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”まちに出た、建築家たち。”ーNPO法人家づくりの会

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木の音

昨年より新木場「海床」というプロジェクトに関わっている。かつて新木場は木の街と言われ栄えた。しかし近年、木材店や製材所、木を扱う業者は激減し、貯木場に大量に浮かんでいた丸太の風景も、今は見ることが出来ない。
逆境に立たされた材木屋の2代目3代目が集まり「新木場の水面に、もう一度木材を!木のある風景や歴史と文化を次の世代に!」そんな想いからこのプロジェクトが始まった。
目標は、貯木場を利用し、水上カフェやゲストハウス、木製フローティングハウスを中心とした新木場の新たなまちづくり。
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試行錯誤しながらイベントや企画立案を繰り返し、江東区や地元の人などと連携し東京都の「地域資源発掘型実証プログラム事業」に採択されることとなった。
2/11には「木の音」とテーマを決め、貯木場にイカダや東屋、ステージを浮かべ木を使った演奏やパフォーマンスのイベントを実施する。貯木場に木の家が浮かぶ日まで先は長いが、ちょっとぶっ飛んだ楽しみなプロジェクトなのだ。

「木の音(きのね)~umidoko~ Sound of Wood」開催概要
開催日:2018年2月11日(日)~2月18日(日)
開催場所:江東区新木場3-6-6(+隣接する水面)
開催趣旨:新木場貯木場にある風景を取り戻しつつ、新たな木の街・新木場を作り出す。
参加費:無料(ワークショップのみ材料費実費が必要です)



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by npo-iezukurinokai | 2018-01-28 19:22 | 吉原 健一

自宅でカフェをひらく

「自宅の一部を改修して、CAFEをひらきたい

そのようなご依頼をいただき設計がスタートしました。
周辺は住宅街、木造2階建ての1階部分を居間と和室を店舗にして和室の床の間を思い切ってこわし、街に開く入り口ができました。


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とてもローコストでの工事、解体した床柱や、ドアや引き戸など使えそうなものは別の場所で再利用しました。外壁やサッシも出来るだけ壊さないようにして、費用を抑えつつプランニングを行っています。


「茶室」

ずっと夢であった、自宅に茶室をもつこと。

ほんの小上がり程度の部屋でいいですというオーナーさんのリクエストでしたが何とかして叶えてあげたいと思いました。通常お茶室に用いる材料は非常に、非常に高価ですが、今回は下地材や再利用品など簡素な材料だけで構成することにしました。
本来茶室とは、そのようなものであったはずなのですから。

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無事に工事が完了し、昨日引き渡しが行われました。
工事関係者の皆様、本当にありがとうございました。
夕方からはお茶会が開かれてご友人や工事関係者が招かれました。
( オーナーさんのご指名で正客席には私が座ることに・・・(汗) )
お作法も勉強させていただき貴重な経験になりました。

たいへんお世話になりましてありがとうございました。
オープンまであと少し、頑張ってください!!



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2月オープン予定




(改修前の様子)

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-23 06:22 | 丹羽 修 | Comments(0)

雪国の蔵

東京にも大雪警報が出た本日ですが、市ヶ谷も窓口当番をしている間にみるみるうちに外の景色が真っ白になりました。

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大雪で思い出したのが、4年前に東京に大雪の降った次の日に行った雪国秋田のことでした。旅の目的は当時ちょうど重要伝統的建造物群保存地区に指定されたばかりだった秋田県増田町を訪問することでした。増田町は伝統的な建造物が多く保存されているだけでなく、その内部に内蔵があることが特徴的でした。建物の中に入れ子のように蔵が建っているのです。
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黒漆喰の壁が雪に反射した光に当たり優しい柔らかい表情をしていました。蔵というと物をしまう場所と思っていましたが、増田町の内蔵は居室として座敷が設けられていました。増田町ではかなりの割合で内蔵に座敷が設けられ、限られた家族が使う部屋とされていたそうです。
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増田町以外にも近辺の蔵を数か所見て回ったのですが、その中には酒蔵も数か所あり、見学すると試飲も勧めて頂き日本酒を頂くということを繰り返していたら、すっかり日本酒の美味しさに目覚めてしまいました。珍しかったのは写真の日の丸酒造で頂いたヨーグルトのお酒です。ヨーグルトと甘酒が混ざっていて、飲みやすくてグイグイと飲んでしまいそうでした。

工藤夕佳/mokki設計室一級建築士事務所

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-22 23:34 | 工藤 夕佳 | Comments(0)

重きを負いし君が肩に…

今年の宮中で行われた歌会始の皇后さまの歌である


語るなく 重きを負いし 君が肩に 早春の日差し 静かにそそぐ


多くを語ることなくただただ行動によってのみ表現し続ける天皇をよんだ歌、何とも奥深い。

日本において天皇とはどんな存在なのだろう、とずっと思ってきたがよくわからない。
天皇、皇后の被災地への訪問の姿を見るたびに胸が熱くなる。
そのような感情がどこから、何故沸いてくるのか、本当に不思議だ。
天皇って自分たちにとって何なんだろう、といつも思う。
それは戦前の、「畏れ多くも畏き辺りにおかせられましては・・・」というのとはあきらかに違う。
むしろ、それは尊敬?なのか。
そうとも思うし、
一千何百年も、他国では見られないような存在が続いてきたこと自体に、何かがあるのかもしれない。
それは、日本人って、自分って何だろうという問とも同じなのかもしれない。
よく分らない。

で、最近読んだ本。
またまた内田樹さんの本です。
相変わらずの切れ味抜群。

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街場の天皇論

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泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 16:10 | 泉 幸甫 | Comments(0)

日本一の大仏に願掛け Ⅱ 平安神宮


奈良大仏様に願掛けの後、京都へ。
やはり正月らしく平安神宮や下賀茂神社へ。
平安神宮は中学の修学旅行以来。
建築をやるものからしたら何となく平安神宮なんて、と思っていたが、結構なものだった。
よく知られる赤い建物は平安宮大極殿を模して建造されたもので、伊東忠太の設計。
正面からは何となく重心の足りなさを感じるが、それは僕だけだろうか。
神宮の裏庭は植治こと、小川治兵衛によるもので、流石!
小川治兵衛は一昨年NHK、BSで何回かに分けて放映されて南禅寺別荘群の造園家として一般の人にも知られるようになった。
近代造園の生みの親と言われるが、南禅寺別荘群の池の水は琵琶湖疎水を利用したもので、この平安神宮の池もそうだ。
ただ、南禅寺別荘群は個人所有のものがほとんどで見ることはできない。
見ることのできるものは山形有朋が所有していた無鄰菴と、別荘ではないが、この平安神宮の庭くらいで、誰でもOK。

この池にかかる泰平閣と名付けされた屋根の付いた橋が素晴らしい。

御所より移築したものらしいが、本当に美しい。
真ん中の屋根の上には鳳凰の飾りがあり、優美さがある。

橋の屋根の小屋組みも美しい。

小川治兵衛のことはこの本に詳しい。

面白い。


d0021969_15591651.jpg庭師 小川治兵衛とその時代

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 16:04 | 泉 幸甫 | Comments(0)

日本一の大仏に願掛け Ⅰ

せっかく正月参りをするのであれば、日本一の大仏さんに限るということで奈良へ。
そして奈良、京都を回ってきた。
奈良の大仏さんはさすが貫禄がある。

以前、お願い事を奈良の大仏さんにしたら、見事願いが叶い、やはり大仏の神通力はすごいと、また行ったわけだ。
ただ、中国語と韓国語に溢れていたことが以前とはちがっちた。

それはそれとして、
大仏さんの後ろに、大仏殿の建物模型が置いてある。
大仏殿はご存知かもしれないが、3回建て直し、それぞれの時代の模型が置いてある。
最初が創建の奈良、次に鎌倉、そして現在のものが江戸。
この模型をよく見て気付いたのは、鎌倉のものが際立って良いことに気づいた。
長さは奈良の創建のものとほぼ同じで、現在のものよりずっと大きい。
さらに大きいだけでなく、外観のみならず内部の空間も素晴らしい。
現在の大仏さんは台の上にのっているが、鎌倉のものは高すぎず、床より自然に大仏に至っている。

余計な台がないだけにかえって仏像が強調されている。
また仏像の周りには柱が多く立っていて、これも大仏を強調するのに役立っている。
鎌倉の東大寺は重源によるものだが、空間づくりにおいてもずば抜けていた。
なお、重源が作った東大寺の建物は南大門(仁王さんおわす建物)の他は一部しか残っていない。
また、兵庫県小野市にある浄土寺浄土堂も重源の作で、これも素晴らしい。


泉 幸甫/泉幸甫建築研究所


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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:11 | 泉 幸甫 | Comments(0)

而邸 #20 正月の床の間

我が家の床の間、正月の設えです。
恥ずかしながら、ごちゃごちゃとものが並べ立てられている。

床の間の正面はペルーの遺跡から出てきた5世紀、ナスカ文化の絞り染めの布。

なんてことのない布っ切れと言ってしまえばそれまでなのだが、この赤が見事で、どうしても欲しくなり、ついつい買ってしまった。
この赤はラックカイガラムシという虫からとれるもので、世界的に使われていて、東南アジアを始めとして世界に広がる。

床板の上の焼き物は朝鮮新羅時代の焼き物、のニセ。
かつてソウルの骨董屋の店主が新羅の焼き物です、と言って勧めてくれたもの。
李朝の白磁は有名、その前の高麗時代は青磁、さらにその前の新羅は灰色。
その新羅のものという。
ホントかいな?そんなものが手に入るわけがない。
あまりにも奇麗すぎる。
しかも、新羅の焼き物は国外持ち出し禁止と聞いている。
ニセを百も承知で買ったもの。

床柱は、先日行った丹波篠山の焼き物屋で買った丹波焼の花瓶に、庭に咲いている侘助の赤を生けた。

押し入れの下はインドネシアのチークの木をえぐって作ったアンティークの臼。

という具合に世界各国の品々のごちゃまぜ。
でも、不思議と違和感がない。


泉 幸甫/泉幸甫建築研究所


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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:10 | 泉 幸甫 | Comments(0)

Apartment樹

東京のお屋敷には、南側に自宅を、北側にアパートを作り賃貸経営をするというのがありました。
そのような集合住宅の現代版が浜田山に完成しました。

賃貸をお探しの方はこちらへ。

泉 幸甫/泉幸甫建築研究所

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by npo-iezukurinokai | 2018-01-18 15:07 | 泉 幸甫 | Comments(0)

生ハムづくりは楽しく美味しい

今年で20年くらい続いていますが、正月は例年どおり西郷村の山荘にこもり生ハムの燻煙をやって過ごしました。煙をかけるのに温度を上げてはいけないので、寒い時期にしかできません。

12月中頃北海道から肉を10kg届けてもらい塩漬して冷蔵庫で10日ほど保存。それをタコ糸で縛って夜の風乾を1週間。年末に西郷村へ移動し、ドラム缶の中で1週間ほど毎日6時間燻煙をかけます。その後東京に戻って風乾し熟成させてやっと完成となります。とても手間はかかるのですが美味しくできるので続けられます。今では冬の薪ストーブ、夏の壁面緑化と同じように季節の行事としてすっかり定着し、毎年の楽しみの一つとなりました。それにしても今年は寒かった!

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松原正明建築設計室/松原正明







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by npo-iezukurinokai | 2018-01-15 18:26 | 松原 正明 | Comments(0)

安藤忠雄展

昨年の暮れが押し迫った頃、
終了する数日前の安藤忠雄展に行って参りました。

平日の夕方でしたが人でごった返していました。
調べたわけではありませんが、今まで日本の建築家展で
ここまで人を集めた展覧会はなかったのではないでしょうか?!
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何と言っても原寸模型とも言える光の教会が圧巻です。
この写真はほぼ日が暮れた時刻の写真です。多分光は
人工照明だと思いますが、雰囲気は良くわかりますね。

また安藤忠雄の今までの作品がほぼ見られる展示ですが
各プロジェクトの模型がすごいです!!驚きました。
ここまでやるのか!と言う感じです。
少し大きなプロジェクトの模型なら
小さな住宅が作れてしまいそうな
時間とお金が掛かっていました。いやはや・・・


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by npo-iezukurinokai | 2018-01-11 10:48 | 田代 敦久 | Comments(0)