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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

2005年 06月 28日 ( 2 )

はじめまして

d0021969_65085.jpg小江戸川越の郊外、田んぼに囲まれた事務所から発信します。蛙の鳴き声と共に。

私は川越生れの川越育ちですが、一時期京都で数寄屋を学んだ関係で茶室を含んだ住宅の仕事が結構あります。また、数寄屋でない住宅の場合でもあちこちに数寄屋の手法が出てきてしまいます。

そんな話を短くお伝えするつもりです。
それにしてもこの蒸暑さ!ついつい夕食時にビールを飲み過ぎてしまいました。明日から1週間ビール断ちをしてこの《コラム・日記》の欄をやっつけ・・・失礼、取り組みたいと思います。

この日記を書いた人
  →NPO法人 家づくりの会所属建築家 川崎君子建築事務所/川崎君子

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→http://www.npo-iezukurinokai.net/cgi-bin/hanasou/clipboy.cgi
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by npo-iezukurinokai | 2005-06-28 06:50

コストと性能

これは私にとって非常に大きなテーマです。このバランスは設計者によって様々です。ここに当然、意匠性・デザインも入って来ますよね。まあ、ややこしくなるのでデザインは置いといて・・・。

よく「坪いくらですか?」って聞かれます。一瞬、考え込んで、いろいろ言い訳をしながら坪60万円とか、70万円とか言います。安いハウスメーカーが坪30万円とか40万円って言っている時に、この差をしっかり説明するのは結構大変です。

時間軸を取り入れ、通常20年で壊してしまう家を、50年以上持たすので、結果的に安上がりです。こんな答えもあります。でも、このくらいじゃ納得してもらえませんね。

そこで性能が出て来ます。性能と言っても、先ずはランニングコスト。造って安くても、維持費がたくさん掛かってしまってはNGです。耐久性も確かに必要です。メンテナンスフリー・・・これも大切ですね。そして、省エネ住宅。エネルギーを消費しなければ、ローン返済中も、育児期間も楽ですよね。でも、快適でなければNGですよね。

そこで、いつもの手?として、外断熱でしっかり断熱した家で、太陽熱利用をします。太陽熱利用の予算が取れない時は、ちょっとした工夫の換気システムを取り入れ、家中の温度を快適で均一化し、エネルギーを消費しないようにします。これは予算が十分有っても、ローコストでも同じようにします。

安い家が出来ても、快適でなく、楽しくもないのでは、家づくりに成功したとは言えませんね。また、安全性も大切です。子育てをするにも、そうでなくお年寄りにも、自分たちにも安全な家にしたいですね。落下防止・・・なんて話しじゃなく、シックハウスなど、家に使われる素材や薬品の話しです。

最近ではフォースターなんて言葉が、アチコチで聞かれますが、安全な建材が十分に出回っています。でも、まだまだ注意も必要です。この辺りは、建て主ではガードしきれないでしょう。設計者、施工者がしっかり勉強し、管理しないと安全な家は出来ませんね。そのような事にも注意を払いながら、コストも抑える・・・これが結構大変なんです。

こんな事をしていると、坪単価も下がりません。でも、費用対効果?では、非常にリーズナブルになっていると思っています。単純に坪いくらが言えない理由がこんなところにあります。つまり、価値観を共有しないと説得出来ないんです。

同じように県産材利用もなかなか説得力がありません。環境や産業、生活・・・そんな話しをしないと、安いとか性能が・・・なんて話しでは説得出来ないんです。でも、良い事だし、しなければならない事です。いろいろな味付けをして、建て主さんに木の良さ、地元の木を使う事の大切さを知って頂き、そんな家づくりを進めています。

建築家がデザイナーや技術者・・・だけではない一面を持っていることに気付いて頂けると思います。

この日記を書いた人
  →NPO法人 家づくりの会所属建築家 マツザワ設計/松澤静男

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by npo-iezukurinokai | 2005-06-28 06:46