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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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我が家の椅子たち

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セブンチェアー

これはとっても人気のある椅子なので、皆さんどこかで
一度ならずご覧になっていると思います。いや座った事もあるでしょう?
1955年に北欧の巨匠アルネ・ヤコブセンによってデザインされました。
成形ベニアのシェル部分とスチールパイプのベース部で構成された
実にシンプルな構造です。

この椅子も我が家には30年近く前からある椅子です。
名前がいいですねえ!!セブンと付くと何でも欲しくなる
私にはもってこいの椅子です。買わない訳にはいかない!!

ずーとダイニングチェアーとして使っていたのですが
実は最近立て続けに壊れました。どれも皆壊れたところが同じで
シェル部とベースのスチールの脚が剥がれてしまったのです。
でも考えてみて下さい。成形ベニアで出来たシェルは全く壊れず
一見華奢な脚も何ともありません。30年近く毎日使ってですよ!
5万円(私が買った頃は確か3万円位だったかな)
前後の値段を考えれば驚異的です。
勿論すぐに新しいセブンを注文したことは言うまでもありません。
これでもう次に買う必要は無いでしょう!?

田代 敦久/田代計画設計工房NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-30 09:53 | 田代 敦久 | Comments(0)

我が家の椅子たち

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スーパーレジェーラ

今日は出張先の富山からの書き込みです。
とてもよい天気で立山連峰が綺麗に見えますよ。
(皆さん知ってます?立山と言う山は無いそうです!)
ちなみに山々はまだ雪景色です!

さてスーパーレジェーラとは面白い名前ですよね。
つまり「超軽い」という意味がそのまま名前になっている訳ですから。
イタリア製のスポーツカーにもしばしば
レジェーラという名前が出てきます。
ちなみにドイツのメルセデスに付く「SL」もスーパーライトの略で
同じく軽い事を言いたい訳です。やっぱりスポーツカーは軽くないとね!

話がそれましたが「軽い」が名前になったこの椅子は本当に軽いです!!
なんと1、8kgしかありません。子どもでも片手で軽々と持てます。
それに実は丈夫な事でも有名です。
噂では2階から落としても壊れないとか・・・まだ試していませんが。
トネリコという粘り気のある木を素材に使い、
脚の断面が構造的にも重さ的にも有利な3角形をしています。

1957年にイタリアデザイン界の巨匠 ジオ・ポンティ
によってデザインされ、カッシーナ社の椅子の中でも
最も成功した作品のひとつと言われています。
写真の色が一般的ですが、他にも幾つかパターンがありますので
どこかでご覧になれるかもしれませんね。

田代 敦久/田代計画設計工房NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-29 06:58 | 田代 敦久 | Comments(0)

我が家の椅子たち

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ハイバック・チェアー

スコットランドの建築家マッキントッシュによって1902年
ーなんと107年前!!!!ー
にデザインされた有名な椅子で、ヒルハウスとも呼ばれる事もあります。
マッキントッシュは椅子のデザインを、特定の室内の為に
行っていますが、この椅子はヒルハウスと呼ばれる家の寝室の為に
デザインされたものだからです。

マッキントッシュのデザインした椅子は沢山ありますが、私はこの
ハイバック・チェアーが一番好きですね。
当時、時代はアール・ヌーボー様式のまっただ中にあって、
それでもこのような抽象的なデザインで、完成された形
(だって100年経っても作られ続けているんですよ)
を作り出した能力に敬意を抱きます。

本来は寝室に置くべきなんでしょうが、残念ながら我が家の寝室に
似合うスペースはなく、玄関先やダイニングに置かれています。

田代 敦久/田代計画設計工房NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-28 09:04 | 田代 敦久 | Comments(0)

我が家の椅子たち

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今週は田代が担当します。
今回は我が家に生息する椅子についてお話ししましょう。

椅子と言っといてなんですが、私は持っている車が3台あります。
しかし!!一番新しい車でさえデザインされたのは
もう30年近く前の車で、後の2台はもう50年前になります。
(デザインされた年で生産された年ではありません でもまあオンボロという事です)
で何が言いたいかというと、まあ古いもん(デザイン)が好きということかな。
椅子にも全く同じ事が言えます。
皆大量生産大量消費が始まる直前のデザインで
今でも光り輝いていると一人思っています。
いずれも過剰なデザインではなく、単純シンプルですが
何か本質をきっちりつかんでいると思うんです。
こんなデザインがしたいものだと脇に置いて眺めている訳です。

さて第一回目は、1934年にヘーリット T  リートフェルトがデザインした
Zig-Zag(ジグザグ)という変な名だけど見れば納得する椅子です。
一体何れくらいの体重が支えられるんでしょうか??
怖いけど何時か試してみたい・・・・。
座面が真っ平らなので、普段はアフリカから連れて来た
木彫りのヒッポー(カバ)が置かれています。

田代 敦久/田代計画設計工房NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-27 10:27 | 田代 敦久 | Comments(0)

施主検査

d0021969_20313156.jpg今日は午前中雨の中、来週末引渡し予定のお住まいの施主検査がありました。

一階から、二階へ、そして三階の子供達の部屋まで、ひとつ、ひとつ仕上がりを見ていくのですが、施主検査というかTV番組のビフォーアフターのようになってしまいました。「こんなに、なるんですね~」「ビックリ」「建築雑誌で、見ているような家だよ」「オープンハウスで見せていただいたお宅も素敵だったけど、私達の家はもっともっと素敵ね・・・・・・・・」などなど、ご夫婦の会話はそこにいた僕達の耳に春風のようにここちよく入ってきました。

その横でお子さんは始めから完全にリラックスモードでした。リビングの床に座ると、絵本を見たり塗り絵をしたりして、もうすでに自分の家になっているようでした。たぶん自分の体で感じ取り、居場所もちゃんと見つけたようです。
帰り際、ちっちゃなかわいい手で監督さん、職人さん、僕や、金山に一つずつキャンディーを配ってくれました。

この子の施主検査結果も、無事合格だったようです。

高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-25 20:32 | 高野 保光 | Comments(0)

渡辺篤史の建もの探訪BOOK

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渡辺篤史の建もの探訪が放送20周年になった。
まだ僕が独立していないというか、設計の実務をやっと始めたばかりのころからこの番組はありました。建築学科は出たものの僕が設計を志したのは、実は30歳を過ぎてからで大学時代の仲間達より10年遅いスタートでした。そしてその頃よく見た「建もの探訪」に出てくる住宅と建築家は、僕にとっては遠い遠い世界でした。

家づくりの会の建築家達が設計した住宅もこの番組に始めの頃から現在に至るまで何件も取り上げられてきました。そんな建築家の集まりに僕も縁あって数年前に参加させていただいています。

渡辺篤史の建もの探訪BOOK」ではその番組の歴史から、20年の全放送リスト、制作現場のレポート、渡辺さんの対談、名作椅子探訪など盛りだくさん。そのなかでこころに残る家のかたちの一軒として「神楽坂の家」も再取材を受けています。
明日25日発売です。是非、手にとってご一読ください!!

高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-24 18:35 | 高野 保光 | Comments(0)

初恋の・・・・

大学1年か2年の春だったか、「自分の好きな建築家が設計した住宅をスケッチしてきなさい」というような感じの課題が出た。
写真を見てのスケッチでもいいらしい、という情報を得て、とにかく図書館でぺらぺらと建築雑誌(作品集だったかも)を眺めていたらアルヴァ・アアルトカレ邸が目に留まった。とくに外観の、環境も含めたトータルな美しさに強く惹かれてしまった、清楚でカッコイイと思った。速攻でこれに決めひとめぼれの外観のスケッチを描いて提出したのを覚えている。あれが僕の建築との最初の恋だったと思う。平面図の形と流れるような不思議な断面図と外観が別々に見えてとても一つのものとは思えなかった・・・・

そしてあれから30年も過ぎた昨年の5月の連休、真っ青な空の下その「初恋の建築」についに逢うことができたのです。
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その感動的な出会いがあった連休が今年もすぐそこに来てしまいました。
去年の今頃は、旅行前でワクワク、ソワソワしていて、なんともいえない楽しい時間を過ごしていました。・・・・しかしいまのところ大型連休の予定はまったくナシ!、雑誌の取材が間に1日入るかなという程度の静か~なお休みになりそうです。


そうだ、今年は環境に優しくちい散歩的な感じで行こうっと・・・・・・・


高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-23 19:53 | 高野 保光 | Comments(0)

言葉にできない・・・・

今日は午前、午後と2組の方を竣工後1年ちょっと経ったお宅に案内する日でした。
現地に9時半過ぎに着くと、Eさんご夫妻が「お帰り~」といってるかのように満面の笑顔で出迎えてくれた。まずは外から眺め、一歩一歩とアプローチを進み玄関に入ってみる。ふるさとに戻ったというか、我が家に帰ってきたかのように落ち着く。1年しか経ってないとも思えるし、同時にもうかなり前に設計したような気もした。家のあちらこちらに設計中の思いがそのまま残っていた。
約束の10時少し前にライターのMさんがお見えになって、一通り家を案内した後は、この家での生活から、建築家選びなどEさんご夫妻にインタビュー。来月の撮影日等など相談して12時前に終わる。お昼は準備していただいた中華風のお弁当を頂いた上に(Eさんご馳走様でした)、食後に美味しいコーヒーまで・・・・・・・・・恐縮です。
その上たっぷりとお時間まで頂戴し、本当に感謝しております。

d0021969_22485999.jpg午後1時過ぎ、建築史家のSさんと編集のFさんが見えた。
雨のお陰て足元のアイビーがより映えて皆でちょっと背伸びをしているようにも見えた。
今度は午前中とは違い、ちゃんと家の設計意図等しっかりとした説明が必要だった。タップリ2時間以上、道路、アプローチ、玄関、水周り、リビング、茶室・・・・・と場所をかえて設計時を思い出しながら、また質問に対して自分なりに言葉に出してみた。

普段、建主の方とはよく設計についての話をするが、プロの方にこの設計活動というある意味言語化しにくいものについてこれだけ意識して言葉にしたことはなく、言葉がないところを言葉にしないといけないもどかしさも感じた。
技能という言葉で片付けて良いかわからないがそれをコード化して言語化するような作業もまた大切なことなのかなと感じた。

高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-21 22:49 | 高野 保光 | Comments(0)

アシンメトリーの円形ハゲが・・・・・

日曜日の夕方いつもの理容室に行くつもりだったが、予約制になったことを急に思い出しあわてて連絡したのですが、ダメでした。新しいところを開拓する勇気?もなく、諦めることに。夜になって来週は日曜日に取材があり、2週間は髪が切れないことに気づくとなおさらに伸びた髪が気になった。

夜、風呂上がりに洗面所で髪を乾かした。
鏡に映る伸びた髪がやはり気になって、とっさにハサミを持ち出し前髪を少し切ってしまった。2週間分?くらいチョッと切ってもそんなにおかしくないんじゃないの、と思った。一度切ると勇気がでてきて、両耳の上にかかっているあたりも気になり今度は何を思ったか、3枚刃の髭剃りをもって、左耳上をザックリ、次に右耳上をザックリとやってしまった、思ったより気持ちよく切れた。(洗った後の髪がこんなに良く切れるとは・・・・・・皆さんご注意ください!?)正面に写る髪の感じもスッキリして悪くない、と思いその周辺を髭剃り?で念入りに整えたつもりだった。

で、リビングでカミさんの前に立ち「どう?」と髪をみせると、「え~~!なにやってるの」と意外な言葉が返ってきた。「なにが??」と聞き返すと「ん~、よく見なさいよ!そこ薄くなっているわよ・・・・・もうっ」とあきれた顔をしている。「・・・」あわてて洗面所に戻りよく見えない自分の頭を、左、そして右とかなりの流し目で見てみると・・・・・いびつな円形ハゲが左右アシンメトリー(非対称)に出来ている!!右側頭部が失敗なら左側頭部は大失敗だった。この間おそらく10分位、落ち込んで鏡の前で短くなった髪を引っ張りながら考え込んでいると。「・・・・・これで書いたら」とカミさんが渡してくれたのが眉毛を書く鉛筆のようなもの。ん~、さすがです、いつもこんな感じで僕は知らないうちにカミさんに助けられています。

お蔭様で本日、事務所でスタッフが僕の席の左脇に近づいて質問されるとやや緊張しましたが、気づいたスタッフは誰もいなかったようです・・・・・・・多分。


高野 保光/遊空間設計室NPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-20 19:10 | 高野 保光 | Comments(0)

マリア・ジョアン・ピレシュ  『ショパン 後期ピアノ曲集』

昨日に続きピレシュのピアノを取り上げます。

今年になって、ショパンの演奏にも定評のあるピレシュの2枚組みCDが出ました。

ここで取り上げられている曲は、ショパンの晩年のものばかりで後期のピアノ曲に絞られています。

39才の若さで亡くなったショパンは、35才の時、敬愛していた父を失い、体調を一層悪化させ、甚大な精神的ショックと、その後、ジョルジュ・サンドとの別れもおとずれることになります。

このような時期、つまりピアノ・ソナタ第3番が作曲された1844年から、彼が亡くなる1849年の5年間にかかれた曲集です。

「第3ソナタは、よりしっかりと制御されているように見えるけども、実は深く混沌としている。そこには、あたかもショパンが、過去の苦闘を回想し、新たな論理への飛躍を行うために用いたかのような、絶え間なく起伏を繰り返すエネルギーがあるのです。私がこの作品を弾くときにはいつも、まずは全てをばらばらに解体することから始め、最後に全てを組立て直すというようなかんじで演奏に臨む。」とピレシュは述べています。

私にとってのショパンは、長年嫌いな訳ではなかったのですが、もうひとつ本格的に踏み込んで聴こうとしなかったのには、それなりの理由があります。

ベートーヴェンやシューベルト、ブラームスといった作曲家の、後期ピアノ曲のような深淵な深まりを聴き取れずにいたからです。

今回、ピレシュの2枚のアルバムに出会ったことで、ショパンの晩年の曲には、シューベルトに共通するものがあると感じ、今までの距離がぐっと近づいたことを実感することが出来たと思っています。ピレシュに感謝したい気持ちです。

実は明日、事務所から歩いて15分のところにある武蔵野芸術劇場で、このショパンの後期ピアノ群を・ピレシュがやって来て演奏します。

今から待ちどうしく、わくわくしています。


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十文字 豊/アルコーブUNPO法人家づくりの会所属)

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by npo-iezukurinokai | 2009-04-18 09:34 | 十文字 豊 | Comments(0)