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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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2005年 06月 04日 ( 1 )

厳島神社

 私の好きな古建築の中に先日台風でやられた厳島神社があります。そこの海の中に立っている鳥居が圧巻なのは皆さんご存知でしょうが、その鳥居は控え柱という特殊な構造で造られていてその構造を取り入れたのは菊竹さんの設計で素晴らしい物があります。

 私もその控え柱の構造をモデルに山荘を設計してみようと試みました。銀の峭壁と名づけた小さな山荘で、銀の壁一枚を際立たせ、後は出来るだけ存在感を無くそうと試みたもので、控え柱の構造も表に現れることがなく内に包み隠されていますが、鳥居でくぐる部分が居間として作られています。

 構造は厳島神社から取り入れながらも外観はどことなく伊勢神宮に似て、クリスチャンで牧師の資格を持つ施主にどうでしょうかと見せると、意外なことにそれでお願いしますと言われるので、日本の神道でもキリスト教でもすべての宗教は建築的には合い通じるところがあるのかも知れないと、実感した次第でした。

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 写真は、銀の峭壁と名付けた壁を右手に見た居間の写真です。峭壁とは切り立った険しい壁と言うものですが、山荘を見た友人が、自分の背丈より少し高い高々2m位の壁を見て君のはスケールが小さいと言って失笑を買う始末でした。

NPO法人 家づくりの会所属 小林英治建築研究所/小林英治

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-04 23:42