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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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マリア・ジョアン・ピレシュ  『モーツアルトのピアノソナタ全集』

現在、女流ピアニストとして世界で最も評価の高い3人の内の1人です。他の2人は、アルゼンチン出身のマルタ・アルゲリッチと日本の内田光子です。建築家と同様、そろって円熟期を迎えた60代です。

ポルトガル出身のピレシュは、5才で最初のリサイタルを開くといった天才少女でした。その後研鑽を重ねながら、彼方此方の演奏会、コンクール等で頭角を現し、三十才で最初のモーツアルトのピアノソナタ全曲録音を日本で行いました。

当初は8枚のLPレコードに収められたこの録音によって、モーツアルト弾きとしての比類ない才能が国際的に認められ、ピレシュの名声を不動のものにした最初のアルバムです。

ここで紹介するCDは、それから15年後のピレシュ四十五才の円熟期を向いつつある時の、満を持しての2度目の録音です。

このときピレシュが、「恋人同士が一番幸せなときって、なにも話す必要はないでしょう。一緒にいるだけで、気持ちが通じ合う。私は、モーツアルトとそういう関係になりたいの」とあるインタビューで語っていたのを思い出しました。

確かに、このモーツアルトを聴くと合点がいきます。ピレシュはその演奏の中で作曲家と一体になって、言葉など聴こえてきません。つまり強固な自己主張を抑え、全く自然な存在としての音がそこにあり、それがモーツアルトの音であり、同時にピレシュの個性となっているのです。

素晴らしい演奏ですから聴いてみてください、三十才の最初のものもCDで出ています、これも溌溂とした中に憂いを含んだ名演です。

マリア・ジョアン・ピレシュ  『モーツアルトのピアノソナタ第1番~第18番』
                           幻想曲 ハ短調 K. 457


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十文字 豊/アルコーブUNPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-17 09:40 | 十文字 豊 | Comments(0)
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