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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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グリーンニューディール政策

 安井 正/クラフトサイエンスNPO法人家づくりの会所属)

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オバマ大統領の就任式1/20が近づいています。

100年に一度といわれる景気後退のなか就任するオバマ大統領の政策の柱が
「グリーン・ニューディール政策」。
再生可能エネルギーへの転換をどんどん推し進めるため10年間で1500億ドルの投資をすすめ、500万人の雇用(グリーンカラー)を生み出す構想だそうです。

今の世界的な金融不安は、これまでの市場原理主義の限界があらわになり、社会構造の大きな転換を迫られているわけで、むしろこれからの新しい時代の方向性を明確に打ち出すことで、将来への希望を人々に抱かせ、前向きな行動へとうながしていく力が、このグリーンニューディール政策にはあると思います。

それにくらべて、今の日本の政権は・・・トホホ。
ビジョン無き、目先の対処療法ではこの難局をのりきれないと思ってしまいます。

それはさておき、
住宅を設計している者の一人として、これからますますエコを意識した設計が重要になると思います。

このブログでいくつか書いてきましたリノベーションも、「住宅の再生」という意味で、廃棄物の削減やリサイクルをおしすすめ、環境問題に貢献することにつながります。しかし技術的にも、制度的にも、さらにはデザインや美意識の面でも、まだまだ課題がたくさん残っています。そういった問題に、これからも意識的に取り組んでいかなければならないと思います。

オバマ新大統領の就任にともなって、グリーン・ニューディール政策を読んで、そんな思いを新たにしました。
by npo-iezukurinokai | 2009-01-17 07:28 | クラフトサイエンス | Comments(0)
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