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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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ゆく年 2007 ・ 31日

いよいよ大晦日となりました。
来る年を迎えるための住まいや生活の準備、そして心の準備の日です。
皆さん、それぞれの生活・ライフスタイルの違いこそあれ、お忙しく猫の手も借りたいことと想像致します。

大晦日は大掃除が大変です。
浴室など水廻りの掃除はお済みですか。

今日は、お掃除のしやすい浴室をご紹介いたします。いかがでしょうか。

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<浴室>
ご両親のために、浴室と脱衣室(ト)の床はバリアフリーになっています。
そこで、大きな排水スペースを設置し、浴室のタイルを脱衣室まで若干伸ばし、濡れても良いように工夫しています。
段差の無いフラットな床の浴室の扉は大事なポイントになります。
ここでは、3枚引き戸で大きく開閉が可能なように工夫し、なめらかで丈夫なビル用のサッシを使用しています。


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<脱衣室・化粧室>
水廻りは、湿気が溜まりにくく掃除がしやすいことがポイントです。
そこで、床に近い腰の高さのスペースには何も造らず、ワゴン式の移動家具、かご類などオプション家具を置けるようなスペースとしてあります。
脱衣室は、特に目線が気になるところです。外からの視線を完全に遮断するため、トップライトとスリットの窓で、光と風を取り込む配慮をしています。

こうした工夫で、隅々まできれいにお掃除ができるというわけです。


濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2007-12-31 10:21 | 濱田 昭夫 | Comments(0)

ゆく年 2007 ・ 30日

本日はきれいな青い空が広がり、風も気持ちよく感じられ、休日にはもってこいの日です。昨日の雨で空が洗われたようです。
こういった日は室内から外を眺めるのも楽しさが倍増します。
買い物などから帰ったら、窓を開け、気持ちよい風を感じながらお茶でひといき。いつもより美味しく感じられるでしょう。
昨日に続き、竣工したての建物の室内をご紹介いたします。

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<和室>
玄関土間から南側の引き戸を開けると和室となっています。
この和室(6帖程)には、4畳半程の広さの納戸(イ)があり、納戸と反対側にはフローリング(ベッド用)の居室があります。和室と洋室(ロ)の間にふすまを入れて、自由に開閉できるようになっています。
洋室には、布団用の収納と収納式の仏壇(ハ)があります。


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<書斎と寝室>
寝室の窓際に書斎用の机、そこから続けて壁沿いに収納家具を造り付けにました(ニ)。
部屋の南側は、坪庭になっています。そうした立地から、この部屋は、他のフロアと繋がっていながら、あたかも独立した離れのような場となっています。
この部屋には、納戸兼クローゼットルーム(ホ)が隣接しています。
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クローゼットルームは、周囲を壁で囲まれたスペースでありながら、トップライト(中央あたりの四角い部分)を設けることにより採光に気を配り、床を白のタイルとすることで、明るく清潔感のある空間となっています。



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<居間>
この住まいの一番大きな部屋です(へ)。居間兼食堂と、多目的なスペースとして計画しました。この部屋の南側に広がる10帖程の大きな中庭テラスと一体となることで、より広々とした空間となっています。
居間の両側には、中庭を隔て反対側に配置された居室(和・洋室)へと渡る通路を配し、左側通路は途中玄関を通り奥の和室へ、右側通路は、途中便所・脱衣室・浴室を通り、奥の洋室へと繋がっています。

濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2007-12-30 12:34 | 濱田 昭夫 | Comments(0)

ゆく年 2007 ・ 29日

年内の竣工を目指している(26日時点)引越し間際のお住まいを紹介します。

この住まいの特徴は、中央に大きめ(10帖くらい)の中庭テラスを囲んで水平の生活(バリアフリー)を基本に進められた平屋のプランです。
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<外観>
東側道路から眺めた外観です。
写真は足場を取り払ったばかりで、足元や細部はこれから手を加えていきます。小さな植木や下草などがこれからという時点です。左のひさし屋根が玄関にあたり、右端の木製の板貼り部分がお勝手口の引き戸になっています。



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<玄関>
タイル貼りの玄関土間から居間方向を見る。
すりガラスの引き戸の先に大屋根の居間空間が広がります。
玄関と居間は大きな明るいタイル貼りの中庭テラスと接していて、心地よい光と風を満喫できます。


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<玄関ポーチ>
玄関ポーチはご両親のため、歩行しやすいスロープにしています。
玄関ドアと正面の木製の扉は外用の収納になっています。

濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2007-12-29 14:47 | 濱田 昭夫 | Comments(0)

師走

今年も早いもので1年の締めくくりの月、12月となりました。
皆様にとりましては、この1年どのような年でございましたでしょうか。

年の瀬、この月になると私達、日本がもっとも日本らしくなるのではないかと思います。
なぜなら、それぞれ皆様の生活・価値感は違うものの、私達の生活文化に共通する基本は、太古より農業と深く関わっており、その行事が12月に多く行われているからです。

豊かな農作物の収穫のためには、とりわけ、気候の移り変わりに細心の注意を払わなければなりません。そこで自ずと風土に敏感になるのです。豊作を心願することにより、田の神、水の神、火の神への信仰が深まり、世代を越えて連綿と受け継がれ、日本人の生活と心の風土として、伝承されてきました。
そのことが毎年、繰り返される季節の節目となり、それぞれの行事として確立し、いろいろと私達の生活文化に、深く関わることになりました。

12月は

大雪----- 大雪小雪の頃
歳の市--- 正月縁起物、飾り物の市
冬至------ 風呂に柚子を入れて入浴
煤払い--- 正月を迎えるにあたり家の内外を清掃する行事
大祓----- 人心の罪を祓い、穢を清めるための行事
除夜----- 1年最後の日、歳得神を拝み、初春を願う


などがあります。

行く年を惜しみつつ、来る年が皆様にとり幸多き年となりますことを
お祈り申し上げます。

これから大晦日まで年末の現場の今をお伝え致します。
新年も、また違ったテーマで6日まで、ブログを担当して参ります。
宜しくお願いいたします。

濱田昭夫/TAC濱田建築設計事務所NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2007-12-29 14:01 | 濱田 昭夫 | Comments(0)

葉が落ちて、その凄さに気付きました!


 先日の日曜、和泉川へのジョギングの途中で、写真のように何本も並んで立つ凄い桜の幹に気付きました。
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 何度も走っている道なのに、あの桜の幹があんなに巨大で太く節くれだっていることに、気付くことが有りませんでした。
 頭上に大きく生い茂る、良い季節の葉や花にばかり気を取られて、寒い冬などには、あまり注目することもなくそばを駆け抜けていたんですね。
 見ようとしないと、物事の存在すら見落としてしまうという事に、今更ながら気付かされました。
 こんなに凄い桜の幹に謝らなくてはいけない、そんな思いさえしました。もうどのくらいの歳月を生きてきた樹なのでしょうか。

 川沿いで魚を釣る人達、ウオーキング楽しむ人達、そして風になびく真っ白なススキの群生にも出会いました。
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 今日は、一年で一番日の短い、冬至ですね。


 野口泰司/野口泰司建築工房
NPO法人家づくりの会所属建築家


 
by npo-iezukurinokai | 2007-12-22 21:04 | Comments(0)

「木」、「木の家」

 将来も含め、現在、住宅にとって、何が最適な材料かと問いつめると、やはり「木」に辿りつきます。

 大気圏的な広がりの中でいえば、このところテレビや新聞でとりあげられ多くの人達の関心事になってきつつある大気中のCO2の増大によっておこる地球温暖化の防止に、「木」は自らの中に大量のCO2を固定することによって、応えます。
 地球的な規模、あるいは地域的規模においても、「木」は自然循環再生し、地球に負荷をかけず永久に枯れることのない、まさに他に比類のない素材であり、「樹」の段階では山や森の生態系を守り、治水にも貢献します(人工林の場合、その手入れが前提になりますが)。
 家、材料、人のスケールにおいても、その断熱性、調湿性、匂い成分の人の健康への有効性、加工性の良さ、対強度比重量の軽さ、動物としての人との歴史的相性の良さなど、これも他に比類すべきものが無い多くの特性を備えています。
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 私自身は、20年ほど前、日本の気候風土への適応性という観点から、柱・梁を露出する「真壁構造」を住宅設計の中心に置くことを決め、8年ほど前、上記の「木」の特性を再認識し、さらに壁などの仕上げにも「木」を多用する「木の家」シリーズへの取り組みを開始しました。
 一般には、真壁構造の家を「木の家」と呼んでいますが、私の場合、さらに、より意識的に「木」を多用したものを「木の家」としています。
 「木の家」シリーズもさらなる段階に進めたいな、と思っています。

 「木」の世界も、やはり奥深く、個人的にも、この世界全体でも、まだまだ、知らなければならないことが、山積みです。
 「木」に強い興味を持つ「NPO法人家づくりの会」の仲間と、今年の夏、「木の研究会」を立ち上げました。
 先週末の会合+忘年会で、やっとエンジンもかかってきました。来春あたりから、大ブレイク?しそうです。

 1月19日(土)、その「木の研究会」で「木の構造、強度、耐久性」をテーマにした一般向け講座を開催します。
 引き続き1月27日(日)私の工房で設計した住宅「夫妻の為の 2つの趣味のコーナーを持つ家」の見学会があります(勿論、「木の家」です、写真)。
 興味御座いましたら、是非、参加ご予定頂ければ幸いです。

 野口泰司/野口泰司建築工房
NPO法人家づくりの会所属建築家
by npo-iezukurinokai | 2007-12-21 13:41 | Comments(0)

今週末の見学会に向けて現場は急ピッチ

菊池邦子(NOP法人 家づくりの会所属)

今週末の22日(土)、23日(日)に竣工直前のお宅の見学会をさせて頂きます。
現在、玄関前の外構工事進行中。敷地が道路から高くなっているため、玄関へのアプローチ
も複雑です。
屋内は照明器具も付いて、ほぼ完成。落葉松と杉のフローリング。わら入り漆喰壁、檜縁甲板張天井。スキップフロアは家の真ん中にあるゆったりとした階段で繋がっています。そこを光・風・音が通っていきます。
海・月・鳥が建て主さんの家づくりのキーワードになった家です。
 
住宅見学会にお越しいただく場合、トップページの住宅見学会案内の申し込みフォーマットから
お申し込みください。案内図等をお送り致します。



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                         アプローチのコンクリート枠工事中です
by npo-iezukurinokai | 2007-12-19 18:38 | Comments(1)

造園家枡野氏の講演を聞く(2)

 鶴見建功寺の禅僧であり造園家でもある枡野氏の講演も家族の心を捉えたようです。造園の世界にいる末娘だけでなく、長女も、真剣にメモをとり、妻も私の隣でしきりにうなずいていました。(皆が興味を持ってくれるか心配していましたが、私の家族サービスの企ては、見事に成功しました!)
 それまで、私は枡野氏を知らなかったのですが、国内のみならず、海外にも活躍の場を広げ、多摩美術大学教授、コロンビア大学の特別教授としても教鞭をとるといった、大活躍中の造園家でした。
 講演の内容全てをお伝えするには余りにも膨大過ぎますので、その作品の一例を講座のチラシの写真を利用して紹介させて頂こうと思います(青山緑水の滝)。
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 西日しか射さないと言う敷地の、その光を捉えて、配置された石組みに光る面と影を浮かびあがらせるというコンセプトは、説明を聞いて凄い!と感じました。奥行きのない庭での石積み、更に背後の石のこば積み、そこに線状に流れ落ちる無数の繊細な滝の構成も魅力的ですし、そのさらに背後の木々もこば積み頂部と手前の建築軒先端の2本の水平線に切り取られ、自然の広がりを見事に感じさせます。
 実は、これらの石積みは、この庭の下に広がる空間の排気の仕組みを隠し、絶え間ない滝の音はそこからの騒音を消すという役目も担っているのだそうです。
 そうしたことを全く感じさせず、静寂が、見る者に迫ってきます。

野口泰司/野口泰司建築工房家づくりの会所属建築家)
by npo-iezukurinokai | 2007-12-18 14:27 | Comments(0)

造園家枡野俊明氏の講演を聞く(1)

 先週金曜日夕方5時から、造園家枡野俊明氏の講演が、横浜三渓園鶴翔閣で会食付きで催されるというので、忘年会も兼ねて家族で参加して来ました。
 妻と造園の世界に入って5年になる末娘は家から3時過ぎに、私は4時頃K邸の役所打合せを終え大磯から、長女は東京の勤め先から5時少し前に、それぞれの場所から三渓園にかけつけました。
 先着3人は時間もあったので、夕暮れ時の三渓園を散策し、開演少し前に、枡野氏の設計した鶴翔閣の前庭の植栽を、特別許可を得て鑑賞させて頂きました。
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 少し盛り上がった枯れ芝の中や周辺に紅、だいだい、黄色のもみじが鮮やかに、暮れかかった夕景の中に浮かび上がり、枯れ芝の上にはそれぞれの木のそれぞれの色のもみじの葉が敷き分けたように散っていました。
 鶴翔閣は明治42年建築の、延べ床面積950㎡にも及ぶ原家の旧宅です。庭から見る、少し高まった床レベルの上に柱と華奢な建具だけで大きな屋根を支える姿は、日本建築特有の繊細さ軽快さを久しぶりに私たちの心に呼び起こしてくれました。(続く)

野口泰司/野口泰司建築工房NPO法人家づくりの会所属)
by npo-iezukurinokai | 2007-12-17 20:17 | Comments(0)

木漏れ日

上海にて
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北京にて
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長浜 信幸/長浜信幸建築設計事務所
(NPO法人家づくりの会所属)
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by npo-iezukurinokai | 2007-12-16 00:00 | Comments(0)