている。
シャープペン、ホルダーの先端もメッキが剥げている。

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パソコンは初期投資から始まり、メンテそしてインクなどの消耗品と、
とにかく費用がかさむ。電気代もばかにならない。
夏場の室温は上がるし・・・・。
それを考えると、昔ながらの製図用具はとにかく費用がかからない。
これこそが、地球環境を考えたエコそのものだと感じている。

この数少ない道具たちで、きちっとした図面は完成してしまうのだが。

 本間 至/ブライシュティフト
NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2008-11-17 14:03 | 本間 至 | Comments(0)
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