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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

iezukuri1.exblog.jp

2018年 01月 18日 ( 5 )

重きを負いし君が肩に…

今年の宮中で行われた歌会始の皇后さまの歌である


語るなく 重きを負いし 君が肩に 早春の日差し 静かにそそぐ


多くを語ることなくただただ行動によってのみ表現し続ける天皇をよんだ歌、何とも奥深い。

日本において天皇とはどんな存在なのだろう、とずっと思ってきたがよくわからない。
天皇、皇后の被災地への訪問の姿を見るたびに胸が熱くなる。
そのような感情がどこから、何故沸いてくるのか、本当に不思議だ。
天皇って自分たちにとって何なんだろう、といつも思う。
それは戦前の、「畏れ多くも畏き辺りにおかせられましては・・・」というのとはあきらかに違う。
むしろ、それは尊敬?なのか。
そうとも思うし、
一千何百年も、他国では見られないような存在が続いてきたこと自体に、何かがあるのかもしれない。
それは、日本人って、自分って何だろうという問とも同じなのかもしれない。
よく分らない。

で、最近読んだ本。
またまた内田樹さんの本です。
相変わらずの切れ味抜群。

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街場の天皇論

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泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 16:10 | 泉 幸甫 | Comments(0)

日本一の大仏に願掛け Ⅱ 平安神宮


奈良大仏様に願掛けの後、京都へ。
やはり正月らしく平安神宮や下賀茂神社へ。
平安神宮は中学の修学旅行以来。
建築をやるものからしたら何となく平安神宮なんて、と思っていたが、結構なものだった。
よく知られる赤い建物は平安宮大極殿を模して建造されたもので、伊東忠太の設計。
正面からは何となく重心の足りなさを感じるが、それは僕だけだろうか。
神宮の裏庭は植治こと、小川治兵衛によるもので、流石!
小川治兵衛は一昨年NHK、BSで何回かに分けて放映されて南禅寺別荘群の造園家として一般の人にも知られるようになった。
近代造園の生みの親と言われるが、南禅寺別荘群の池の水は琵琶湖疎水を利用したもので、この平安神宮の池もそうだ。
ただ、南禅寺別荘群は個人所有のものがほとんどで見ることはできない。
見ることのできるものは山形有朋が所有していた無鄰菴と、別荘ではないが、この平安神宮の庭くらいで、誰でもOK。

この池にかかる泰平閣と名付けされた屋根の付いた橋が素晴らしい。

御所より移築したものらしいが、本当に美しい。
真ん中の屋根の上には鳳凰の飾りがあり、優美さがある。

橋の屋根の小屋組みも美しい。

小川治兵衛のことはこの本に詳しい。

面白い。


d0021969_15591651.jpg庭師 小川治兵衛とその時代

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 16:04 | 泉 幸甫 | Comments(0)

日本一の大仏に願掛け Ⅰ

せっかく正月参りをするのであれば、日本一の大仏さんに限るということで奈良へ。
そして奈良、京都を回ってきた。
奈良の大仏さんはさすが貫禄がある。

以前、お願い事を奈良の大仏さんにしたら、見事願いが叶い、やはり大仏の神通力はすごいと、また行ったわけだ。
ただ、中国語と韓国語に溢れていたことが以前とはちがっちた。

それはそれとして、
大仏さんの後ろに、大仏殿の建物模型が置いてある。
大仏殿はご存知かもしれないが、3回建て直し、それぞれの時代の模型が置いてある。
最初が創建の奈良、次に鎌倉、そして現在のものが江戸。
この模型をよく見て気付いたのは、鎌倉のものが際立って良いことに気づいた。
長さは奈良の創建のものとほぼ同じで、現在のものよりずっと大きい。
さらに大きいだけでなく、外観のみならず内部の空間も素晴らしい。
現在の大仏さんは台の上にのっているが、鎌倉のものは高すぎず、床より自然に大仏に至っている。

余計な台がないだけにかえって仏像が強調されている。
また仏像の周りには柱が多く立っていて、これも大仏を強調するのに役立っている。
鎌倉の東大寺は重源によるものだが、空間づくりにおいてもずば抜けていた。
なお、重源が作った東大寺の建物は南大門(仁王さんおわす建物)の他は一部しか残っていない。
また、兵庫県小野市にある浄土寺浄土堂も重源の作で、これも素晴らしい。


泉 幸甫/泉幸甫建築研究所


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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:11 | 泉 幸甫 | Comments(0)

而邸 #20 正月の床の間

我が家の床の間、正月の設えです。
恥ずかしながら、ごちゃごちゃとものが並べ立てられている。

床の間の正面はペルーの遺跡から出てきた5世紀、ナスカ文化の絞り染めの布。

なんてことのない布っ切れと言ってしまえばそれまでなのだが、この赤が見事で、どうしても欲しくなり、ついつい買ってしまった。
この赤はラックカイガラムシという虫からとれるもので、世界的に使われていて、東南アジアを始めとして世界に広がる。

床板の上の焼き物は朝鮮新羅時代の焼き物、のニセ。
かつてソウルの骨董屋の店主が新羅の焼き物です、と言って勧めてくれたもの。
李朝の白磁は有名、その前の高麗時代は青磁、さらにその前の新羅は灰色。
その新羅のものという。
ホントかいな?そんなものが手に入るわけがない。
あまりにも奇麗すぎる。
しかも、新羅の焼き物は国外持ち出し禁止と聞いている。
ニセを百も承知で買ったもの。

床柱は、先日行った丹波篠山の焼き物屋で買った丹波焼の花瓶に、庭に咲いている侘助の赤を生けた。

押し入れの下はインドネシアのチークの木をえぐって作ったアンティークの臼。

という具合に世界各国の品々のごちゃまぜ。
でも、不思議と違和感がない。


泉 幸甫/泉幸甫建築研究所


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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:10 | 泉 幸甫 | Comments(0)

Apartment樹

東京のお屋敷には、南側に自宅を、北側にアパートを作り賃貸経営をするというのがありました。
そのような集合住宅の現代版が浜田山に完成しました。

賃貸をお探しの方はこちらへ。

泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:07 | 泉 幸甫 | Comments(0)