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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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2018年 03月 11日 ( 1 )

「家」は住まい手の生活を引き立てる「器」であって欲しい

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横浜の「tembo_House」の一年点検(2018年3月5日)に行ってきました。
大きな問題もなく点検は無事に終了。

ご主人がカスタマイズした家具と集められていた骨董品が空間の雰囲気をぐっとあげてくれています。
住まい手の生活を包み込むように私のデザインも馴染んでくれていて
設計者としてもとても幸せな気持ちになって返ってきました。

そこに素敵なお料理があってそれを盛り付ける器がある。お料理だって様々。超一流の料理人が作ってくれるスペシャルなお料理も、僕が作るカレーも、食べる人が喜んでくれたら、それはスペシャルな料理です。
美味しくいただくお料理も、器に盛られると、そこに素敵な空間が生まれる。あくまでも主役はお料理で器は引き立て役。お料理を引き立てる器が良い。
一方で、お料理を鍋から直接食べる事だって出来る。それはそれでまた違った味わいがあるんだろうけど、その特別な味わいは一過性のものであってオーディナリーなものではない。
お料理を引き立てる器が良い。それは料理人の腕と器のチョイスと使い方にかかってるけれども、そのセンスを持った料理人は素敵だ。スペシャルなお料理が何倍にもなって楽しめる。
生活を楽しむというのはそういう事なのだなと最近思う。住宅も同じ。
tembo_Houseの住まい手さんの生活を楽しむ姿を見て確信した。
僕はスペシャルなお料理を引き立てる器のような家を作りたい。それは建物だけで成立する作品ではなく、生活の素材。生活というスペシャルなお料理を引き立てる器なのだ。

古川泰司

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by npo-iezukurinokai | 2018-03-11 00:00 | 古川 泰司 | Comments(0)