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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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建築家面談コースはじめました


d0021969_15573019.jpgNPO法人家づくりの会では、より多くの皆さまに自分に合った建築家との家づくりを支援できるよう、建築家面談コースを御用意しています。建築家面談コースでは気になっている、相談に乗ってほしい・話してみたい、建築家を1~3名指名して頂き、家づくりギャラリーにて同時に面談できる場を設けています。建築家選定でお悩みの方は是非御利用下さい。本やネットで迷うより、直接会って話してみることが一番です!

建築家面談コース
面談シートに御記入の上、送信頂ければ、日程調整の上、後日御連絡致します。
(現在は会員のみの特典となっています。)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-31 16:00 | 「家づくりの会」全体 | Comments(0)

建て方

今回の増築工事の主旨は、親世帯・子世代で暮らしていた母屋、十分な広さがあるのだけど2世帯のつくりになっていないので、非常に使いづらい。自分たち子世代で寛げる場所がほしい。それと本がどんどん増えてきて収集付かなくなってきたので書庫がほしい。子供たちにも親が読んでいる本を手にとれるような環境をつくりたい。との事。
地鎮祭が終わり、工事は本格的にスタート。私たちの仕事は、1~2週間間隔で現場に行き施工会社と打合せや現場の確認をします。都内での上棟は大変!大型クレーンを使って、道路から何本も重なる電線や迫る隣の家を、微妙な操作で潜り抜け敷地内に柱・梁を運搬し組み立てる。見ているだけでヒヤヒヤもの、こんなところにも職人技が発揮されます。上棟式で餅撒いたら電線に引っかかりそう・・・。
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設計では、敷地幅をできるだけ有効利用できるよう300*120の柱を910ピッチにフレーム状に組み立て、構造をそのまま内部に利用することを考えました。柱は書庫の方立てともなり梁の隙間には照明を入れ、間接照明となります。柱梁が組みあがり立体的になってくると、地縄のとき見た大きさより大きく感じるので建主さん一安心。けっこういい感じになりそう・・・。
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吉原健一/光風舎(NPO法人 家づくりの会)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-31 15:13 | 吉原 健一 | Comments(0)

ふたたび再開

設計途中で終了してしまった家づくり。それから4年後のある日、住まい手から連絡が入りました。中止となったいろんな問題も落ち着き、改めて計画を再開したいとのこと。
ホントに大丈夫か~少しの不安はありましたが、その後は順調。4年経つといろいろと状況も変わってきます。赤ちゃんだった子供も走り回り、本もますます増え続け母屋は飽和状態・・・。建築基準法も変わりました。以前は24時間換気が注目されていて、増築工事の際は、それに接続する母屋(既存部分)にも換気扇設置やその他の工事をしないといけないという法律でしたが、今回はその項目が削除されていました。考えてみれば20年以上問題なく住み続けている母屋部分、いまさら24時間換気やいろな設備を付け足したところであまり意味がありません。変な法律でした。

話はそれますが、今また耐震偽造の関係で、法律改正され役所はかなり混乱気味です。偽造問題の根源は、政治家との癒着や談合なのにそんなことはスルーされ、話はすり替えられ、こんな小さな住宅にしわ寄せが来てしまいます。マスコミも朝青龍ばかり追っかけないで、アパグループでも追っかけてほしいものです。
下の本は、npo家づくりの会でも話題になっています。
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そんなこんなで、話は飛び地鎮祭となりました。地鎮祭は"とこしずめのまつり"ともいいます。住いを建てる土地は、そのままにしておけば、植物が茂り、虫や鳥がやってきて、やがては森となる。人は木を切り、土地をならし、土を掘り起こし家を建てる。その場に本来あるべき自然な世界に入り込む・・・土地神を鎮めるため、地鎮際をおこないます。地縄と言って、このときには地面に紐で建物の輪郭が描かれています。
それにしても小さい、ホントに建つのか・・・と再び焦る住まい手。
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吉原健一/光風舎(NPO法人 家づくりの会)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-30 17:01 | 吉原 健一 | Comments(0)

9月23日の日曜講座

  d0021969_7345475.jpg 9月23日の日曜講座は、「楽しい我が家・いろいろ」というテーマで行います。
 
 23日は、3名の講師の、それぞれの個性があふれる、楽しい内容になることと思います。

 たとえば、スケッチをまず描いてみるということに慣れていて、楽しい我が家というイメージをつかむのが上手いとか。
主婦はやはり台所にいることが多いから、人が集まるには、こういうのが得意だとか。
あるいは、開放的な吹き抜けがいいし、光の取り入れと通風にいつも心がけているのだとか。

 当日登場する面々は、「楽しい我が家」とは、きっとこういう風なものでは....と思っている提案上手な個性派の設計者たちなのです。

 どうぞ、充実した午後のひとときをお楽しみください。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

■講 師:笠原顕司 長谷部緑  田中ナオミ 
■日 時:9月23日(日) 午後2時から4時半
■会 場:家づくりの会ギャラリー
■参加費:500円/一人(当日会場にて受付)
■定 員:20名
■申込先:NPO法人家づくりの会 
   (電話・fax・メールいずれか)
     渋谷区千駄ケ谷1-20-1 パークアベニュー205号室 
     電話 03 - 5771 - 6051
      (月曜から土曜午後1時から6時受付け )
     FAX 03 - 5771 - 6052 
     又はこちらの申し込みのページ

笠原顕司 【NPO法人家づくりの会所属 】
by npo-iezukurinokai | 2007-08-30 14:49 | 「家づくりの会」全体 | Comments(0)

つくったり壊したり

設計のはじめの段階は、住まい手の要望・敷地・法律・構造・コスト・・・いろいろなことを考えながら、スケッチを描いてゆきます。また今回は、極端に敷地の幅が狭く3方向を隣家に囲われてしまっているので、どうやって光を取り入れていくか、風の通り道は・・・どうやって施工するか、などと検討を繰り返してゆきます。
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ある程度、方向がまとまってきたら今度は模型をつくって立体的にどうなるか、隣との窓の関係や高さ関係、自然光の入り方など考えてゆきます。少しでも面積を取るため、母屋を一部解体してしまおう、最終的には2階建てとなりましたが、3階にしらたどうなるか、屋上はなどど、あらゆる可能性を試しながら模型をつくったり壊したり・・・それが纏まりだしたら今度は図面を描いたり消したり、それからまた模型、スケッチ・・・という作業が続いてゆきます・・・。
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打合せを繰り返し、図面と予算が纏まりかけたある日・・・ガぃーン!!!住まい手の様々な事情で計画が中止となってしまいました。(様々な事情は混み入っているのでここでは書けませんが。)ここまで纏めるのに約半年・・・役所に確認申請も提出し許可も下りたところなのに、とても残念な結果となってしまったのです。設計費を清算し計画は終了しました。

それから、この計画のことはスッカリ忘れていた4年後のある日、再び住まい手から電話がかかってくるのでした・・・。

吉原健一/光風舎(NPO法人 家づくりの会)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-29 14:11 | 吉原 健一 | Comments(0)

永平寺・唐門

 8月24~26日は福井へ行ってきました。
写真の永平寺は、1244年に道元禅師によって開かれた、座禅修行の道場です。(これは唐門で、山門に続いています。)
 この寺の重きをなす建物といわれる、七堂伽藍とは、山門、仏殿、僧堂、庫院、東司、浴室、法堂のことだそうです。
苔むした石畳や階段、杉の大木に囲まれたこれらの伽藍は、ひっそりとしていて、屋根を支える組子などは、たいそう美しいものでした。若い修行僧たちも大勢見かけました。

   
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          笠原顕司(NPO法人家づくりの会所属)     
by npo-iezukurinokai | 2007-08-29 09:03 | Comments(0)

法然院

お盆は京都でした。京都に行くと、いつも訪れる所があります。小さな禅寺"法然院"。
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法然院には緩い勾配の女坂と急勾配の男坂、2つのアプローチがあります。メインのアプローチは女坂、微妙に折れ曲がった道を進み藁葺きの山門をくぐると、左右に白砂壇。よくお寺に行くと入り口近くに手を清める水盤がありますが、砂壇はそれと同じ意味で水を意味しています。この間を通ることにより、俗な世界から聖な領域に・・・。
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この砂壇、訪れるたびに模様が違うのです。今回は、夏の強烈な光が水面に反射している様子を表しているのでしょうか、シャープな幾何学ライン。下の写真は、別の時期にみた白砂壇です。水面に映った月でしょうか。季節や自然と繋がったデザイン・・・興味深く面白いです。
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吉原健一/光風舎(NPO法人 家づくりの会)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-27 17:03 | 吉原 健一 | Comments(0)

日曜ぶろぐ

まだまだ暑い日が続いております。
ちょっと涼しく、気分を変えるひと工夫を紹介します。

d0021969_138974.jpg強い直射にビルやアスファルトからの照り返し、クーラーの室外機からの熱も加わり、まさにヒートアイランド現象。茹だるような熱風に見舞われて、外へ少し出るだけでへとへとになってしまいます。

こんな時、一雨ざっと降ってくれるとありがたいのですが、雨は都合にあわせてはくれません。
打ち水で、しばしの涼風を得るとしましょう。

昔は、軒先の簾に風鈴、たてかけたよしずにからむ瑞々しいあさがおの彩、打ち水された路地に吹き渡る涼やかな風が、暑さを和らげ、目にも耳にも心地よく、住まう人ばかりでなく通りがかる人にもさりげない涼しさを与えてくれたものです。

「家の作りやうは 夏をむねとすべし」とは徒然草にある一節ですが、

風通しのよい外部にも開かれた住まいは、暑い夏を爽やかに過ごす、こんな粋な知恵が生まれる素地となっていたのです。

時代を経て、環境は様変わりしましたが、打ち水で涼やかになるような、気持ちの良い空間を実現することは工夫次第、そんなに難しいことではありません。

アプローチに、外に開いたちょっとしたスペースを設け、建具のデザインを工夫すれば、季節の設えの映える素敵な空間がつくれます。

暑い暑いと言いながらも、そこに夏を感じるのです。いにしえの暮らしの達人たちの知恵を少し拝借して、粋な夏を演出してみませんか。

濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所(NPO法人 家づくりの会所属)
by npo-iezukurinokai | 2007-08-26 01:38 | 濱田 昭夫 | Comments(0)

東洋大学「OU研」試作棟

2004年から今年の6月まで大学の研究会に参加をしていた。
東洋大学の浦江助教授と積水化学の産学共同研究
オープンユニット研究会「OU研」
NPO法人家づくりの会からは、倉島 さんをチーフに
菊池さん・小林さん・新島さんとの5人がボランティア参加
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セキスイハイムの住宅を建替の際に引き取り
使える鉄骨を点検再塗装後、市場に出す「再築システムの家」
汎用性を目指す研究の一環としての参加を打診された。
対になった2ブロックのうち右手が京都の設計事務所の担当
((有)フェイ・ローデザイン中村氏)で‘05年の12月に完成した。
「土壁」「竹の壁」「木目のサイディング壁」「木の面格子」で構成された。
私達や学生さん左官屋さんを巻き込んで手造りの「土壁パネル」を作成し
それはそれで楽しい経験が出来た。
出来上がった一次試作棟は京都の匂いが漂っている。
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‘06年始めから家づくりの会グループの本格始動。
京都の1人に比べ5人の意見の一致が難しいと危惧したが
譲り合うところは譲り、チーフの奮闘に合わせて
各自が程よく手伝いプランは完成。
コンセプトは「離す・接する・貫通する」
外部仕上げのパターンを応用が利く納まりにする。

ところが、土壇場で予算が1次試作棟の半分以下に削られてしまった。
浦江助教授は「設計図書だけでもいい」と言って下さったが
全員一致で「半分以下の予算並の試作棟をつくる」と決めた。
1階部分が大きい2階建ての案を
2階だけの1階ピロティー型に設計変更。
外部への出口(窓)は一切無し
手分けをして設計図は完成した。

外壁面を少なくしても予算に合わせるのは至難の業。
あちらを削りこちらを無くし、チーフは眠れない思いをしただろう。
削った分の建材の無料提供が失敗の元
加工に手間取り費用は膨らんだ。

あちらをハラハラ、こちらに無理をさせ
今年の6月にどうにか出来上がった。
シンプルにしてシャープ
家づくりの会のメンバーは一応の満足はできた。
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日頃住宅設計者の相手は「個人のお施主さん」「工務店の関係者」
意外と付合いは狭い。
このOU研では大学の関係者や学生さん
積水化学の再築担当者や色んな部署の人
同じ建築関連でも多彩な人たちと付き合えた。
大企業も一人ひとりが違って担う役割も大きい事が分かった。

私たちの足掛け3年にわたるボランティアは一段落したが
完成した試作棟の研究はまだまだ続くらしい。

今週の「建築家と離そう」の担当は今日で交代します。
駄文にお付合いありがとうございました。
興味のある方は、「いちよう」のブログをご覧下さい。
「OU研」の経過については「いちよう」のページで
「東洋大学」で検索すると出てきます。。

山本ミヤ子/一葉建築アトリエ (NPO法人家づくりの会 所属 )
by npo-iezukurinokai | 2007-08-25 15:30 | Comments(1)

ビルの解体工事

近くでビルの解体工事が始まって1月以上が過ぎた。
四角いコンクリートのショールーム
屋上が駐車場になっていて
夜にはヘッドライトの明かりが部屋の中まで差し込んで
UFOかと驚いたものだ。

何台もの重機が稼働し続けて
離れている私のところまで音が響いた。
近所の人はさぞかし苦痛を強いられた事だろう。
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その騒動もまもなく終わりそうだ。
解体作業は終了し、今は鉄筋コンクリートの
鉄筋とコンクリートの分別仕分け中
鉄筋は再生工場で溶かして再利用し
コンクリートは現場で破砕し道路の舗装の下に使われる。

建築現場のリサイクル率は家庭ゴミよりはるかに進んでいる。
コンクリートや木材は90%以上にもなる。
廃材の法規制が厳しくなったのと
廃材の最終処分場(埋め立て)費用が高騰していると言う事情がある。
(処理場が遠くなったり、場所が無くなったりしている)

住宅の現場でも解体作業中に分類分別してトラックに積み込んだ様は「お見事!」声を掛けたいぐらいに奇麗になっている。

この現場も8月中には全てを終え、新しいビルの工事が始まる事だろう。

人気の無くなった現場のゲートの間からこっそり写真を撮り
空を見上げるとうっすら染まった雲が浮かんでいた。
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山本ミヤ子/一葉建築アトリエ (NPO法人家づくりの会 所属 )
by npo-iezukurinokai | 2007-08-24 20:19 | Comments(0)